桔梗駅
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桔梗駅 | |
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駅舎(2017年8月) | |
ききょう Kikyō | |
◄H74 五稜郭 (4.9 km) (2.1 km) 大中山 H72► | |
所在地 | 北海道函館市桔梗3丁目41番36号[1] |
駅番号 | ○H73 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 8.3 km(函館起点) |
電報略号 | キケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
268人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)12月10日 |
備考 | 無人駅[1] |
桔梗駅(ききょうえき)は、北海道函館市桔梗3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH73。電報略号はキケ。事務管理コードは▲140103[3]。快速「アイリス」の停車駅だった。
歴史
[編集]- 1902年(明治35年)12月10日:北海道鉄道の函館駅(初代・後の亀田駅、1911年廃止) - 本郷駅(現:新函館北斗駅)間開通に伴い、同線の駅として開業[4]。一般駅[5]。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管[5]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1944年(昭和19年)9月30日:函館本線 五稜郭駅 - 当駅間が複線化[6]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に移管。
- 1962年(昭和37年)9月4日:函館本線 当駅 - 七飯駅間が複線化[6]。
- 1972年(昭和47年)3月15日:貨物扱い廃止[7]。
- 1976年(昭和51年)
- 1981年(昭和56年)
- 11月26日:全国花いっぱいコンクール優秀賞受賞[8]。
- 12月10日:開業80年記念入場券を限定5000枚で発売。同月13日に完売[8]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[5]。
- 1989年(平成元年)12月29日:駅舎改築[7]。
- 1998年(平成10年)4月1日:業務委託駅となる(ジェイ・アールはこだて開発委託)。
- 2007年(平成19年)10月1日:JR北海道の駅が駅ナンバリングを実施[10]。
- 2014年(平成26年)10月1日:ジェイ・アールはこだて開発が北海道キヨスクに吸収合併され、法人格消滅[11]のため、受託会社が北海道ジェイ・アール・サービスネットに変更となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い、当駅を含む函館本線の五稜郭駅 - 新函館北斗駅間が電化(交流20,000 V・50 Hz)。
- 2024年(令和6年)
駅名の由来
[編集]当駅の所在する地名より。同地はかつて駅附近にキキョウが群生し近郷の住人から「桔梗野」と呼ばれた。これが1872年(明治4年)に村名となり、駅名とされた[4][17]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅[2]。互いのホームは両ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[18]。また雪かき車などの特殊な車両を待機させるための側線を1線有する。
五稜郭駅管理の無人駅である[1]。無人化される前は北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を受託する業務委託駅[2][19]で、みどりの窓口が設置されていた[12]。
かつては単式ホーム・島式ホーム(片側乗降不可)複合型の2面2線に中線を有する配線であった。この中線は上り貨物専用の、乗降不可となっている島式ホームの外側の線は下り貨物専用の待避線となっていた。そのほかに上り本線の函館方から駅舎側に分岐する側線、上り副本線と下り本線の間の旭川方、上り本線と下り本線の間の函館方に渡り線を有していた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■函館本線 | 上り | 函館方面 |
2 | 下り | 新函館北斗・森方面 |
-
改札口(2017年8月)
-
ホーム(2017年8月)
-
跨線橋(2017年8月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1931年(昭和 | 6年)93 | [20] | |||
1951年(昭和26年) | 423 | ||||
1961年(昭和36年) | 491 | ||||
1971年(昭和46年) | 668 | ||||
1975年(昭和50年) | 820 | ||||
1976年(昭和51年) | 1,000 | ||||
1978年(昭和53年) | 600 | [20][21] | |||
1980年(昭和55年) | 514 | [20] | |||
1981年(昭和56年) | 247 | [22] | 1日平均乗降人員:494 | ||
1992年(平成 | 4年)659 | [18] | 1日平均乗降人員:1,318 | ||
2008年(平成20年) | 330 | [23] | |||
2009年(平成21年) | 310 | ||||
2010年(平成22年) | 310 | ||||
2011年(平成23年) | 310 | [24] | |||
2012年(平成24年) | 321 | ||||
2013年(平成25年) | 328 | ||||
2014年(平成26年) | 325 | ||||
2015年(平成27年) | 320 | ||||
2016年(平成28年) | 320 | [25] | |||
2017年(平成29年) | 313 | 318.6 | [25][26] | ||
2018年(平成30年) | 296 | 300.4 | [27][28] | ||
2019年(令和元年) | 268 | [29] | |||
2020年(令和 | 2年)201 | [30] | コロナ禍の影響による |
駅周辺
[編集]- 函館インターチェンジ・函館ジャンクション(函館新道・函館江差自動車道・函館新外環状道路)
- 国道5号 - 当駅附近から七飯駅まで続く赤松並木が有名で「赤松街道」と呼ばれている[17]。
- 函館桔梗郵便局
- 渡島信用金庫赤松街道支店
- 北洋銀行桔梗支店
- 函館市亀田農業協同組合(JA函館市亀田)桔梗支店
- 大阪王将函館桔梗店
- 函館バス「桔梗」停留所
- コープさっぽろ桔梗店
- ファッションセンターしまむら桔梗店
その他
[編集]- 台湾出身の歌手、S.H.Eの曲「他還是不懂」(2004年)のプロモーションビデオロケーションに当駅やその付近などが使用された。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 『駅の無人化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2024年2月28日。オリジナルの2024年2月28日時点におけるアーカイブ 。2024年2月28日閲覧。
- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、19頁。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、3頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、805頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。
- ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ a b c 土井, 勝雄 編『桔梗駅 : 誕生八十年記念誌』桔梗駅誕生八十年記念協賛会、1981年12月10日、61頁。doi:10.11501/12062476 。
- ^ 土井, 勝雄 編『桔梗駅 : 誕生八十年記念誌』桔梗駅誕生八十年記念協賛会、1981年12月10日、3頁。doi:10.11501/12062476 。
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ 『連結子会社2社の合併に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年2月28日 。2014年3月1日閲覧。
- ^ a b “桔梗 | 駅の情報検索(時刻表・バリアフリー) | 鉄道・きっぷ | JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ 「JR桔梗駅が無人化へ 自動改札機導入などで」『北海道新聞』2024年2月27日。オリジナルの2024年2月27日時点におけるアーカイブ。2024年2月27日閲覧。
- ^ 『2024年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブ 。2023年12月15日閲覧。
- ^ 『2024(令和6)年3月ICカードKitacaエリアを拡大します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月13日。オリジナルの2023年12月13日時点におけるアーカイブ 。2023年12月13日閲覧。
- ^ 『ICカードKitacaエリアを拡大します! ~2024年春、函館・旭川各エリアでKitacaサービスを開始します~』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年9月14日。オリジナルの2022年9月14日時点におけるアーカイブ 。2022年9月14日閲覧。
- ^ a b 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)12ページより。
- ^ a b 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)36ページより。
- ^ 受託駅一覧 - 北海道ジェイ・アール・サービスネット.2021年12月6日閲覧
- ^ a b c 土井, 勝雄 編『桔梗駅 : 誕生八十年記念誌』桔梗駅誕生八十年記念協賛会、1981年12月10日、47頁。doi:10.11501/12062476 。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、803頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)24ページより。
- ^ “函館市統計書 平成25年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2014年3月). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月5日閲覧。
- ^ “函館市統計書 平成28年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2017年4月). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月5日閲覧。
- ^ a b “函館市統計書 平成30年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2019年4月). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月17日閲覧。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館市統計書 令和元年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2020年5月). 2020年6月17日閲覧。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館市統計書 令和2年版” (PDF). 函館市. p. 75 (2021年5月). 2021年5月29日閲覧。
- ^ “函館市統計書 令和3年(2021年)版 | 函館市”. www.city.hakodate.hokkaido.jp. 2024年6月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 桔梗|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company