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2009年9月

2009年9月30日 (水)

日本チャンピオン

 
  
東京第一ホテル米沢、朝、7時起床。
シャワーを浴びて歯を磨く。
朝食はもちろんヌキ。
 
胃カメラの朝は腹が減る。
 
ホテルから病院へは自家用車で5分。
緊張はない。
 
まずはレントゲン撮影を軽くこなす。
最近の装置はすすんでて、写真フィルムが不要のようである。
感心する。
 
その足で内視鏡検査室へ。
 
5分ほど長椅子で待っていると名前を呼ばれて中へ。
ここで、しびれゲル物質を口の中にチュウ〜と投入される。
かつてはカップヌードルができあがる時間を待たずしてオエッとむせたけど、今はなんだかこのしびれ具合に心地よささえ感じる。
5分たって、しびれた舌を操作してドロドロゲルをじわりとじわりと飲み込む。
オレも上達したよなあ、とちょっと感慨深い。
 
前の壁には担当医の名前が表示してある。
3部屋あるので3人ほどおられるようである。 
  
看護婦さんは美人が好ましいのでそう願っていると、名前を呼びながら迎えに来られたのが、お目々ぱっちりのきれいな人でなんだかいい予感。 
 
さあ、やってもらいましょうかと、胃カメラベテランは落ち着いた態度でベッドに横たわり、口を米沢鯉のように開けて担当医を待つ。
 
で、よろしくお願いします、と来られたのが、かなりお若い先生。
学生か?
おいおい大丈夫か?
と、ちょっと、嫌な予感。
 
はい、行きます、と右手に持った先端がぴかぴか光るチューブを鯉の口へ。
えぐえぐ、うぐうぐ、
いつものように、のどを刺激され、ちょっとオエッとなりながら、早く入れて入れて、と時と場合によっては卑猥に聞こえることばを頭の中でつぶやいてると、
 
ちょっと緊張されてますね、一度、抜きます、と言って、チューブを外へ、
 
コラ〜、そこで辞めてどないすんねん、一番苦しいとこやないか、
そこは、一気に入れるんや、一気に!
と、声に出したかったけど、口にはめられたプラスチックの輪っかがじゃまでできない。
 
じゃあ、もう一度行きま〜す、
 
と言って、えぐえぐ、うぐうぐ、
再度、のどを不必要に刺激され、オエッオエッとなりながら、不覚にも大きなお目々からは涙を流しながら、ピカピカの先端が十二指腸まで届くのを待った。
 
嗚呼、
 
またウミガメの産卵状態や。
妻や娘には見せられん。
 
しかしまあ、二度もつらい目に遭わされたら、さすがのベテランでも苦しい。
たのんますよ、先生。
 
ということで無事?に終わった胃カメラであった。
 
 
で、なにが日本チャンピオンかというと、肺活量。
この年齢の平均は3500cc位らしいけど、このおじさん、なんと5500cc。
理系大学教授肺活量シニア選手権大会が開かれれば、間違いなく優勝候補のなのだ。
  
それと、負荷心電図測定の結果を見て、内科医の先生が一言、
よく、その身体で、脈拍114とは低いですなあ。
強い心臓をお持ちです。
 
えっへん、
 
胸を張りながら、実はこの腹の周りのブヨブヨは脂肪じゃなくて筋肉なんですよ、なんてバカなことは言わなかった。
  
ついでに、報告しておくと、ガンマGTPとかの血液検査はすべて正常値。
特筆すべきが、中性脂肪、なんと104。
正常範囲が30~150だから、この身体でなんという数値なんだと、お医者さんもびっくり。
健康優良児ってオレのことか。
 
 
とにかく、見かけよりも中身のすごいことが証明された人間ドックなのであった。
 
 
 
 
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2009年9月29日 (火)

米沢警察署

 
 
昨日の朝のこと。
大学に行くと、研究棟の前に覆面パトカーが。
近づくと、「城戸だな」といきなり私服警官が声をかけてきた。
 
より正確には、
 
「城戸先生、おはようございます。」だったけど。
 
実は、米沢警察署での講演が予定されていて、わざわざお迎えに来ていただいたのだ。
でも、白黒のパトカーだったらもっと気が利いてたんだけどなあ。
 
10時からの講演会だけど、早めに着いて、まず屋上に連行された。
というか、連れて行っていただいた。
 
そこには約40名ほどの署員の方々がビシッと整列されていて、米沢署協議会委員の方々と準備されたパイプ椅子に着席した。
これは、「通常点検」という月に一度の服装、装備点検で、そこに立ち会ったのだ。
 
まず、服装点検。
これには署長の後ろに金魚の糞のようにくっつかせていただいて、「帽子が傾いてるぞ」とか「ちょっとダイエットしたらどうだ」とか、声に出さずに見て回った。
 
他にも警察手帳の点検とか、警棒のチェックとか、拳銃の試し打ちとか(こんなのないです)、次から次へと緊張感をもって実行された。
 
なかでも、警笛チェックの時、美人婦警さんの笛がうまく鳴らなかったのでこっちがあせってしまった。
 
 
署長様、いい経験をさせていただき有り難うございました。
米沢が平和な理由もよくわかりました。 
これからも何かとお世話になるかも知れませんが、その時はよろしくお願いします。 
 
 
講演会が終わってから、伝国の杜までお送りいただき、そこでテレビの取材。
 
米沢市市政施行120周年記念番組 
祝!大還暦2009「未来にはばたく米沢市」
  
というタイトルの番組で、オンエア は、10月11日(日)13:00-13:55、チャンネルは山形放送。
 
みてね。
 
 
午後からは福島へ。
 
工学部のクルマに乗せてていただき学部長と福島県庁へ向かったのだ。
築400年?の庁舎で内堀副知事と約一時間の面談。
とにかくフットワークが軽くて現場主義の副知事、地理的にも近い山形大学工学部との連携をぜひ積極的に進めましょう、ということで話はすぐにまとまった。
 
新潟、山形、福島の天地人つながり、動き出せば面白いことができると思う。
 
 
で、一夜明けた今日は恒例の人間ドック一日目。
前菜のような血液検査とか糖代謝とか、目の検査とか、耳の検査とか、心電図とか、楽勝もんのオンパレードで途中で眠くなった。
明日はメインディッシュの胃カメラがあるんだけど、すでにエキスパートの領域に達している管理人、カメラをエグエグされている間、眠ってしまわないか心配だ。
 
なんてバカなことを書いているとホントに眠くなってきたので、もう寝ます。
また明日。
 
 
 
 
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2009年9月27日 (日)

祝優勝

 
 
7月中旬から空手を習いに行って早2ヶ月とちょっと。
出張やら宴席やらで休みがち。
けど、「続けてるから偉い」と練習に行くたびに自分自身をほめる今日この頃、
うれしいニュースが入ってきた。
 
それは、師匠の師匠でありスポーツクラブの師範である吉玉宗生師範が「日本スポーツマスターズ2009富士山静岡大会」の男子組手2部で優勝されたのだ。
まあ、優勝は優勝ですごいんだけど、なんと師範は、
 
7年連続決勝進出5回目の優勝、2回の準優勝
 
なのだ。
まいったか。
 
とにかく、試合を観戦した人によると「強い」の一言、らしい。 
そのニュースをいつも教えをいただいてる師匠である大武指導部長から土曜日の練習終了後にうかがったんだけど、子供たちに向けたそのときの話がすばらしい。
 
「今回は、ある県からかつて全日本優勝の選手が出場しました。みんな決勝まで行くだろうと予想してました。けど、一回戦で負けました。たぶん、優勝した過去の栄光のために慢心があったのかも知れません。空手は一旦強くなっても努力を続けなければ弱くなるのです。」
 
そうそう、
科学も一緒ですな。
研究を続けないと、ノーベル賞受賞者だってその知識は古くなって時代遅れになる。
大学でも教授になったからと言って、研究をおろそかにすると助手にすら負けてしまう、ってオレのことか?
 
で、続き、
 
「だから、吉玉師範はすごい人です。これだけ勝ち続けられるということは、単に強いだけじゃなく、強いのにさらに努力をされてる、ということです。みんなもぜひ見習ってください。」
 
「はいっ」と心の中で元気よく返事した。
 
 
その吉玉師範が10月中旬に半年ぶりに米沢に来られる。
練習を見ていただけ、しかも初めての昇級審査がある。そこで、自宅では専門書も読まずに、こっそりとDVDで形のイメトレをおこなっている管理人なのである。
 
実は以前お目にかかったときに入門すると「男と男の約束」をしたので、無様なところはお見せできないし、「7年後にマスターズの決勝で会いましょう。」なんて、酔っぱらって言ったものの、師範の真の実力を改めて知り、まあ、自分の実力のなさ、体力のなさ、根性のなさ、は小学生のころから知ってたんだけど、この約束が果たせるかどうか、少々微妙な状況になりつつある。
 
だいたい自衛隊体育学校の空手道教官に理系大学教授が空手で挑むというのは、大山倍達に芝犬が挑むようなものなのかも知れない。
  
そう思いませんか?
 
 
 
 
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2009年9月25日 (金)

山形県科学技術賞

 
 
本日、平成21年度の山形県科学技術賞をいただくこととなりました。
推薦いただいた山形大学工学部長、そして県選考委員の皆様、もちろん研究室のスタッフ、ポスドク、学生のみなさん、有機エレクトロニクス研究所の研究員、技術員、事務員の皆様、共同研究企業の方々、友人、知人、そして最後に妻と娘に、心から感謝いたします。
身に余る光栄でございます。 
 
早々と祝電をいただきました皆様、有り難うございました。
 
  
昨夜、山形新聞の記者さんから電話インタビューを受けて、コメントさせていただきました。
それが山形新聞に掲載されております。
 
城戸氏の話:
これまでの研究、開発などの学術面に加え、地元産業の振興と地域活性化に貢献したいと努力してきた点も評価され非常にうれしい。自分の志はもっと高いところにあり、まだまだ道は半ば。これからも県と一緒になって地域のために頑張っていきたい。
 
有機ELの研究ばかりではなく、有機太陽電池をぜひとも実用化まで実現したく、科学技術の発展と山形県の繁栄のため、微力ながら努力いたします。
皆様もこれまで以上にご支援、ご声援いただきたくよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
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2009年9月24日 (木)

芋煮

 
 
先日行われた山形市の日本一の芋煮大会では、発行した整理券や前売り券に対して、量が全然足らなくなって大ひんしゅくだったけど、本日の研究室芋煮大会は、量はバッチし、味もバッチしで、教授は大満足。
 
芋煮以外にも、某飲食店のKさんがこれまた絶品の戻り鰹のタタキを差し入れてくださって、普段口にできない学生たちがよろこんだ。
 
嗚呼、うまいうまい。
 
 
以下、写真集。
 
 
(写真)教授の日頃の行いよく、快晴。
1
 
  
(写真)万が一の雨に備えて、橋の下。ここ押さえるのに4年生が徹夜した。 
1_2
   
 
(写真)前菜の鰹のタタキ。タレが絶妙。
1_10
 
 
(写真)タタキにあうお酒までいただいた。
1_11
 
   
(写真)これ芋煮です。ピンぼけでスマンスマン。
1_9
 
 
(写真)ハシモトのおとうさ〜ん、息子さん元気ですよ〜。リサちゃ〜ん、タカハシ元気ですよ〜。 
1_3
 
 
(写真)向かって右から2番目は凸凹印刷(仮名)に就職したカミヤじゃないか。よく来たよく来た、おまえは卒業生の鏡や。
1_4
 
 
(写真)こないだしこたま叱られたノリサダがもう笑ってる。 
1_5
 
 
(写真)腹が減ったと赤子にまで手を出そうとするヒダ。 
1_6
  
 
(写真)そういえば、プリプリしているなあ。
1_7
  
 
(写真)あんなところにも学生が。
1_8
  
  
(写真)鍋の番人。逆光ですまんなあ。 
1_12
 
  
(写真)〆のカレーうどん。最近の定番ですなあ。
1_13
 
 
(写真)デザートは、もちろん「すみや」のシュークリーム。3つ食べたら満足できた。
誰がダイエット中や。
1_14
 
 
突き出た腹をさすりながら、大学に戻り、近所の「くるまや」さんにでかけて行った。
朝あずけたクルマの様子を聞くと、ストップランプの片側が切れていたとのこと。
すでに取り替えてくれていた。
 
しかし近くにこういう気の利いた店があると助かるなあ。
山大工学部の教職員のみなさん、ここメチャ便利ですからね。
  
 
実は、この「くるまや」のシライさん、前にも書いたけど、ボクサーのブリーダーで全日本一位の優秀犬を生み出すくらいのすごい人なので、ついでにマラミュートの子犬のこととかを聞いて、知り合いに探してもらうことになった。
生後2〜3ヶ月のグレー&ホワイトの雄。
だれか知りませんかねえ。 
 
犬舎の大きさとか種類とかも聞いて、ネットで調べて、だいたいの置く場所とかも決めて、
心はすでにマラミュート100%。
 
 
グレてた娘も品行方正になってきたことだし、 
だんだん、我が家に家族が一匹増える日が近づいてきたデ。
  
  
 
 
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2009年9月23日 (水)

連休

 
 
全国的に5連休ということで、ここ米沢には観光客の方々が日頃の20倍くらいの勢いで押し寄せてこられて、道路は渋滞、ラーメン屋には長蛇の列、ということで脱出した管理人一家。
 
月曜日は、クルマで45分の白川ダム湖畔でキャンピング。
高校以来と言うことで、あの頃と違い車は使えるし、道具も進化しているし、で超便利になっているオートキャンプ。
新しいドーム形テントや寝袋をトランクに詰め込んで、昼過ぎに市内から逃げ出した。
  
山道をくねくね登っていくと、人造湖のほとりに綺麗に整地されたキャンプ場があって、多くの県外ナンバーも見受けられた。
受付に行くとイチローさんが待っててくれてテント設営場所に案内してくれて、そこにはすでに3つのテントが張ってあって、イチローさんの最愛の妻のキョウコさんとか、ニッシーおしどり夫妻とか、スギモト似たもの夫婦とか、がビールを飲んで騒いでいた。
犬のハルとかベル?もいた。
   
 
(写真)犬のハルとその飼い主。「背中には旦那より愛してる」と書いてある。 
1
 
 
今のキャンプ場は電源の設備まであって、一日早く来ていたイチローテントにはパソコンが広げてあって、そこはさながらオフィスと化していた。
最近のオートキャンプ場はすごいのだ。
 
准教授らしく論文でも執筆しているのですかと聞いたら、昨夜は普段見られないDVDを夫婦で観ていたとか。
 
嗚呼、
 
教授の道は遠いデ。
 
近くに釣り堀があるというので、イチローさんに渓流竿を借りて、イチローさん、スギモトさんとともに入場料500円を払って糸を垂らしたものの、ワカサギが餌のクリ虫をつっつくだけで期待した大きなニジマスは姿を見せなかった。
 
500円返せ。
  
 
(写真)孤高の釣り師、イチロー。
1_2
 
 
夕方になってビールを飲んで馬鹿話をしていると、例のコーちゃんとノリちゃんが、差し入れのお肉をもってやってきた。
 
BBQとか、ミネストローネなんかを作っては食べ作っては食べ、とにかく昼からダラダラ食い、ダラダラ飲みして、これじゃあ日頃のダイエットが台無しやと思ったけど、たまにはいいよなあ。
連休明けからリスタートだからね。ダイエット。
   
 
(写真)燻製タマゴ調理中。
1_4
 
  
(写真)誰や、うしろで大きな口あけてるのは。
1_3
 
 
夜も更け、ますます盛り上がる一同。
 
コーちゃん、ノリちゃん、がテントを持参していないとおっしゃるので、じゃあうちの豪邸テントにどうぞどうぞとお誘いしたんだけど、ノリちゃんが危険を感じたのか辞退した。 
真っ暗な夜道、絶対にルームミラーを見てはいけませんよと、釘を刺したけどどうだったのか。
 
やばいんだよなあ、このメンバーが集まると。
  
ひさびさのテントでも熟睡した管理人、朝もゆっくり起きて大自然の中で手作りサンドイッチをほおばり、コーヒーなんかをいただくと、日頃のストレスが吹っ飛んだ。
 
ええなあ、キャンプ。
また来よう。
 
 
昼前に帰宅。
そして準備して、蔵王のペンション「ノエル」へ。
ここは城戸家御用達、東北地区ナンバーワンのペンションなのだ。
 
夕食前に到着して、一風呂浴びて、楽しみの洋食ディナー。
前回は中華だったけど、洋食もいいのだなあ、ここは。
 
うちの卒業生のイイズミ家族が前日にお世話になってて、我が家のために赤ワインの最上級のを一本差し入れしてくれてた。
その心配りに感謝と感動。
  
嗚呼、
 
立派な社会人になったのね、とうれしかった。
格別においしかったですよ。
ありがとう。
 
 
そんな連休もとうとう終わりと言うことで、あすからまた仕事。
さっそく人事関係の委員会はあるし、その資料はまだ作ってないしで、いきなりストレスを感じる大学教授。
もっと、連休続かんか、と残念な連休最終日なのである。
 
 
  
 
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2009年9月20日 (日)

健康チェック

 
 
大阪の人たちには理解してもらえると思うけど、おならをするときに、いわゆる「にぎりっぺ」とか、人の顔の前でプ〜、ってやるのは普通。
うちでも、娘にやってあげると、くさいくさいといって喜んで逃げ回る。
もちろん娘も同じことを父親に対してやるので、そのときは強くしかる。
 
そんな父娘を見て、いつも家内が一言、
あなたたち、何やってんの?
  
教えてあげた。
あのね、これは健康チェックなの。
おならのにおいで健康状態がわかるんだからね。
 
そしたら、返ってきた。
 
あなたたち動物?
  
嗚呼、
 
わかってないんだなあ。
 
 
 
 
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2009年9月18日 (金)

アラスカンマラミュート

  
 
この2週間ほど、うちの家族会議の議題は犬を飼うかどうか、である。
 
うちは、全員、犬派である。猫派はいない。
しかも、全員、犬らしい大型犬が好きである。
もし飼うとしたら、アラスカンマラミュートに決まっている。
実は、名前も決まっている。
もし飼ったら、娘はソリを引かせると言っている。
  
で、何が決まっていないかというと、誰が世話するかと言うこと。
この大型犬は運動させないと不機嫌になるらしくて、毎日、雨の日も雪の日も誰かが外に連れ出さないといけない。
 
もちろん、娘は自分がやると言う。
けど、こいつの言うことはやすやすと信じられない。
 
で、言ってあげた。
 
あのね、自分の世話もできない人が、どうやってワンちゃんの世話できるの?
まず、朝起きてママが怒り出す前に、顔洗って、ご飯食べて、集合時間の5分前に準備を終えてごらん、
毎日、宿題しなさいと言われる前に、宿題終えてごらん、
お風呂に入るときには、自分でパジャマ準備してごらん、
一週間つづいたら信じてあげるよ。
 
うん、わかった、というものの、
今朝も、集団登校の集合時間に遅刻した。
 
嗚呼、
 
アラスカンマラミュートが家に来るのはいったいいつになることやら。
 
  
 
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2009年9月17日 (木)

エギング

 
 
たまにこのバカブログで登場する「うふパパ」。
きょうは、うふパパとその師匠、市役所の某S氏、初心者某K氏の四人で朝の4時に米沢を出て、新潟県の村上市の海岸にイカ釣りに行ったとか。
写真を入手したので、まずはその様子から。 
 
 
(写真)こういうメンバーね。
13 
 
 
(写真)うふパパのアップ
1
ごめんなさい、ご飯食べてた人。 
 
 
(写真)目の前には鯛が手招きする粟島が、 
1_2
 
 
イカ釣りと言っても船から釣るのではなくて、防波堤からルアーを使っての疑似餌づり。
このイカ用の疑似餌を餌木(えぎ)と言って、その釣り方をエギングと言うらしい。
 
 
(写真)餌木とアオリイカ
1_3

 
その釣果である約40杯を「こんどう」に持ってこられたので、お客さんをお連れした管理人、ご相伴にあずかった。
 
まずこれ、イカ刺し。 
 
 
1_4
  
これほど、甘いイカ刺しは生まれて初めて。
シコシコ感も若いイカだけあって、適度な歯ごたえを与えながら、抵抗なく溶けていく。
 
嗚呼、
 
海からの贈り物や。
 
で、管理人好物のイカ天。
 
 
1_5
 
 
その若々しさと甘さのワンツーパンチで天に昇りそうになった。
その後に続くゲソ天は、真空飛び膝蹴り。
 
嗚呼、
 
海からの贈り物や。 
幽体離脱しそう。
  
そして、最後はイカ耳。
  
 
1_6
 
  
シコシコ、キュッキュッ。
 
嗚呼、
 
若いアオリイカの耳はうまいで。
これこそ海からの贈り物や。
 
 
いつものように、大学教授にふさわしくない表現。
このアオリイカ、女性にたとえると、
   
 
海の「ハ・ジウォン」や。
    
  
しかしまあ、世の中にはまだまだうまいもんがあるもんやなあ。
 
 
 
 
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2009年9月16日 (水)

夜の早慶戦

 
 
きょうも東京日帰り出張。
 
工学部長とともに、とあるファンディングエージェンシーを訪問し、有機ELの状況、山形の取り組みを説明してきた。
これまでの成果をほめていただき、これからの活動にも期待していただき、過去何年間の苦労が認められた気がしてなんだかうれしかった。
 
単純だなあ、技術者というのは。
 
帰りのつばさで米沢の某A社長といっしょになり、しばし情報交換。
とてもお忙しそうで、なかなかお目にかかる機会がないので、こういう機会は重要だ。
山形県にとっての有機ELの重要性をとてもよくご理解いただき、県庁や市役所にも意見を言っていただけるこういうサポーターはとて貴重である。
いつものように、米沢に着いたら起こしてくださいね、と言われてご自分の席に戻られた。
 
どうか飲み過ぎないようにしていただきたい、と心配した。
人のこと言えないけど…。
 
 
いつものように寝る前にメールをチェックすると、いつものように八王子の職人さんから旅日記が届いていたのと、夜の早慶戦の案内が来ていた。
 
そうそう、そう言えば今年から米沢の早稲田大学OB会と慶応大学OB会の交流会をやりましょうと、二月ほど前に慶応OBの重鎮の方々に提案して、ぜひにということになり、野球の秋の早慶戦の初戦の夜に飲み会をすることにしたのだ。
  
だから、
 
このバカブログをお読みの米沢周辺の早稲田と慶応のOBの方々、ぜひともご参加を。
連絡受け取ってない方、城戸まで連絡ください。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・
 
米沢稲門会 会員 各位
 
六大学秋季リーグがはじまる季節となりました。
皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
 
米沢稲門会の懇親会を、米沢三田会と合同で、早慶戦の初日に開催する運びになりました。
交流・親睦を深められればとおもっております。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。
出席・欠席のご連絡のほど宜しくお願い致します。
 
早稲田大学校友会 米沢稲門会
       会長 城戸 淳二

        ― 記 ―
 
日時 10月31日土曜日 午後6時~
   
場所 グランドホクヨウ米沢 
3階 エクレシア
米沢市金池2丁目3-7
電話 0238-22-1238
 
会費 7000円
 
・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
米沢で早稲田のOBといえば、安部三十郎市長、慶応のOBと言えば、近藤洋介衆議院議員、どちらも米沢にとっては重要で大切な人、そういう人たちが身近に感じられる早稲田大学卒業生でよかったなあと思う今日この頃なのである。
 
 
 
 
 
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原方刺し子のこと

 
 
「天地人」観てますか?
とうとう上杉が会津まで来ました。
もうすぐ、米沢です。
 
米沢と言えば、原方刺し子。
 
yonezawa.infoより
 
刺し子とは、上杉藩下級武士の原方衆(半農半士の武士) の妻たちの手で作られたのが始まり。
貧しい時代に布に糸をさすことによって、つなぎ合わせ、重ね合わせ丈夫に使えるようにと刺し子をほどこしていたもの。
現代に受け継がれた刺し子の技術、作品を米沢において紹介しているのが刺し子工房創匠庵遠藤き
よ子さん。
 
 
その遠藤きよ子さんの作品展が東京で開かれます。
天地人を観てる人も観てない人も是非。
 
 
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2009年9月15日 (火)

シュークリーム

 
 
東京出張。
 
正午近くに東京駅で企業の方々と待ち合わせ。
食事をしながら有機ELディスプレイの製造ラインについて議論した。
これからラインを立ち上げるなら、有機の蒸着部分はリニアソースにインライン方式、もちマルチフォトン構造、薄膜封止はCVDか対向ターゲットスパッタ。
カラー化は、白色をベタでつけて、カラーフィルターでRGB化。
 
これしかありませんからね。
ノーチョイス。
 
と、とどめを刺した。
 
お土産にいただいた相模原の「ら・ふらんす」と言う洋菓子店のシュークリームを持って、つぎの会合へ。
ここでは、NEDOプロジェクトの報告会が開かれた。
もしかして、差し入れたシュークリームが足らなかったらどうしよう、と心配したけど、ちょうど人数分の10個あったので、ジャンケンしなくて済んだ。
大の大人がシュークリームを取り合いしたら恥ずかしいもんなあ。
 
それに、青山学院大学の先生が、忙しくてお昼を食べそこなったので、このシュークリームで命が助かりました、とおっしゃったので、尊い人命まで救ったのだ。
有り難きシュークリーム。
 
この場を借りて、いただいたOさんに「ごちそうさまでしたx10」。
  
おいしゅうございました。
 
 
プロジェクト報告会の内容はここでは公開できないけど、ちゃくちゃくと実用化に向けて白色素子ができあがってることだけは伝えてもいいと思う。
実物も見せていただいたけど、綺麗な白色パネルが上品な輝きを放っていた。
 
 
報告会が終わってしばし雑談。
今年度でこのプロジェクトが終わるので、来年度から新たに有機EL照明プロジェクトがスタートするのかと思いきや、どうもNEDOは太陽電池にご執心で、有機EL照明は企業でやってちょうだいというスタンスらしい。
 
ええええええええ、
 
まだ消化していないシュークリームが胃から逆流しそうになった。 
実用化に向けて、 エベレスト登山で言えば今は8合目付近。
これからが一番厳しいところなのに、ここから上はシェルパなし、無酸素で登頂しろと言われてるようなもんですなあ、ハッハッハッ、
と笑った管理人。
 
笑ってる場合か。
   
民主党に政権が移って、なにか変わらないか期待する今日この頃。
理系の鳩山総理には、是非ともものづくりを支援していただきたいと思う。 
 
 
 
 
 
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2009年9月14日 (月)

美人女性知事

  
 
きょうのお客さんは特別。
敬愛するH氏と最近知り合って意気投合したY氏。
ご両人とも、日本を代表するディスプレイ業界の重鎮。
名前を出すと、いろいろと波風が立つかも知れないので、ここでは出さないけどね。
 
有機ELの将来像を語り合い、やっぱりフレキシブルで、しかもRoll-to-Rollで生産できるのが究極だし、それが有機の良さですよね、と言うことで意見が一致した。
 
しかし、過日申請したプロジェクトでは、審査員の方々がそこを認めずに結局は不採択。
分野の異なる審査員の方々には理解いただけなかったことが残念だ。
 
結論として、別途、国に予算をつけてもらいましょうと言うことになった。
この国のことを考えると、技術立国なんだから、しかもものづくりの国なんだから、政府にはビジョンを明確に、着実に実行して欲しいと思うのだ。
その点、鳩山総理は東大工学部で理系だし、官房長官の平野議員は松下出身だし、ものづくりにスポットライトを当ててくれんじゃないかと、期待する。
しかも、地元選出の近藤洋介議員は有機ELの支援を打ち出しておられる熱い人だし、支援いただけるなら大阪人の自分自身も山形県のために頑張りたいと思う。
 
 
一方、
  
ある県庁関係者によると、山形県内の産業界でも有機ELに直接関係のない会社の社長さんの中には、有機ELにこれ以上投資して意味があるのか的な発言をされる方々がいるらしい。
ガッカリするね。
 
考えてもみて欲しい。
 
もし7年前に県庁が43億円と言う予算をつけなかったら、「有機ELの山形」なんていう話はありません。
じゃあ、他に何があるかと言えば、寂しいかなこれが何もない。
 
有機エレクトロニクス産業が県内に集積すれば、税収は増えるし、雇用は増えるし、それだけ人は集まる。そうすると、みんな家を建てて、外壁材も売れるのだ。
家具も売れるだろうし、スーパーも繁盛する。
 
風が吹けば桶屋が儲かる方式で県内が活性化するのに、そこまで考えが及ばないケツの穴の小さい(下品でスマン)経営者が多いのには、辟易する。
 
だから、山形はじり貧。
  
こういうときに、もっと自分に発言力があればと思うんだけど、地方大学の教授の叫びなんて、中央には届かないし、地方ですらトップには届かない。
 
 
今夕、面白かったのが、うちの小五の娘にHさんが、大きくなったら、何になりたいの?
と聞いたとき。バカ娘が一言、
 
山形県知事、
 
と言った。
なぜかって言うと、父親(このオヤジね)がこの数年、知事にもっとリーダーシップがあればと言うのを耳にしていて、じゃあ自分が立ち上がると言う気になったらしい。
 
けど、娘に言う、
 
あのねえ、知事には誰でもなれる。
漫才師でも、芸人でも、主婦でも。
けど、いい知事になるのは難しい。
 
どうやったら、いい知事になれるかというと、
まず、興譲館高校に行きなさい。
次に東大の法学部に進学しなさい。
そして、財務省に入省しなさい。
現場を見なさい、中小企業の痛みを知りなさい。
小学校や中学校の現場を見なさい。高校や大学の現状も。
地方の問題点、都市部の課題を肌身を持って感じなさい。
  
そして、3年たったら知事選に出馬しなさい。
 
間違いなく、当選する。
そしたらおまえは、日本初の若くて美人で女性の知事になるのだから。
わかってると思うけど、当選したら、私利私欲を捨ててとにかく県のために尽くしなさい。
   
というと、うん、と返事をする純粋な娘。
この子ならできるかも知れない、と密かに期待するバカ親なのであった。
 
 
あと、14年待ってくださいね、山形県民のみなさん。
 
 
 
 
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2009年9月13日 (日)

小雪

 
 
米沢に唯一あるスポーツクラブのジャンプ
9月からの会員登録して以来、今日初めて行った。
日曜の午前中と言うことで、プールも空いていて、30分泳ぎ続けたらバテた。
この体力のなさが恥ずかしい。
 
午後は、空手道のDVDでイメトレ。
平安初段を30回は観た。
10月に師範が来られた時にある程度の上達をお見せしないと自分自身恥ずかしいし、コーチもきっとしかられるのだ。
 
がんばるぞ。
 
夕刻から、卒業生の小原が送ってくれた大阪王将の餃子を持って「旬采こんどう」へ。
具と皮が別々の最高級品で、管理人もこれが一番おいしいと思う。
 
お店で皮に包み、その場でサトミちゃんに焼いてもらう。
一回目は焼きが甘かったけど、二回目は狐色。
 
さすが天才シェフ。
 
3人前いただいている途中で、二階から柴田教授が降りてこられて、ちょっとちょっと二階においで。
と誘われた。
 
どれどれ、と赤ワイン片手に階段を上ると、
山大工学部の辺境地で日本を変えようとされてる同士の方々と、
経済産業省の「小雪」さん。
 
文科省より、経済省に入り浸っている管理人、切れ者のお役人は何人も存じ上げてるけど、超切れ者でしかも美人にはお目にかかったことはない。
 
一度でいいから、こんな上司に眉にしわを寄せながらしかられたいなあと、思った。
変かなあ。 
 
 
そんな話をカウンターでしていると、親方が、
あのですねえ、三友堂リハビリセンターにも小雪そっくりな人がいるんですよ、って。
 
ねえねえ、マー坊、
お願いですから、独り占めしないでこんどうにお連れくださいよ。
 
 
恐るべし、三友堂リハビリセンター。
 
 
 
 
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2009年9月12日 (土)

目からウロコ

 
 
出張続きだったので、久しぶりに空手に行ったら、体が振り出しにリセットされていて柔軟性はないし、筋力はないし、しかも10月には師範がこられて検定だというのに型も覚えていない。 
 
明日からダイエット、そして筋トレや。
 
 
夜は鯉太郎さん主催の米沢牛すき焼きを食べ比べる会。
肉の黄木が経営するレストラン金剛閣でノリちゃん、コーちゃんを交えて舌鼓をうった。
 
前菜は鯉太郎さん持ち込みの鯉料理。
最初は鯉の内臓の甘露煮。
 
 
1_2
 
 
これはうまいで。
 
しかも「元気が出る」とのことで、コーちゃんが一言、
「ねえノリ、今夜どうする?」
 
おいおい、子供の前でする話ですか。
 
 
鯉料理で目からウロコが落ちたのが、鯉の塩焼き。
  
 
1_3
 
 
嗚呼、
 
これは米沢名物になりますね、とコーちゃんとジュンちゃん。
これは鯉料理屋さんだけじゃなく、和食のお店で扱って欲しいし、オリーブオイルかけてイタリアンでもいける。
 
恐るべし、米沢鯉。
 
 
で、メインイベントは米沢牛の食い比べ。

最初は、A4メス枝重量333kgと小柄、若いお肉。「昔の米沢牛」のように脂質、体型、肉色、融点が低く、とてもバランスが取れている牛、だそう。
次が、A5優秀牛の肩ロースがしかもちょうど絞めて40日くらいの熟成で食べ頃。
 
それぞれの写真はこのとおり、見た目も違う。
 
 
1_4
 
 
1_5
 
 
で、味はいかがかというと、
大学教授という立場を離れて、
言わせてもらうと、
 
片や、二十歳のピチピチのハツラツとした女子大生。
片や、35歳の熟女。
 
具体的な例を挙げると、

片や、ハ・ジウオン
片や、吉永小百合。
 
 
ようするに、どちらもおいしいのですよ。
 
  
米沢に住んでて良かったなあ。
 
鯉太郎さん、ご馳走様でした。
 
 
 
 
 
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2009年9月11日 (金)

うつくしきもの

 
 
午後から来られたお客様。
開発中の有機ELディスプレイを持参された。
 
ああ、うつくしい。
 
やはり、有機ELの画像の美しさは、その辺の液晶なんて目じゃないなあと改めて感心した。
お願いです、早く製品化してください。
 
  
お土産に持ってきていただいたのが、この本。秘蔵DVD付き。
 
1
 
 
ああ、うつくしい。
 
やはり、ハ・ジウォンの美しさは、その辺の女性事務職員なんて目じゃないと改めて感動した。
お願いです、そんな目で見ないで。
魂が吸い取られそう。
  
しかし、みなさんこのバカブログをよく読まれているなあ。
 
 
夜は、あるライティングデザイナーのお客様とこんどうへ。
イカ天、ゲソ天、エビ天、
 
ああ、おいしい。
 
やはり、このお店ではイカ天が一番おいしいのだ。
いつの日か、丼いっぱい食べてみたいと思う。
 
 
たまたまカウンターの隣に座ったのが、コーちゃんとノリちゃん。
体重の話になって、コーちゃんが、オレは脱いだらすごいんだ、って言ったら、
ノリちゃんが、この人脱いだらカエルみたいなの。
と言った。
 
ああ、うつくしくない。
 
ノリちゃんは一部ではノリピーと呼ばれるほど、いつも異常にハイテンションなんだけど、ハイジャンプでは5センチしか飛べないとカミングアウトした。
それって、背伸びでしょう。
と、誰かが突っ込んだ。
  
 
明日の夜は、鯉太郎さん主催のすき焼きパーティにいっしょに呼ばれているので、その後、鯉太郎さんの話題で約2時間ほど盛り上がった。
 
   
どうなることやら。
 
  
 
 
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バイト代

 
 
昨夜のエントリー。
学生のぼやきの中でのバイト代の低さ。
あれ、学生の勘違いでした。
 
要するに、1000円というのは出張に付いてくる日当のこと。
バイト代は別途、銀行振り込みされるとのこと。
しかも最低賃金を上回る妥当な額とのことでした。
 
いやあ、失礼失礼。
さすがの山大もそこまで人使いは荒くないか。
 
 
 
 

2009年9月10日 (木)

師匠の心、弟子知らず

 
 
昨夜は学生なんかと富山駅近くの居酒屋(名前は伏せる)で富山名物(?)をいただきながら発表前の最終打ち合わせを行った。
今の富山に寒ブリはいないし、なにが旬なのかと壁紙を見渡せば、サンマがお薦めとあったので、刺身を注文した。
けど、サンマって日本全国どこでも旬やで。
 
他にも、オーダーしたらすぐに出てきた白エビの唐揚げ(揚げておいとくなよ)、馬刺し(たぶんカナダ産)とか、どて焼き(これをどて焼きて呼ぶな)とか、ハムカツ(もっとコロモつけろ)とか、どこが富山の旬やねんといいたくなるつまみばかりで、この店は失敗やね、 二度と来ない、という結論に達した。
 
それに、ここの生ビールは絶対にうすいデ。
  
 
そんなつまみとビールもどきをグビグビやりながら、たまには学生たちの愚痴を聞いてやる。
たとえばこんな感じ。
   
学生C「こないだの山形の芋煮の時の大学イベント手伝ったんスけど、ひどかったんスよ。朝6時から夕方までこき使われて、バイト代たった1000円なんスよ。」
 
教授K「ええやんか、時給1000円って。」
 
学生C「違いますよ、時給100円で、トータルで1000円っすよ。」
 
教授K「えええ〜。あのなあ、時給100円って最低賃金を大幅に下回ってるやんけ。」
 
学生C「それに、せめて芋煮食べられるかと思ったら、すぐなくなってるし、コンビニ弁当食べましたよ。それに、なんで俺らが有機ELだけじゃなくて、おわんクラゲまで運ばないといけないんですか。理
学部の学生にやらせりゃいいのに。」
 
教授K「そうなんか〜、ひどいなあ。そんな時は、おわんクラゲいじめたれ。」 
 
学生C「それにしても、芋煮自体もひどかったっスよ。前売り券とか、整理券とか配っといて、芋煮がぜんぜん足らなくなって、お詫びしてましたよ。しかも、払い戻しは明日以降って、遠方から来た人たちはどうしたらいいんっすかねえ。大ブーイングでしたよ。」
 
教授K「江戸時代やったら主催者の責任者、切腹やね。今は坊主や。」   
 
 
話変わって、
 
 
学生C「先生、知ってます〜、工学部の事務のかたせ梨乃さんって29才なんですって?」
 
助教P「そんなこと、誰がいうてん?」
 
学生C「かたせ梨乃さんの部下の山瀬まみさんなんですけど。こないだ、かたせ梨乃さんていくつですか?、て聞いたら私より一つ上だから29ってまじめな顔して言いましたよ。それに、山瀬まみさんは中学生の子供さんがいるらしいですよ。」
 
助教P「おまえはアホか。だいたいかたせ梨乃さんが29に見えるか?それになあ、事務の係長って、20代でなれるわけないやろ。それに山瀬さん独身やし。」
 
学生C「えええ〜、山瀬さん役者ですねえ。」
 
 
学生T「先生、芸能人と言えば事務の2階に広末涼子がいるの知ってます?」
 
教授K「こらあ、ええ加減なこと言うてオレを喜ばすなよお。」
 
助教P「そうそう、そうですよ、いますよ。」
 
学生C「いる、いる。」
 
教授K「そんなこと、学部長からも事務長からも報告うけてないし…。」
 
学生T「それから、学生係に川島なお美がいますよ。」
 
教授K「こらあ、ええ加減なこと言うたらしばくぞ。」
 
学生C「います、います。いますって。」
 
教授K「うちの事務は芸能人だらけか。今度、見に行こ。」
 
 
しかしまあ、こうやって書いててあまりにも会話のレベルが低いのに驚いた。
   
 
で、一夜明けた今朝の城戸研学生二人の発表はと言うと、発表80点質疑応答50点。
一番前で聞いてて、ひやひやどきどきむかむか。
 
おまえらあ、本質がわかっとらん!
 
師匠の心、弟子知らず。
 
  
ところで、マジメな話、昨日もうちの学生が一人発表したんだけど、その後の発表4件がキャンセルだったとか。聞くと、例の理化学研究所の主任の研究グループからの発表。
もちろん発表者は本人じゃないんだけど、喪に服すると言うことか。
 
研究者にとっては、学会発表に穴を開けることは、芸人が舞台に穴を開けるのに等しい。
普通は熱が出てても、這ってでも行く。
つらいと思う。
 
弟子の心、師匠知らず、か。  
 
 
 
 
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2009年9月 9日 (水)

富山へ

 
  
富山と言えば、氷見。
氷見と言えば、寒ブリ。
寒ブリのようにプリプリよく肥えていたのが、氷見出身の本川。
本川と言えば、白色有機EL。
 
ということで、富山と聞くと白色有機ELが頭に浮かぶ管理人。
富山大学で開催される応用物理学会に参加するために、12:40の「つばさ」に乗った。
大宮で上越新幹線「とき」に乗り換え、越後湯沢で「はくたか」に乗り換え、富山駅には17:38到着の予定。
 
で、今、つばさの中。 
電車マニアなら喜ぶかも知れないけど、ごくごく普通のオッサンの管理人にはちょっとしんどい長旅である。
 
とりあえず、お腹が空いているので車内で「牛肉どまん中」1100円也を購入。
うまいうまいと5分かからずに平らげた。
このお弁当は日本一おいしい駅弁だからぜひとも試していただきたい。 
 
次にここのところ食後お決まりのコースとなっている、漢方医である義兄処方のガン玉状血圧降下漢方薬をウーロン茶で飲み込んだ。
これって、3ヶ月で血圧が上も下も10下がったから、高血圧の方にはぜひとも試していただきたい。
 
 
そして、おもむろに駅のキオスクで買った山形新聞に目を通す。
 
最初はちょっと明るいニュース。
ATMで業務提携「山銀と県内4信金トップ」と言う見出しで、写真には山形銀行の長谷川頭取とか、米沢信金の種村理事長とか、いつもお世話になってる方々がにこやかな顔で写っておられる。
県外の読者にはまったく関係ないニュースだけどね。
 
 
ちょっと気になったのが、「県内高校生対象の求人数、前年比49.6%の大幅減」という記事。
山形労働局が吉村知事と田川順一局長の連名で県内の事業所や経済団体に要請文書を送付するとか、学校と各公共職業安定所の連携を強化して求人開拓に努めるそうだ。
 
正直な感想、
  
甘いね。
 
とにかく、製造業が外国へその拠点をシフトしつつある今日この頃、新しい産業を生み出さない限り、着実に間違いなく絶対に仕事は減る。求人は減り続けるのだ。
そして、若者は県外に流出する。
そして、山形県は日本一の高齢者県となる。
 
しかもそうなるのが、すぐそこで、今すぐ対処しないと確実にやってくるというのに、単に企業に要請して求人開拓するだけじゃあ、成果は期待できない。
県庁には「工業振興課」なんてあるんだけど、もっとがんばってよ、と言いたい。
 
実は、今朝もあるところから取材があって、山形県知事は農業には数百億の補助金をポイと出しておきながら、新産業の芽である有機ELの支援には、小学生のお年玉程度の補助金しか出してくれないのですよ、それに山形県庁は産業の活性化に関してまったくの無策ですし、
と本音を話した。 
(間違ってたら、訂正しますよ、山形県庁。)
 
とにかく高校生の働き口がますます少なくなる山形県なのである。
 
 
全国ニュースで驚いたのがこれ。
「理研の主任研究員逮捕」
 
物品の架空発注で約1100万円の損害を与えたと言うことで、背任容疑で研究員と業者の担当が逮捕された。
しかも、その主任研究員が知り合いなもんで、驚いた、と言うより、
 
ショック。
 
きっと応用物理学会にも参加される予定だっただろう。
以前も、つくば産総研の研究員の方とか早稲田の女性教授とか、知り合いが悪いニュースで新聞に出た。
そのたびになぜ、と思う。
  
大学教授やエリート研究員も所詮は聖人君子じゃなくて、職場を離れればいたって普通のオッサンとかオバハンだから、しょうがないのか、とも思うんだけど。
 
 
新聞も読み終えた今、メールの返事も書いたし、あと4時間近く何しようかと思いつつ、とりあえずは今夜何食べるかシミュレーションしながら昼寝でもするのだ。
 
 
  
 
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2009年9月 8日 (火)

血液型性格判断肯定派

 
 
きょうは久しぶりに比較的時間があったので、机の上とかテーブルの上を片付けていた管理人。
3ヶ月前の開封していない郵便がたくさん出てきてちょっと焦った。
 
基本的に郵便物は一ヶ月に一度しか開封しないのでみなさんご注意を…。
 
 
話は変わるけど、先月末に早くも開始2年間で300万ヒットを記録したこのバカブログ。
イチロー選手の2000本安打とは比較にならないけど、ブログ業界では結構早い方かと思う。
 
平日なら毎日3000人前後の人たちにアクセスいただいてて、たぶん、その倍くらいの常連読者の方々がおられるように見受けられる。
 
 
ただ、はっきりさせておきたいのは、これは個人の日記の公開版。
身内、親戚、友達、卒業生、現役学生なんかに、最近の管理人の様子とか、何に関心を持っていて、何を感じているのか、まあそんな他愛ない内容を垂れ流しているだけ。
それに、高校生なんかにも大学教授というのは、聖人君子ではなくて、ただの人間なのですよ、こんな日々を送っています、ということを知ってもらいたいしね。
だから、面白くないと思う人、読まないでね。
だから、当然見るのタダです。
これで小遣い稼ごうとは思わないので、広告もありません。
 
それにしても、親戚の数とか、卒業生の数とか、友人の数から判断して、毎日数千のアクセスとは、いったいぜんたいどのような方々に読んでいただいてるのか不思議に思っているのである。
  
  
もちろん常連読者の方々はこのブログのバカさ加減、ぶっちゃけさ加減、悪のり加減、おわかりいただいてて、ハハハ、フフフ、と毎日このオッサンバカだなあぐらいに気楽にお読みいただいてるのに、たまたま迷い込んだ一見さんはそうとらないことがあって、誤解されることがあるようなのだ。
 
 
たとえば、このサイト。
モーツァルト効果はここまで拡大解釈されていた」と題したエントリー。
 
このバカブログの2008年5月13日 (火)「血液型談義」と2008年1月20日 (日)「トンデモ本」のエントリーが紹介され、しかもこの二つのエントリーが話題になっているというのだ。
 
つまり、このバカ教授は、音を聞かせて野菜をおいしくするとか、鶏にたくさん卵を産ませるとか言う話を信じないくせに、血液型の性格判断を信じる、大馬鹿教授であるという一部の論調である。
 
いやはや驚いた。
 
たぶん、ほとんどの読者の方々には、管理人の本意というか、意味するところと言うか、言いたいこと、を理解いただいてると思う。
 
 
たとえば、血液型のこと。
 
これでも科学者の端くれの管理人。
血液型だけ性格が決まるなんて、「あり得ない」と思ってる。
テレビで時折放映される血液型の番組。
幼稚園児を血液型で分け、その行動と血液型で予想される性格が一致するなんて話をまことしやかに垂れ流す。
 
もともと、テレビ番組というのは「あるある〜」でもバレたけど、限られた予算で番組を製作するんだから、まず台本ありき、だからその台本どおりの絵を撮影しようとする意志が働く。
 
だから、うちの娘が、すごいすごいなんてそんな番組を見ていると、あのね、これディレクターが作ったの。
と教えてあげる。
 
テレビや新聞で報道されるものすべてを鵜呑みにする人たちが多い中、娘にはそんな人間になって欲しくないと思うのだ。
 
だから、あのエントリーは血液型判断のオーソリティがおられると聞いて、どんな話をされるのかとても興味があってお呼びして、その夜に半分酔っぱらって書いたのだ。
あれだけで、管理人が「血液型性格判断肯定派」だとレッテルを貼る人たちが一部だけどいるのには驚いた。 
昨日なんて横浜中華街のタロット占いの話を書いたので、ひょっとしたら管理人がタロット占い肯定派だと思う人が出てもおかしくないのだ。
 
こういう人たちの血液型が知りたい。
 
 
で、モーツアルトの話。
 
これもオリジナルのエントリーをまず読んでいただくとして、ここで娘に何を伝えたかったというと、本に書いてあること鵜呑みにしてはダメです、ということ。
 
で、実際の親子会話は続いていて、クラシック聞かせた食品をおいしい、と宣伝する業者がたくさんあって、なかには本当においしくなったものもあるかも知れないけど、悪のりしてたんなる差別化のために「クラシック〜」を名乗る商品もあるんだよ、とね。
 
クラシックの効果が、「実際にクラシックを流しながらトマトを栽培する農家が多いから本当なんです。」なんてのは証拠じゃなくて、具体的にトマトの成分がどれだけ変わった、食感がよくなった、という結果が数値でしかも公的な研究機関で示されなければ、科学者としては信じることはできないのだ。
読者の方、あれば教えてね。
 
一方、好奇心旺盛な科学者としては、クラシックにこういう効果があるならとても面白いと思うし、科学的に解明していただきたいとも思う。
だから、その道の専門家がおられれば、ぜひともお呼びしてお話を聞きたいと思うのだ。
  
 
一児の親として、子供には論理的に思考できる人間になって欲しいし、そのためには幼い頃から議論をふっかけて、考えさせることが大事だと思っている。
ネタはなんでもいい。
 
ここでは書いてないこと多いけど、こないだも夜空を見上げながら、点滅している光を指さして、娘が「飛行機が飛んでる」と言ったので管理人が、「ちがう、あれはUFOやで」と否定して、なぜあれが飛行機なのかその証拠を示してみろとふっかけた。
 
たぶん、このエピソードをこのバカブログでおもしろおかしく書いたりしたら、何型か知らない血液型の読者がUFOを信じる大学教授と言って罵倒するのだろうなあ、と心配になる。
 
 
いやはやネット社会というのはやっかいなものである。
 
 
 
 
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2009年9月 7日 (月)

白い粉

 
 
午前中に「ザワワ」という地元フリーペーパーの取材があって、第一回目の大学研究室紹介と言うことでうちの学生、チバ、といっしょにインタビューを受けた。
 
 
1
 
 
「学生の目から見た研究室」なのでチバがメインにインタビューを受けたんだけど、なにせインタビューなんて初めて、しかも記者さんが美人の若い女性と言うことで、妙に緊張してわけのわからないことを言ってるので、教授である私が要所要所で的を射た回答を行った。
 
特に、
研究室に来て思い出深いことはと聞かれているので、チバの代わりに、
 
「そうですねえ、修士2年の時、学会発表で神奈川に行ったんですけど、そのとき横浜中華街の占いの館で博士課程への進学か、就職かタロットで占ってもらったことでしょうか。もちろん、占い通りに博士進学して正解だったんですけど。」
 
と答えてあげた。
あのとき、先輩でパナソニック電工に勤めるオハラが怒ったんだよなあ。
 
城戸先生はどんな先生ですかと聞かれたときに、正直に、
 
「とてもいい先生で尊敬してます。世界一やさしくて、太っ腹で、ハンサムで、足が長くて、空手が強くて、女子学生ばかりでなく男子学生もあこがれてます。」
 
と答えると思っていたら、別のことを言った。
 
 
午後から企業の方々が来られて共同研究の打ち合わせ。
 
 
終わり次第、キャンパスの奥の奥にある奥の院のようなインキュベーションセンターの2階に向かった。
ここは、人里離れていて、どうしようもない無法者教授やできない事務員、それに左遷された銀行員たちを収容すべく数年前に建てられたんだけど、隣のベンチャーラボと一体となり、今や手がつけられない状態になってる。
 
きょうは1時から新しい製品についての打ち合わせをするというので連絡を受けていたので、途中参加ということで大部屋に出かけて行ったら、大きなテーブルの真ん中に袋に入った怪しげな白い粉があって、しかもみんな異常にハイになっている。
 
コーちゃんは普段でも声が大きいのに、さらにボリュームが上がってて、けたたましく笑い声を上げるので周囲の事務員たちが逃げた。
 
ニッシーは白い粉のせいか、まるでクラブのDJのように興奮しまくっている。
 
イチロー君は、これでカネ儲けてラジコン飛行機を部屋中につるすんだとか、訳のわからないことをぶつぶつ言ってる。
 
そして他にも見たことない長髪のヒッピーみたいな学生が一人紛れ込んでいて、どうもこいつが白い粉に関係ありそうなので、「これはなんだ」と職務質問したら、
 
「まあまあ、そんなこと言わずにまず鼻でやってみてくださいよ。」
 
というので、2種類あるビニール袋の一つに鼻を突っ込んだ。
  
すると、何とも言えない臭い。
 
「これは鯉の餌か?」
 
と聞いたら、
 
「じゃあこっち」と
 
別の方を渡した。
 
クンクンと犬のように臭いをかぐと、とこれがなんとも表現しがたい、甘ったるい、それでいておいしそうな、芳醇な香りがして、脳の中心部分にモヤがかかり、幻想が見えそうになったので、ああ、あぶないあぶない、と鼻から離した。
  
なんでも、鯉の餌のような粉は純度が低いらしい。
これを鼻じゃなく口にすると効果がより鮮明にわかるというんだけど、こんなものを口にする勇気はない。
  
鯉の餌の臭いのする方はミヤサカ鯉太郎さんにでもあげよう、とコーちゃんが言った。
  
  
会議に参加してるはずのノリピーがいないので、どうしたのか聞いたら、子供が待っているとのことで友人の車で早々に帰ったそうだ。
  
 
しかし、いつ行ってもあやしいなあ、インキュとVBL。
 
 
 
 
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2009年9月 6日 (日)

水炊き

 
 
子供の頃、両親と祖父母と三世代家族だったころに、時折夕食に水炊きがでてきた。
育ち盛りで脂ぎった肉によだれを垂らしていたころなので、このあっさりした鍋が好きじゃなかったのを覚えてるんだけど、博多で鳥の水炊きが名物だと聞いたとき、そんな理由でなぜだか祖母を思い出した。
 
水炊きという言葉は、大阪でも他では聞かなかったし、大阪を離れて以来どこでも聞いてなかったので、よくよく考えると大阪の実家で食べてたのが実は父方の祖父母が福岡出身だからと言うことに気がついた。
 
そんな訳か、福岡で口にするものはすべて舌の味蕾の鍵穴にぴったしとあてはまって、自分のDNAの半分が福岡産なんだなあと来るたびに実感する。 
 
 
ということで、食べに行ったのが「華味鳥(はなみどり)」と言うお店。
  
あっさりとした鳥のスープをまず塩で味付けしていただき、そのあとおもむろに白く濁った鍋の底から鳥を救出する。
 
嗚呼、
 
こういうあっさりした鍋をおいしく感じる年になったのね、
と感慨にふけりながら、ハルエおばあちゃんを思い出した。
  
 
1_2
 
 
この鍋を単に「鳥鍋」と呼ばずに、なぜに「水炊き」と言うのかお店の人に聞いたら、
 
「う〜ん」
 
と3秒ぐらい考え込んでから、
 
「たぶん、戦後はダシを使わずに、水をつかったからではないでしょうか。」
 
と答えた。
 
「う〜ん」
 
とこっちが納得いかなかった。
社員教育できてない華味鳥。
 
 
で、帰りのタクシーの運ちゃんに同じ質問をしたら、
 
「あれは、鳥を水から炊くからですよ。」
 
と即答した。
 
「沸騰しているところに鳥を入れずに、水から炊いた方がよくダシが出るんですよ。」
 
と付け加えたので、とても説得力があった。 
 
どなかた、真の理由を知ってる方、教えてくださいな。
 
 
そして、博多と言えば豚骨ラーメン 
 
鋭意努力して調査した結果、行ったのが「一風堂」。
赤丸かさね味にタマゴとチャーシューを追加して食べたら、はやっている理由がわかった。
 
誰が食べてもおいしい、と思うね。きっと。
癖がない。
豚骨特有の臭みも少ない。
 
しかも、店員さんたちが鍛えられていて、対応が気持ちいい。
 
テレビでも見たけど、社長はなかなかの人やし。
 
 
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癖の強い管理人としては、豚骨ラーメンも癖の強いやつが好きで店の20メーター先からでもその臭みが漂うくらいのがいいと思っている。
けど、そういうのはきっと万人受けしないのだろう。
 
 
「やま中」のもつ鍋といい、半分九州人の管理人にとっては、身も心もしっくりくる博多の旅であった。
 
  
   
 
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2009年9月 5日 (土)

技術立国韓国

  
 
昨夜は「やま中」というお店でもつ鍋をいただいたら、そのこってりまったり感が最高で、これまで食べてたもつ鍋はいったい何だったんだと思いつつ、芋焼酎をグビグビいったら眠たくなってブログもアップせずに寝てしまった。
 
すまんすまん。
 
で、きょうは会議の様子その2。
うちの研究室からは10名以上の学生と教員全員が秋の山形の参加して、最新の成果を発表しつつ季節外れの南国気分を楽しんだ。
  
 
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結局は、参加人数は120人、うち外国から50人。
予想以上の多さ。
 
しかも、予想以上に外国勢のレベルの高さに驚いた。
数年前と大違いなのだ。
 
日本は基礎研究では最先端を走ってると思いがちだけど、いまや基礎研究でも韓国台湾のレベルは相当なものである。
 
 
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もちろん、実用化は韓国がダントツの先頭を切っていて、写真は韓国から参加いただいたKim教授のサムスンの携帯。
もちろん、3.5インチのディスプレイは有機EL。
液晶なんてオモチャに見える画質。
 
聞くと、歩留まり90%以上、今や利益の出る事業となり、投資も続けている。
日本のディスプレイメーカーとは雲泥の差なのだ。
  
ノキアはすでに採用してるし、きっと、アップル社がサムスンの有機ELを採用するのは時間の問題だろう。
 
 
 
嗚呼、
 
技術立国日本の有機ELどおする。
 
 
 
 
 
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2009年9月 3日 (木)

会議で感動

 
 
「能古島の片思い」は井上陽水の歌の中でも一番好きな歌。
ここ国際会議の会議場は志賀島が目と鼻の先。
似てるけど、ちょっと違う。
 
朝、博多駅前のホテルからタクシーで30分飛ばして到着した。 
それが、着いてびっくり、感動、感心、そして感謝。
予想できなかったね。 
 
このトロピカルな雰囲気は何?
このホテルが与える安らぎは何?
  
こんな場所が博多から30分であるなんて、博多人以外は日本国中、誰も知らないだろう。
  
 
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そう、きょうは「第1回目のアジア有機エレクトロニクス会議」の日。
これは、昨年ドイツのドレスデンでの国際会議で管理人と九州大の安達教授でいっちょやりますかと言って、始めた会議。
 
ふたを開けると、台湾、韓国から、すばらしい論文の投稿があり、きょうのセッションもそのレベルの高さは国際会議でもトップクラスだろう。
 
 
今回はアジアの中心福岡と言うことで、九州大の安達研究室にお任せしちゃったんだけど、その運営が完璧。 
これにも感動した管理人。
いや〜、この人のリーダーシップはたいしたものだ。
 
まあ、陰で八尋さんがすべてを仕切っていたという噂も聞いたけどね。
 
 
けど、今日一番の感心と感動は、某K大学の教授が連れてきた女性の秘書3人と技術員3人。
どなたも、美人系、かわいい系、チャーミング系に分類されるほど、外見はトップクラスで、しかも英語がペラペラで事務能力が高いという、典型的なできる秘書さんおよび技術員なのだ。
たぶん、どなたも一部上場企業の社長秘書が務まるだろう。
 
教授本人には聞いてないけど、間違いなく一次審査は外見で選んでおられるに違いない。
博多の人口が何人かは知らないけど、分母の大きさが人材の能力に大きく関係していることを思い知らされた。
  
山形県なんてあの広い土地にたった120万人だもんね。
 
 
福岡市のお隣の北九州市も有機ELで張り合ってるんだけど、具体的に研究者がいないので、もしお声がかかったら、引っ越して北九州に有機エレクトロニクス研究所を建ててもらって、美人秘書および技術員を6人ほど雇わしてもらいたいと、おいしいフランスの赤ワインをいただきながらバカなことを妄想した。
 
 
恐るべし福岡。
 
 
 
 
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2009年9月 2日 (水)

北へ南へ

 
 
(写真)横田基地のC-5A(ギャラクシー)(本文とはまったく関係ありません)   
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「東へ西へ」は井上陽水の歌。
「北へ南へ」はきょうのボク。
 
まず、東北新幹線で北上し、岩手県北上市へ。
ここは、東北地区の中で最も産業集積に成功した町。
しかも、官主導というところが珍しくもあり、うらやましくもあり。
 
化学工学会の支部の講演会にお呼びいただき、有機ELと地域活性化の話をさせていただいた。
とても多くの方々が参加されてて、なかでも岩手県庁や北上市役所から大勢来られて熱心に聞かれてたのが印象的で、名刺交換させていただいたけど、さすが、みなさん切れ者揃いという感じで、どこかの県庁とは大違いだった。
 
帰りしなに、窓口になっていただいた岩手大の清水先生が高橋幸司先生によろしくお伝えくださいとおっしゃたので、この場を借りて「高橋先生、清水先生がよろしくとおっしゃてました」。
  
講演が終わるやいなや、北上駅に向かい、今度は東北新幹線で南下。
東京駅で乗り換え、浜松町で乗り換え、羽田空港へ。

ちょうど夕食時だったので、ゆでタマゴ付きのチキンカレーを食べた。
親子カレーやな。
しかし、オレはカレー中毒か。
  
そこからANAでさらに南下して博多まで。
宮村ピアノ先生のお嬢さんがスチュワーデスとして乗っておられるかと探したんだけど、おられなかった。
当然か。  
 
今夜は博多泊まり。
駅前のホテルにチェックインしたのが10時半。
 
いやいや、よく動いたデ。
  
 
明日は国際会議。
この分野の仲間たちと会えるのが楽しみだ。
 
 
 
 
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2009年9月 1日 (火)

AMOLED

 
 
ここ米沢はへき地にもかかわらず、多くのお客さんが来られる。
きょうも午前中、韓国から有機EL関連企業の方々が来られ、いろいろと情報交換をした。
 
サムスンモバイルディスプレイでは、小型有機ELの生産キャパシティがとうとう月産200万枚に達した、とか。
有機ELのプロモーションにも力を入れていて、プロモーションビデオも流している。
ここまでする国内企業はない。

LGも生産を開始していて、近々15インチの有機ELテレビを発売する、とかいう景気のいい話もある。
   
   
一方、日本では大型有機ELテレビを開発しているのは、パナソニックとソニーだけで、しかもソニーは大型TFTのラインを持たないので、結局はサムスンからのパネル調達になる可能性もあるので、純正国産有機ELテレビはパナソニックに期待するしかない、なんてちょっと寂しい国内裏事情を伝えた。 
 
しかも、パナソニックは高分子なので、リスクが高くて2011年の発売が可能かどうか、微妙じゃないでしょうかと、考えを述べた。
 
そして、遠くからおいでいただいたお礼として、大型有機ELは、
インラインの真空蒸着装置で、
大型基板を流して、
有機層をパターニングせずに白をベタ付けして、
カラーフィルターでRGB化、
すれば歩留まり高く量産できます。
 
ただし、サブピクセルは実際には白色を加えてRGBWにするのが、消費電力を下げないコツです。とコンサルティング料をもらわずに気前よくアドバイスした。
 
もし、どこかの誰かがこの私に500億ほど投資してくれるのなら、サムスンに勝てる世界一の有機ELディスプレイ会社を立ち上げてみせるのに。
 
 
そんな金持ち、どこかにおらんか。
 
 
 
 
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