Galaxy Round
cnn.co.jpから:
サムスン、世界初の曲面ディスプレーのスマホを発表
ロンドン(CNNMoney) 韓国のサムスン電子は9日、曲面ディスプレーを採用した世界初のスマートフォン「ギャラクシー・ラウンド」を発表した。
ギャラクシー・ラウンドの画面の大きさは5.7インチ。10日から韓国で発売される。価格の詳細や、韓国以外の国での発売予定については明らかになっていない。
韓国のLGエレクトロニクスも7日、スマートフォン向けの曲げられる湾曲ディスプレーの量産開始を発表している。
両社とも以前から曲面デザインの製品開発に取り組んでおり、すでに湾曲した画面を搭載した高級テレビが発売されている。
サムスンの公式ブログによれば、ギャラクシー・ラウンドはテーブルの上に置いた状態で少し片側に傾けるだけで電源が入るという。だがこうした機能が、ターゲットとなる購買層に喜ばれるかどうかは分からない。
サムスンは9月、腕時計型の端末「ギャラクシー・ギア」を発表。当初は大きな反響を呼んだ。同社製スマートフォンと連携して通話したり電子メールを送ることができる製品だが、ハイテク製品好きな人々からはあまり受けがよくなかった。
サムスンは今年7~9月期の営業利益が過去最高の92億~96億ドル(前年同期比23%増)となる見通しだと発表している。
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ということで、曲面有機ELディスプレイ搭載のスマホです。
で、
まず、なにが新しいかと言うと、
ディスプレイを含むスマホ本体が湾曲していること。
それだけ。
で、
曲面にして使いやすいかと言うと、
微妙。
むしろ、
違和感がある。
たぶん、曲面だからという理由で、この機種を選ぶ人はとても少ないと思う。
で、
技術面。
サムスンではポリイミドと言うプラスチックを基板に使った丸められる「有機ELディスプレイ」を開発してるけど、韓国内の宇部興産のポリイミド工場が立ち上がったという話は聞いてないし、まだ量産できるほど製造プロセスが確立しているとも思えない。
ということで、今回の曲面ディスプレイは薄いガラス板を使用したものと推察。
50ミクロン程度のガラス板はペラペラで曲げられるし、55インチの湾曲した大型有機ELディスプレイもこの種の薄板ガラスを使用しているので、今回の5.7インチディスプレイもその方式だろう。
ポリイミドを使用したタイプなら、「曲げられる」より「丸められる」特徴を生かした端末にしただろうし、ポリイミドなら「割れない」という最大の特徴もアピールできる。それができないのは、基板が従来と同じガラスだから。
そう言う意味では、Galaxy Roundは、技術的に目新しさはなく、単に「世界で最初に曲面ディスプレイを早く採用した会社」という記録を狙っただけのものと思われる。
でも、
こういう端末を企画して製品にまでできるサムスンの技術力は高いと思う。
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