青空のスローな生活

旅行、写真、乗り物、料理、日常の出来事の記録です。ちょっぴり贅沢しながら、節約ライフ実践中です。

ゆく年くる年

 

2024年が往き、2025年が来る。

 

今年は、私にとって大きな節目の年でした。

 

昨年の暮れ、92歳の母が自宅で転倒して骨折。

 

手術を受け、回復が見込めるとのことでリハビリ病院に転院。

 

しかし、回復の兆しがないまま、1月末に持病の心臓病もあって亡くなりました。

 

父が、亡くなったのは、6年前の12月でしたが、母がいたせいか、あまり喪失感は湧きませんでした。

 

母の葬儀を終え、実家の遺品整理をし、思い出が詰まった実家は空っぽになりました。

 

実家には、就職後も暮らし、そして、結婚後も10年ほど同居していました。

 

自宅を購入し、別居するようになっても、実家に行けば親がいて、親族が集まる場所でした。

 

主を無くした実家は、税金もかかりますし、放置すればすぐ雑草だらけになり、防犯上も心配の種です。

 

落ち着いたところで、処分に踏み切りました。

 

いい歳をして恥かしい話ですが、両親がいなくなり、実家という存在がなくなり、寂寥感に苛まれました。

 

 

そして、今年は、定年退職して5年目という年でもありました。

 

長年勤めた勤務先を満を持して退職したのは、2019年の春のことです。

 

当時、同期の7~8割が、再雇用の道へと進む中、仕事からはリタイアするという決断をしました。

 

その理由の大半は、理不尽と不条理がまかり通る勤務先の組織風土でした。

 

残りの限られた人生をさらにそこで過ごすことは、人生の浪費と感じました。

 

上司には、強く慰留されましたが、これまでできなかったことをして自分らしく過ごす道を選びました。

 

そして、父亡き後、一人になってしまった母に親孝行をしたいという思いもありました。

 

人生観は人それぞれですが、欧米と違い日本では、働くこと自体を美徳ととらえる傾向が強くあります。

 

定職を持たないでいることに一抹の後ろめたさがあったのも事実です。

 

 

あれから5年。

 

当時、再雇用の道を選んだ人の多くもリタイアの時期になりました。

 

働いていないこともそれほど違和感が無い年齢となりました。

 

そして、母も見送ることができました。

 

しかし、気が付けば、自分自身が、前期高齢者の仲間入りをしていました。

 

歳をとるにつれ体力はなくなってきますし、かつては予想もしなかった病気や体調不良も襲ってきます。

 

 

5年前の「残りの人生を、これまでできなかったことをして有意義に送りたい」という気持ち。

 

来年は、改めてこの気持ちを大切にして、一日一日を過ごしていけるといいな。

 

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今年のブログは、この投稿をもって納めます。

 

一年間、不定期ながらも継続して投稿できたことに感謝です。

 

そして、拙いブログにお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

それでは、よいお年を!

 

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