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HP 33s

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
hp 33s
hp 33s
種別プログラム電卓 関数電卓
製造メーカーヒューレット・パッカード
販売開始2003
販売終了2007
前身HP-32SII
後継HP 35s
設計者Kinpo Electronics英語版
価格40 USD
計算機
入力方式RPNモード, ALGモード
精密度15 桁、指数 ±499 (内部精度)
ディスプレイLCD ドットマトリクス
表示サイズ2×14 文字
CPU
プロセッサMOS 6502
プログラミング
プログラミング言語RPN キーストローク言語
ユーザーメモリ31 KB(ユーザーが利用できる部分)
メモリレジスタスタックレジスタ4個、LastXレジスタ、統計レジスタ6個、変数27個 (A..Z, i)、iは変数と統計レジスタの間接アドレッシングに使用できる
その他
電源2× CR2032
重量119 g
寸法158 × 83 × 16 mm

hp 33s (F2216A) はヒューレット・パッカードによって販売された関数電卓であった。 hp 33s は HP-32SII の後継機種として2003年に発売された[1]。そして、2007年に hp 33s の後継機種 HP 35s の発売と同時に生産終了となった。

hp 33s は台湾の Kinpo Electronics英語版 によって共同設計及び製造された[2]。2001年にヒューレット・パッカードの電卓部門が閉鎖されたためである[3]

機能

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主要な機能を以下に示す。

  • RPNモード あるいは ALG(algebraic)モードを選択可能
  • 2行LCDディスプレイ
  • 科学技術数学機能
  • キーストローク言語によるプログラミング。ブール代数とプログラム制御コマンドとライン編集(挿入と削除)が使える。
  • "equation list" 方程式エディタ(中置記法のみ)は、キーストロークプログラミングの中だけでなく、単独の方程式でも使える。
  • ソルバー機能(1変数だけ未知の方程式と関数を解く)
  • 関数積分機能
  • 全ての数学的操作と機能が全モードで完全に機能する
  • 単位変換と定数
  • ユーザーが 31 KB の RAM を利用可能

HP-32SIIからの主な違いは以下である。

  • キー配置と外観の激的な変更
  • メモリーが 2 KB から 32 KB へ増大(ユーザー領域ではなく実際に搭載している容量?)
  • より高速なプロセッサ
  • 関数の増加
  • RPNだけでなくALG(中置記法)入力モード
  • 2行表示ディスプレイ
  • 方程式の長さは255文字に制限されていた(HP-32SIIの場合、特に制限はない)

評判

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hp 33s は後継機種の HP 35s よりも論理バグが少ないと一般的に考えられている。しかしながら、非常に変わっているシェブラン(山形紋)様式のキーパッドは奇怪であり、他のHPプロフェッショナル電卓と比べて使い難いとユーザーに見なされてきた[4][1]

改訂

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hp 33s は多くの改訂を行っており、初期モデルの最も広まっている2つの問題を解決してきた(すなわち、表示装置の品質の低さとキーパッドの反応の悪さ)。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b Jordi Hidalgo. “Summing up the HP 33s” (pdf). Handheld and Portable Computer Club. 2013年7月11日閲覧。
  2. ^ Consumer Electronics: Calculator”. Kinpo Electronics. 2013年7月11日閲覧。
  3. ^ https://hardware.slashdot.org/story/01/11/03/1234212/hp-calculator-department-closing
  4. ^ Tony Thimet. “HP 33s”. 2013年7月11日閲覧。

外部リンク

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