おやぢの部屋2
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ベートーヴェンの「皇帝」は「上を向いて歩こう」のパクリ
 2020年の初頭の連休も終わり、いよいよ明日からは通常のスケジュールが始まります。その前に、ということで、我が家では長いこと物置の中にしまい込まれていた、「贈答品」を、連休の間に処分してみようということになりました。結婚式などの引き物としていただいたり、かつての豪華景品が売り物だった頃の「初売り」の景品としてもらったりという主に食器類を、一度全部チェックしてみようというのでした。もうしまい込んだ時点で、これらのものを実際に家で使うことはなかったわけですから、結局それらは大半がもう絶対に使わないものだというなりましたね。それで、それらをひとまとめにして全国チェーンの古本屋に行って買い取ってもらいました。実際にこういうものを売ったことは全くなかったので、それがいくらになるのかは全く見当が付きませんでした。まあ、段ボール箱5つ分ぐらいの量にはなりましたが、なんせ要らないものを処分するだけなので、まず二束三文で買い叩かれて、それでも2000円ぐらいになったらいいな、ぐらいに考えていました。
 そうしたら、なんと、全部で8000円以上で買い取ってもらえましたよ。ちょっとびっくりしましたね。このお店、最初は普通の雑貨類の買取レジに持って行ったのですが、受け取りに行ったときに、2点だけ「ブランド品」が混ざっていたので、それはそちらの方に回した、ということでした。それで、そのブランド品のコーナーに行ったら、受付の感じが全然違うんですね。雑貨はただのオープンレジだったものが、ブランド品では個別に仕切りが付いていて、椅子まですすめてくれます。まあ、買い取り金額は、そんなに大したことはありませんでしたけどね。
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 そんな風にして始まった今年のメインイベントは、何と言ってもあのオリンピックでしょうか。でも、半世紀前の東京オリンピックをリアルタイムで経験しているものですから、今回のものがあれと同じオリンピックとは全く思えないのが、辛いところです。ま、それは単に昔は子供だったのが大人になったためにものの見方が変わっただけなのかもしれませんが。それにしても、以前のオリンピックは純粋にワクワクしていたものですが、今回はもうさっさと終わってほしいものだと思っているのですから、その変わりようはすごいものです。
 ですから、我々にとってはこの年は「ベートーヴェン生誕250年」の方が、なんたって興味を引かれますね。それはもう去年のうちから始まっていますから、もはや世の中はベートーヴェン一色になっていますよ。CDでも、何種類もの「全集」が発売されていますからね。正直、最近のクラシック界ではこの偉大な作曲家に対する関心は、それこそ前のオリンピックのころのあたりの、もう絶対視されていた「大作曲家」という感じではなくなっていましたから、それがこんな形でまた盛り上がるのは、うれしいことです。実際に、私もそれを高々とキャッチコピーに掲げたコンサートに出演することが決まっていますからね。まあ、今まではニューフィルで年に1回は必ずベートーヴェンを演奏していたので、ある意味食傷気味だったのですが、それがなくなってしまった今となっては、やはり手応えのある音楽であることが再確認できますね。そして、この作曲家の場合は、どの声部が抜けても不完全なものになってしまうことが、改めてよく分かるのでした。少なくとも「第9」はフル編成でなくっちゃ。
 その「第9」のエンディングが「うちのごはん」になっていることは、数年前の「禁断」で書いたことですが、それが最近はかなり広まっているようですね。もちろん、それが私に由来しているとまでは思いませんが、なんかうれしくなってしまいます。
ベートーヴェンの「皇帝」は「上を向いて歩こう」のパクリ_c0039487_22012315.jpg
 そこで、ベートーヴェンのネタをもう一つ。ピアノ協奏曲第5番の第1楽章のテーマは、「上を向いて歩こう」の出だしのパクリです。
by jurassic_oyaji | 2020-01-05 22:02 | 禁断 | Comments(0)