#4:目の前のひとつのことだけを見つめてみる
逆に、視野が広すぎたり、高すぎたりするためにモチベーションが下がってしまうこともある。たとえば、大きな理想ばかりを持ちすぎて、目の前の細かい仕事に対してやる気が起こらず、手につかないというケースだ。仕事量が多すぎて全然片づかないと焦っているときも、同じことが言える。こういうときは、視界を狭めて、ほかのことは一切考えずに、目の前のことだけを見つめてみることだ。高い山も一歩から。着実に小さな成功を重ねていくことが、大きな目標の達成につながるのだ。
#5:ゴールを再確認してみる
仕事というものは、「目的」と「手段」の連鎖反応から成り立っている。日々の作業に追われて、仕事の最終的な目的を見失ってしまうと、手段のことしか意識に上らなくなる。つまり、手段が目的化してしまうのだ。それではモチベーションは維持できない。ちょっとした障害ですぐにへこたれてしまう。こんなときは、本来の目的にさかのぼり、「そもそもなんのためにやっているのか?」と考え、目の前の仕事や作業を意味づけしてみる。そうすれば、今の作業は通過点に過ぎず、本来のゴールはさらに先にあることに気づいたりする。どんなに細かい作業でも、どういう目標や目的につながるのか、自分なりに意味づけしながら仕事に取り組めば、毎日の風景も違って見えるだろう。
#6:習慣を変えてマンネリ感から抜け出す
モチベーションが下がったり、コンディションを崩しているという状態においては、行動や思考も一定のパターンに陥りがちだ。マンネリ状態から抜け出すためには、新しい刺激が必要となる。そこで、いつもの習慣を変えてみるのもいい方法だ。つまり、自分の中にインプットする情報の質や量を変えることだ。
たとえば、起床時間や就寝時間を変えると、自分の目や耳に入ってくる景色や情報が変化する。休日の過ごし方の習慣を変えてみるのもいいだろう。ファッションや髪型を変えてみたり、通勤経路をちょっと変えて、いつもとは違う電車に乗ってみてもいい。職場での習慣を変え、いつもはあまり話さないような人と話してみたり、違う部署の人とコミュニケーションをとってみると、様々な気づきが得られるだろう。習慣を変えることで、入ってくる情報は変化する。それが刺激となり、今までとは違う視点で仕事や会社と向き合えるようになれば、これまでとは違った新しいアイデアが生まれてくるかもしれない。