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砂の女 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
砂の女
Woman in the Dunes
映画キービジュアル
(『映画評論』1965年3月号より)
監督 勅使河原宏
脚本 安部公房
原作 安部公房
製作 市川喜一、大野忠
出演者 岡田英次岸田今日子
音楽 武満徹
撮影 瀬川浩
編集 守随房子
配給 東宝
公開 日本の旗 1964年2月15日
(全国公開は1964年4月14日)
アメリカ合衆国の旗 1964年10月25日
上映時間 147分(モノクロ)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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砂の女(すなのおんな、: Woman in the Dunes)は、1964年に公開された勅使河原宏監督の日本映画。安部公房による同名の小説が原作。

概要

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安部公房の『砂の女』をもとに安部自ら脚本を執筆[1]。音楽に武満徹、タイトルデザインに粟津潔など当時の日本を代表するアーティストが参加したほか、主演にはフランス映画『二十四時間の情事』への出演で国際的に名を知られるようになっていた岡田英次と、三島由紀夫の戯曲上演で活躍していた岸田今日子が抜擢された。映画撮影は静岡県小笠郡浜岡町の千浜砂丘で行われた[2]

封切は1964年(昭和39年)2月15日にみゆき座ほか東宝系列の洋画ロードショー。そして同年4月14日に全国公開となった。 洋画と邦画で上映館の棲み分けができていた時期に、洋画上映館でロードショー公開される異例のケースとなった[3]。 公開時の惹句は「突然 ある日 仁木順平は失踪した ずりおちた穴の奥深く 激しく開く女がいた[4]」である。併映は岡本喜八監督作品「ああ爆弾」(主演:伊藤雄之助)。

現在の著作権一般財団法人草月会[5]

受賞記録

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国内

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海外

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キャスト

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スタッフ

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  • 原作・脚本:安部公房
  • 製作:市川喜一、大野忠
  • 製作主任:吉田巌
  • 撮影:瀬川浩
  • 音楽:武満徹
  • 美術:平川透徹
  • 照明:久米光男
  • スチール:吉岡康弘
  • 録音:加藤一郎、奥山重之助
  • 音響効果:森啓二
  • 製作:勅使河原プロダクション

ソフト化

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  • ビデオテープは1990年11月1日、CBSソニーグループより発売
  • DVDは2002年4月14日に発売、カンヌ国際映画祭出品後は122分だったが、劇場封切り時の147分バージョンを38年ぶりに公開した[8]

脚注

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出典

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  1. ^ 1963年昭和38年)に日本シナリオ作家協会の雑誌「シナリオ」1月号に掲載、1964年(昭和39年)に雑誌「映画芸術」2月号に再掲載された。
  2. ^ 静岡・浜松・伊豆情報局
  3. ^ 世相風俗観察会『現代世相風俗史年表:1945-2008』河出書房新社、2009年3月、126頁。ISBN 9784309225043 
  4. ^ a b なつかし 1989, 「さ行――砂の女」
  5. ^ アヴァンギャルド・ニッポン 安部公房×勅使河原宏
  6. ^ 80回史 2007, pp. 144–149, 「昭和39年」.
  7. ^ 85回史 2012, pp. 210–218, 「1964年」.
  8. ^ HMV&BOOKS

参考文献

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