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神田鎮雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 神田鎮雄 七段
名前 神田鎮雄
生年月日 (1930-03-13) 1930年3月13日
没年月日 (1997-08-30) 1997年8月30日(67歳没)
プロ入り年月日 1950年4月1日(20歳)
引退年月日 1972年(42歳)
棋士番号 53
出身地 兵庫県西宮市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 灘蓮照九段
段位 七段
棋士DB 神田鎮雄
順位戦最高クラス B級2組(6期)
2017年8月23日現在
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神田 鎮雄(かんだ しずお、1930年3月13日 - 1997年8月30日)は、将棋棋士。贈七段。灘蓮照九段門下。兵庫県西宮市出身。棋士番号53。将棋棋士の神田辰之助の次男。

経歴

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1949年、三段で順位戦C級2組に参加。翌年、順位戦C級1組昇級により飛び級で六段に昇段。

1951年のC級1組順位戦において、藤川義夫五段との405手の長手数の対局を行なっている(結果は藤川五段の勝ち)。戦後のプロの公式戦対局では、本局が最長手数とされていた[1][2]

1966年、順位戦B級2組に昇級。順位戦B級2組では2回、降級点を取得したが、いずれも翌期に勝ち分け以上で降級点を消去している。

B級2組在籍のまま1972年引退。1974年に贈七段。

人物

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  • 師匠の灘は父・辰之助の弟子であるため、師弟関係で見ると鎮雄は辰之助の孫弟子にあたる。

昇段履歴

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  • 1946年 入門
  • 1950年 六段(順位戦C級1組昇級、三段からの飛び級)
  • 1974年11月 七段(表彰感謝の日表彰)

主な戦績

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棋戦優勝

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在籍クラス

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順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
出典[3]
(出典)竜王戦
出典[4]
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
1949 4 C2
1950 5 C1
1951 6 C108
1952 7 C102
1953 8 C109
1954 9 C107
1955 10 C112
1956 11 C109
1957 12 C106
1958 13 C109
1959 14 C106
1960 15 C103
1961 16 C110
1962 17 C108
1963 18 C104
1964 19 C108
1965 20 C108
1966 21 B216
1967 22 B221
1968 23 B211
1969 24 B219
1970 25 B208
1971 26 B208
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

脚注

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  1. ^ 2018年2月27日から翌28日にかけて行われた、第31期竜王戦6組ランキング戦において、中尾敏之牧野光則の対局が420手に及び、記録を更新した(結果は持将棋)。
  2. ^ 将棋で史上最長の420手!中尾五段対牧野五段戦が19時間の死闘(スポーツ報知 2018年3月1日)
  3. ^ 名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
  4. ^ 竜王戦」『日本将棋連盟』。

関連項目

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外部リンク

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