コンテンツにスキップ

石倉駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石倉駅
駅舎(2022年5月)
いしくら
Ishikura
H62 [* 1] (12.6 km)
(4.0 km) 落部 H57
地図
所在地 北海道茅部郡森町石倉町
北緯42度10分22.2秒 東経140度27分30.5秒 / 北緯42.172833度 東経140.458472度 / 42.172833; 140.458472座標: 北緯42度10分22.2秒 東経140度27分30.5秒 / 北緯42.172833度 東経140.458472度 / 42.172833; 140.458472
駅番号 H58
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 62.1 km(函館起点)
電報略号 イシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1903年明治36年)11月3日
備考 無人駅[1]
  1. ^ この間に石谷信号場有り(当駅から6.0 km先)。
テンプレートを表示

石倉駅(いしくらえき)は、北海道茅部郡森町石倉町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号H58電報略号イシ事務管理コードは▲140118[2]

歴史

[編集]
1976年の石倉駅と周囲約1km範囲。下が函館方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

[編集]

所在地名より[3]。1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では「起源はつまびらかではない[3]」としているが[3]、同書の前身にあたる『駅名の起源』(鉄道省札幌鉄道局編、1939年版)では「附近一帯に石地が多い為[13]」としている。また、本多貢『北海道地名漢字解』では箱館戦争時の榎本武揚軍の石倉三左衛門という人物から[14]、としている。

駅構造

[編集]

単式ホーム2面2線を持つ地上駅。かつては混合ホーム2面3線であった[1]が、中線が取り払われ現在に至る。駅舎はなく、ホームの上に比較的大きな待合所が設置される。森駅管理の無人駅である[1]。上下ホームの連絡は、構内踏切で行う。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 函館方面
2 下り 長万部方面

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 91.0 [15]
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 2]
2017年(平成29年) 3.8 [16]
2018年(平成30年) 2.8 [17]
2019年(令和元年) 「10名以下」 [JR北 3]
2020年(令和02年) 「10名以下」 [JR北 4]

駅周辺

[編集]

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
森駅 (H62) - *桂川駅 (H61) - (石谷信号場) - *本石倉駅 (H59) - 石倉駅 (H58) - 落部駅 (H57)
*打消線は廃駅

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ただし、石谷駅から函館起点58.880km地点までは暫定的に単線[10]。翌1974年(昭和49年)10月31日に完全複線化される[11][12]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、22頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c d 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、9頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、807-808頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻、P57 及び巻末年表。
  6. ^ a b 札幌工事局70年史 P182。
  7. ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
  8. ^ 相次ぐ線路転落 列車客の死亡は初めて『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月24日夕刊 3版 9面
  9. ^ 森町 編『森町史森町、1980年3月15日、628-633頁。doi:10.11501/9570504https://dl.ndl.go.jp/pid/9570504/1/351 
  10. ^ 池田, 光雅 編『鉄道総合年表 1972-93』(1版)中央書院、1993年8月30日、23頁。ISBN 4-924420-82-4 
  11. ^ “通報 ●函館本線石谷駅・函館起点58k880M間増設線路の使用開始について(運転局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1974年10月30日) 
  12. ^ 池田, 光雅 編『鉄道総合年表 1972-93』(1版)中央書院、1993年8月30日、28頁。ISBN 4-924420-82-4 
  13. ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、4頁。NDLJP:1029473 
  14. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 138. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 
  15. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、806頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  16. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  17. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  2. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  3. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
  4. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]