茅蜩橋
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茅蜩橋 | |
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基本情報 | |
国 |
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所在地 | 富山県小矢部市 |
交差物件 | 小矢部川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 |
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管理者 | 国土交通省北陸地方整備局富山河川国道事務所 |
着工 | 1980年(昭和55年)5月25日[1] |
竣工 | 1984年(昭和59年)8月20日 |
開通 | 1984年(昭和59年)12月6日 |
座標 | 北緯36度41分12.7秒 東経136度53分3.4秒 / 北緯36.686861度 東経136.884278度 |
構造諸元 | |
形式 | 桁橋 |
材料 | プレストレスト・コンクリート |
全長 | 200.2 m |
幅 | 25.5 m(4車線完成時) |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |

茅蜩橋(ひぐらしばし)は、富山県小矢部市の小矢部川に架かる国道8号小矢部バイパスの橋梁である。1980年(昭和55年)5月25日に着工し[1]、1984年(昭和59年)8月20日に完成し[2]、同年12月6日の小矢部バイパス芹川 - 西中野間の供用開始[3]に伴い開通した。
橋データ
[編集]- 左岸 - 富山県小矢部市西中野
- 右岸 - 富山県小矢部市坂又
- 路線名 - 一般国道8号
- 上部工形式 - PC桁橋[4]
- 橋長 -200.2 m[4]
- 幅員 - 12.155 m[5](暫定2車線時)/25.5 m[4](4車線完成時)
- 車線数 - 暫定2車線(完成4車線)
橋の名前は、当時の小矢部市長で建設促進期成同盟会長でもあった松本正雄が命名したものであるが、由来は小矢部市域は辟田川(子撫川)の鵜飼の歌をはじめ越中万葉との由縁が深いので、万葉集巻17の歌『茅蜩の 鳴きぬる時は 女郎花 咲きたる野辺を 行きつつ見べし』からとられた。さらに松本正雄は、橋の竣工を祝し感謝と祈りを込め、表に『やきたちの となみの山河 越えゆかむ その名もゆかし ひぐらしという』、裏に『恵澤悠久』と自然石に刻した歌碑を建立している[6]。
4車線化事業
[編集]左岸付近には2015年(平成27年)7月16日に三井アウトレットパーク北陸小矢部が開業しており、同施設開業後は交通量が開業前の99 %増となった[7]。2014年度(平成26年度)から交通量増加に対応するため芹川 - 桜町間の4車線化事業に着手しているが、前述の交通量増加を受け、2017年度(平成29年度)からは、茅蜩橋の4車線化事業に着手している[8]。
2023年(令和5年)12月7日午前11時より、下流側に新たに架けられた橋が高岡方面の橋として走行車線に限り供用を開始する[9]。
脚注
[編集]- ^ a b 『富山工事事務所六十年史』(1996年2月、建設省北陸地方建設局富山工事事務所編集・発行)885頁
- ^ 『荒川郷土史』(1993年3月、荒川郷土史編纂委員会発行、編集)189ページ。
- ^ 『新聞に見る20世紀の富山 第3巻』(2000年11月26日、北日本新聞社発行)112ページ。
- ^ a b c FR16:川を渡る橋・富山県(2022年2月26日閲覧)
- ^ 『荒川郷土史』(1993年3月、荒川郷土史編纂委員会発行、編集)191ページ。
- ^ 『荒川郷土史』(1993年3月、荒川郷土史編纂委員会発行、編集)191 - 193ページ。
- ^ 『北日本新聞』2015年8月2日付29面『茅蜩橋の交通量、99%増に訂正』より。
- ^ 『北日本新聞』2016年3月11日付29面『茅蜩橋 4車線化へ橋脚工事本格化』より。
- ^ 『北日本新聞』2023年12月5日付22面『アウトレット前 来春に4車線化 小矢部 国道8号 渋滞解消へ』より。