政府インターネットテレビ
きょうは講演が多かった。
午前中は、博士課程の学生のセミナー。
リン光デンドリマーについて発表し議論した。
午後はまず産総研大阪の清水先生に「液晶半導体」の話、次いでアイ・サプライの増田さんに「ためになる雑談」をしてもらった。
普通半導体といえばシリコンで、有機半導体でも低分子とか高分子が一般的だけど、液晶性を持つ有機分子の半導体は珍しい。
何が特徴かって言うと、人体を構成する細胞が有機分子でできていて、秩序立った構造をしているように、液晶性半導体も有機分子らしく、自動的に自ら配列するのだ。
自己組織化っていうんだけど。
だから、半導体がシリコンのような無機物から、有機物に変り、自己組織化能を持つ液晶性になって生物のレベルにほんの少し追いつくのだ。
現代化学はすごいね。
増田さんの講演は2部構成:
第一部
「英語をよく知ってるけれど話せない、通じない症候群」
先日、米人と某社の国内線に乗った。
客室乗務員が日本語と英語のアナウンスをしたが、米人曰く、英語らしきものを聞いたが、何処まで日本語で何処からが英語か、それも英語かどうかもさっぱり判らへんという。
これがビジネスなら、じゃ、お判りいただけたか!?と聞くしかない。
ビジネス現場で英語で言いたいことを通じさせるコツは何か!
多数の失敗談より選別して。
第2部
「固体ディスプレイ時代は来るのか」
ディスプレイデバイスが真空(CRTテレビ)、ガス(プラズマテレビ)や液晶体(液晶テレビ)技術を利用して発達し、完成品テレビとして何ら不自由はない。
しかし、物理的視点で見れば電子回路や撮像素子がそれらの技術から脱却して固体化されて久しいが、ディスプレイは未完である。
固体ディスプレイは色々挑戦があったが、どうやら有機ELがその実現の切り札である。固体化は製造段階や使用電力に省エネをもたらす可能性も秘めている。ならば単に次世代というよりも積極的に開発を進める必要がある。民生機器市場はテレビが命、業界再編が進む中、有機ELの本格的開発競争が密かに始まった。
ディスプレイデバイス市場の動向を斬る。
ためになりました。
実際に、国際線に乗るとスチュワーデスさんのジャパニーズイングリッシュにはあきれるもんね。
懇談会は「旬菜こんどう」へ。
ここで写真を掲載すると、城戸は贅沢している、と麻生総理のようにバッシングされそうなので今回はやめときます。
一言、絶品の「海鮮づくし」でした。
ところで、政府インターネットテレビをご存知ですか。
有機エレ研の中川さんからメールがあって、管理人が登場しているとのこと。
そういえば、ロケがあったもんなあ。
見てみると研究所の有機照明ルームや有機EL照明器具がけっこうじっくりと紹介されている。
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「地球を冷ます!エネルギー革新技術」
をのぞいてみてください。
後半が有機EL照明です。
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