関電のCMでプルサーマルを宣伝している楽天監督・星野仙一

星野仙一といえば、私がナベツネの次に大嫌いなプロ野球関係者だが、今年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督になった。東日本大震災の被災地の方々にとっては、この星野仙一という男は災厄以外の何物でもない。

ナベツネとの関係も良好なこの星野という男は、関西電力のコマーシャルに出演し、プルサーマルを宣伝している。

東北にお住まいの方は、この動画を見ただけで星野仙一が大嫌いになるだろう。動画の評価でも、「高評価」が1件、「低評価」が18件と、散々な評価を受けている。

実は、西日本は中国地方（中国電力）を除いて東日本よりも原発依存度が高く、関西電力は特に48%と異常に高い*1。蛇足ながら、関電の次に原発依存度が高いのが、どっかの有名ウェブ日記の書き手が逃げていったらしい九州（九州電力）であって、原発依存度は41%に達している。

星野の話に戻ると、仙台にある本拠地球場を修復中の楽天は、ホームゲームの開幕戦を阪神甲子園球場で行うらしい。相手は大阪を本拠地とするオリックスで、星野と同様に元阪神監督である岡田彰布が監督を務めている。

「甲子園に戻ってきた星野仙一が、岡田彰布と宿命の対決！ 開幕投手は甲子園を沸かせたマー君やでぇ」などという、主催者の楽天球団及び阪神甲子園球場の浅薄な意図がミエミエだが、甲子園球場のナイター照明も、電力の48%が原発で賄われ、その宣伝を星野がやっていると思うとしらけるばかりだ。

東北の方々には申し訳ないけれども私は星野仙一が大嫌いなので、この試合もオリックスが勝てば良いと思っている。オリックスとて親会社の会長・宮内義彦は竹中平蔵の盟友にして日本をぶっ壊した張本人だが、それでも岡田彰布には星野仙一と違って悪感情を持っていないので、オリックスが勝った方がまだマシだと思う次第だ。

*1:東京電力は23%、東北電力は16%