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JNNスポーツデスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JNNスポーツデスク
ジャンル スポーツニュース番組
出演者 池田孝一郎
山口慎弥
渡辺謙太郎
ほか
オープニング国民の象徴
製作
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1978年4月1日 - 1986年3月31日
放送時間放送時間を参照
放送枠TBSテレビ系列スポーツニュース枠

特記事項:
放送時間は番組終了時のもの。
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JNNスポーツデスク』は、1978年4月1日から1986年3月31日まで[1] の夜間に、TBSテレビをはじめJNN系列各局で放送された、一日のスポーツの結果を振り返るスポーツニュース番組。『JNNニュースデスク』直後の時間帯に放送されていたが、日曜版は後年『ニュースデスク』の前に放送されていた時期もある。一部資料では、放送日時が土曜日23:15 - 23:30となっている[1]

概要

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TBS(東京放送[注 1])のスポーツ中継の第一線で活躍しているアナウンサーたちがキャスターを務めた番組で、各種スポーツの結果・話題を詳しく伝えていた。開始当時は、TBS野球解説者牧野茂をプロ野球解説に起用[2]。また、結果告知にフィルム映像を使用していた『プロ野球ニュース』(フジテレビ系列)に先駆けて、VTR映像を使用していた[2][注 2]。また、各系列地方局のアナウンサーや野球解説者が登場する場合もあった[注 3]

テーマ音楽には、TBSのスポーツタイトルテーマ曲にもなっている「コバルトの空」(レイモンド服部作曲)を用いていた。ただし途中から、原曲からハ長調に移調されたシンセサイザー演奏のものに変わり、末期には同じハ長調シンセサイザーによる別の曲が使われた。

1984年4月8日より日曜 23:00 - 23:30に『スポーツ特集』の開始に伴って日曜版は休止となるが、同番組が1985年3月31日に終了により日曜版も放送再開[5]

早朝に前夜の再放送をしていた時期もある。ただしその際のオープニングでは、本放送冒頭での効果音はカットされいきなり「コバルトの空」で始まっていた(画像は同じ)。

後継番組は、1986年4月から1990年9月まで放送の『JNNスポーツチャンネル』。

放送時間

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(出典:[6]

「JNNスポーツデスク」放送時間の遍歴
期間 月 - 金曜日 土曜日 日曜日
1978.4.1 1981.3.29 23:15 - 23:30
(15分)
23:35 - 23:50
(15分)
1981.3.30 1984.4.1 23:15 - 23:35
(20分)
23:40 - 翌0:00
(20分)
1984.4.2 1985.3.31 23:15 - 23:35
(20分)
23:45 - 翌0:05
(20分)
(放送なし)
1985.4.1 1986.3.31 23:00 - 23:30
(30分)

タイトルバック

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  • 最初は、各種スポーツのイメージイラスト(シルエット)が矢継ぎ早に写されていた。このとき音声ではテーマ曲の前にいろいろなSEが入っていたが、翌朝の再放送ではSEがカットされ冒頭から「コバルトの空」が流れていた(映像は同じ)。
  • 最末期でのCG版タイトルは、まず画面中央に「JNN」の文字が四角囲みで表示され、その後ズームアップして入れ替わるように「SPORTS DESK」の文字が入る。そしてコロシアムをイメージした画像を経て日本語題の「JNNスポーツデスク」の字幕が出た。

キャスター

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スタッフ

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放送局

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※特筆すべき事項がない局は放送開始から終了まで。

放送対象地域 放送局 備考
関東広域圏 東京放送 幹事局
現:TBSテレビ
北海道 北海道放送
青森県 青森テレビ
岩手県 岩手放送 現:IBC岩手放送
宮城県 東北放送
福島県 テレビユー福島 1983年12月開局から[注 5]
山梨県 テレビ山梨
新潟県 新潟放送
長野県 信越放送 1980年10月1日から
静岡県 静岡放送
石川県 北陸放送 日曜版のみ時差ネット
中京広域圏 中部日本放送 現:CBCテレビ
近畿広域圏 毎日放送
島根県鳥取県 山陰放送
岡山県
岡山県・香川県
山陽放送 現:RSK山陽放送
1983年3月までの放送エリアは岡山県のみ
1983年4月から電波相互乗り入れに伴い香川県でも放送
広島県 中国放送
山口県 テレビ山口 日曜版は1983年9月打ち切り
高知県 テレビ高知
福岡県 RKB毎日放送
長崎県 長崎放送 日曜版のみ非ネット[注 6]
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送 1983年4月から[注 7]

脚注

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注釈

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  1. ^ 1955年4月よりラジオテレビ兼営局2001年10月にラジオ部門がTBSラジオ&コミュニケーションズへ、2009年4月にテレビ部門がTBSテレビへそれぞれ分離され、放送持株会社「東京放送ホールディングス」となった。
  2. ^ 開始に先駆けて1978年3月より、TBS映画社がENG取材を開始している[3]
  3. ^ 参考…1982年のプロ野球キャンプにて、阪神タイガース新人選手の平田勝男を、毎日放送の新人アナウンサーだった赤木誠と同局の新人解説者だった中西太インタビューする企画が収録・放送[4]
  4. ^ 参考…1985年10月[10]
  5. ^ ※福島県は、1983年3月まで福島テレビがJNN系列局として存在していたが、本来JNN協定でネットしなければいけなかった最終版ニュース(ニュースデスク・スポーツデスク)はネットせず、スポーツニュースはフジの『プロ野球ニュース』を放送していた。なおTUFでの初放送日には放送冒頭でアナウンサーが「こんばんは。今日から福島の皆さんにもご覧いただけることになりました」と挨拶した。
  6. ^ 土曜ワイド劇場を放送していたため。
  7. ^ 11PMを放送していたが打ちきって放送開始

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e TBS50年史』DVD-ROM『ハイブリッド検索編』のテレビ番組データベースより参照。
  2. ^ a b 『野球小僧』2010年12月号P105
  3. ^ a b 沿革 - TBSビジョン(TBS映画社の後身会社)公式サイトより ※1978年3月の出来事として「TBSスポーツデスクENG取材及び3/4インチVTR編集開始」という記述あり。
  4. ^ 『赤木誠のベースボールワールド』2017年2月1日更新分 - 毎日放送公式サイト内ブログ
  5. ^ 『読売新聞』(縮刷・関東版) 1984年(昭和59年)4月 - 1985年(昭和60年)3月、テレビ欄。
  6. ^ 読売新聞』(縮刷・関東版) 1978年(昭和53年)4月 - 1986年(昭和61年)3月、テレビ欄。
  7. ^ a b c TBSアナウンサーの動き』P27より、"1978年4月 *「JNNスポーツデスク」開始 渡辺謙太郎、池田孝一郎、山口慎弥"との記述あり(" "内は、原資料よりコピペ・引用)。
  8. ^ TBSアナウンサーの動き』P19より、多田の情報を参照。
  9. ^ TBSアナウンサーの動き』P27より、林の情報を参照。
  10. ^ ザ・テレビ欄』P178に掲載された1985年10月14日付TBSテレビ番組表より、午後11:15 - 11:35『スポーツデスク』を参照。
  11. ^ 事業内容(東京フイルム・メート公式サイト内)より、沿革(会社年表)を参照。

参考資料

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  • 『TBS50年史』(2002年1月、東京放送編・発行)…国立国会図書館サーチの書誌情報
    • 資料編
    • 付録のDVD-ROM『ハイブリッド検索編』
      • テレビ番組データベース
      • 収録されたPDFファイル
        • 『TBSアナウンサーの動き』(ラジオ東京→TBSの歴代アナウンサーの記録を、同社の歴史とともにまとめた文書)
  • 『ザ・テレビ欄 1975〜1990』(2009年3月31日、TOブックス発行) ISBN 9784904376072 ※1975年から1990年に発行された『スポーツニッポン』『報知新聞』各紙東京版テレビ欄の一部が収録(奥付に「協力」として「株式会社スポーツニッポン新聞社」「株式会社報知新聞社」のクレジットあり)。
  • 野球小僧』2010年12月号(白夜書房発行)
    • 『特集 プロ野球ニュース革命』より、P104-107掲載『年表で見るプロ野球ニュースとその時代』(構成:編集部)
TBSおよびJNN系列 スポーツニュース
前番組 番組名 次番組
JNNスポーツデスク
(1978年4月1日 - 1986年3月31日)
【※日曜は中断時期あり】
TBS 月曜 - 金曜 23:15 - 23:30
前番組 番組名 次番組
ニュースロータリー
※23:15 - 23:20
TBSニュース(平日夜、第1期)
※23:20 - 23:25
JNNスポーツニュース
※23:25 - 23:30
JNNスポーツデスク
(1978年4月3日 - 1986年3月31日)
月曜 - 木曜:JNNスポーツチャンネル
(1986年4月1日 - 9月25日)
※23:15 - 23:45
金曜:だぅもありがと!
(1986年4月18日 - 1988年3月25日)
※23:00 - 23:30
TBS 月曜 - 金曜 23:30 - 23:35
月曜 - 木曜:刑事コジャック
※23:30 - 翌0:29
【5分繰り下げて継続】
金曜:(映画枠)
※23:30 - 翌0:55
【5分繰り下げて継続】
JNNスポーツデスク
(1981年3月30日 - 1986年3月31日)
【5分拡大して継続】
月曜 - 木曜:JNNスポーツチャンネル
(1986年4月1日 - 9月25日)
※23:15 - 23:45
金曜:JNNニュースデスク
(1986年4月4日 - 9月26日)
※23:30 - 23:45
【金曜のみ30分繰り下げて継続】
TBS 土曜 23:15 - 23:30
プロゴルフUSA
※23:15 - 23:45
JNNスポーツデスク
(1978年4月1日 - 1984年3月31日)
おもしろ流行通信
(1984年4月14日 - 9月29日)
※23:00 - 23:30
TBS 土曜 23:30 - 23:35
遠藤周作のトーク&トーク
(1980年10月4日 - 1981年3月28日)
※23:30 - 翌0:00
【5分繰り下げて継続】
JNNスポーツデスク
(1981年4月4日 - 1984年3月31日)
【5分拡大して継続】
JNNニュースデスク
(1984年4月7日 - 1987年9月26日)
※23:30 - 23:45
【30分繰り下げて継続】
TBS 土曜 23:45 - 翌0:05
エモやんのああ言えば交遊録
(1983年1月8日 - 1984年3月31日)
※23:35 - 翌0:05 → 23:40 - 翌0:10
【金曜 23:35 - 翌0:05に移動】
JNNスポーツデスク
(1984年4月7日 - 1986年3月29日)
JNNスポーツチャンネル
(1986年4月5日 - 1987年10月3日)
※23:45 - 翌0:15
TBS 日曜 23:35 - 23:40
JNNニュース(日曜夜)
※23:30 - 23:40
JNNスポーツデスク
(1978年4月2日 - 1981年3月29日)
JNNニュースデスク
(1981年4月5日 - 1988年3月27日)
※23:30 - 23:40
TBS 日曜 23:40 - 23:50
JNNスポーツニュース
※23:40 - 23:45
テレビルポルタージュ
※23:45 - 翌0:15
JNNスポーツデスク
(1978年4月2日 - 1984年4月1日)
私立探偵マグナム
(1984年4月8日 - 10月5日)
※23:40 - 翌0:38 → 23:40 - 翌0:36
TBS 日曜 23:50 - 翌0:00
これが世界だ
※23:50 - 翌0:20
JNNスポーツデスク
(1981年4月5日 - 1984年4月1日)
私立探偵マグナム
(1984年4月8日 - 10月5日)
※23:40 - 翌0:38 → 23:40 - 翌0:36
TBS 日曜 23:00 - 23:30
スポーツ特集
(1984年4月8日 - 1985年3月31日)
JNNスポーツデスク
(1985年4月7日 - 1986年3月30日)
JNNスポーツチャンネル
(1986年4月6日 - 1988年3月27日)