コンテンツにスキップ

桔梗駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桔梗駅
駅舎(2017年8月)
ききょう
Kikyō
H74 五稜郭 (4.9 km)
(2.1 km) 大中山 H72
地図
所在地 北海道函館市桔梗3丁目41番36号[1]
北緯41度50分48.25秒 東経140度43分22.96秒 / 北緯41.8467361度 東経140.7230444度 / 41.8467361; 140.7230444座標: 北緯41度50分48.25秒 東経140度43分22.96秒 / 北緯41.8467361度 東経140.7230444度 / 41.8467361; 140.7230444
駅番号 H73
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 8.3 km(函館起点)
電報略号 キケ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
268人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1902年明治35年)12月10日
備考 無人駅[1]
テンプレートを表示

桔梗駅(ききょうえき)は、北海道函館市桔梗3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号H73電報略号キケ事務管理コードは▲140103[3]。快速「アイリス」の停車駅だった。

歴史

[編集]
1976年の桔梗駅と周囲約1 km範囲。下が函館方面。貨物取扱廃止で駅舎横函館側の貨物ホーム前の引込み線は撤去され、途中までが保線用として残されている。一方、駅裏の貨物積卸線は待避線として残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

[編集]

当駅の所在する地名より。同地はかつて駅附近にキキョウが群生し近郷の住人から「桔梗野」と呼ばれた。これが1872年(明治4年)に村名となり、駅名とされた[4][17]

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅[2]。互いのホームは両ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[18]。また雪かき車などの特殊な車両を待機させるための側線を1線有する。

五稜郭駅管理の無人駅である[1]。無人化される前は北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を受託する業務委託駅[2][19]で、みどりの窓口が設置されていた[12]

かつては単式ホーム島式ホーム(片側乗降不可)複合型の2面2線に中線を有する配線であった。この中線は上り貨物専用の、乗降不可となっている島式ホームの外側の線は下り貨物専用の待避線となっていた。そのほかに上り本線の函館方から駅舎側に分岐する側線、上り副本線と下り本線の間の旭川方、上り本線と下り本線の間の函館方に渡り線を有していた。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 函館方面
2 下り 新函館北斗方面

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1931年(昭和06年) 93 [20]
1951年(昭和26年) 423
1961年(昭和36年) 491
1971年(昭和46年) 668
1975年(昭和50年) 820
1976年(昭和51年) 1,000
1978年(昭和53年) 600 [20][21]
1980年(昭和55年) 514 [20]
1981年(昭和56年) 247 [22] 1日平均乗降人員:494
1992年(平成04年) 659 [18] 1日平均乗降人員:1,318
2008年(平成20年) 330 [23]
2009年(平成21年) 310
2010年(平成22年) 310
2011年(平成23年) 310 [24]
2012年(平成24年) 321
2013年(平成25年) 328
2014年(平成26年) 325
2015年(平成27年) 320
2016年(平成28年) 320 [25]
2017年(平成29年) 313 318.6 [25][26]
2018年(平成30年) 296 300.4 [27][28]
2019年(令和元年) 268 [29]
2020年(令和02年) 201 [30] コロナ禍の影響による

駅周辺

[編集]

その他

[編集]

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
快速「はこだてライナー
通過
普通(「はこだてライナー」含む)
五稜郭駅 (H74) - 桔梗駅 (H73) - 大中山駅 (H72)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 駅の無人化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2024年2月28日。オリジナルの2024年2月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240228073434/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20240228_KO_kike_mujin.pdf2024年2月28日閲覧 
  2. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、19頁。 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、3頁。ASIN B000J9RBUY 
  5. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、805頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。
  7. ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
  8. ^ a b c 土井, 勝雄 編『桔梗駅 : 誕生八十年記念誌』桔梗駅誕生八十年記念協賛会、1981年12月10日、61頁。doi:10.11501/12062476https://dl.ndl.go.jp/pid/12062476/ 
  9. ^ 土井, 勝雄 編『桔梗駅 : 誕生八十年記念誌』桔梗駅誕生八十年記念協賛会、1981年12月10日、3頁。doi:10.11501/12062476https://dl.ndl.go.jp/pid/12062476/ 
  10. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  11. ^ 連結子会社2社の合併に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年2月28日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140228-2.pdf2014年3月1日閲覧 
  12. ^ a b 桔梗 | 駅の情報検索(時刻表・バリアフリー) | 鉄道・きっぷ | JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
  13. ^ JR桔梗駅が無人化へ 自動改札機導入などで」『北海道新聞』2024年2月27日。オリジナルの2024年2月27日時点におけるアーカイブ。2024年2月27日閲覧。
  14. ^ 2024年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231215050147/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231215_KO_kaisei.pdf2023年12月15日閲覧 
  15. ^ 2024(令和6)年3月ICカードKitacaエリアを拡大します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月13日。オリジナルの2023年12月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231213124006/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231213_KO_kitaca_area.pdf2023年12月13日閲覧 
  16. ^ ICカードKitacaエリアを拡大します! ~2024年春、函館・旭川各エリアでKitacaサービスを開始します~』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年9月14日。オリジナルの2022年9月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220914081835/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220914_KO_Kitaca.pdf2022年9月14日閲覧 
  17. ^ a b 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)12ページより。
  18. ^ a b 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)36ページより。
  19. ^ 受託駅一覧 - 北海道ジェイ・アール・サービスネット.2021年12月6日閲覧
  20. ^ a b c 土井, 勝雄 編『桔梗駅 : 誕生八十年記念誌』桔梗駅誕生八十年記念協賛会、1981年12月10日、47頁。doi:10.11501/12062476https://dl.ndl.go.jp/pid/12062476/ 
  21. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、803頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  22. ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)24ページより。
  23. ^ 函館市統計書 平成25年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2014年3月). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月5日閲覧。
  24. ^ 函館市統計書 平成28年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2017年4月). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月5日閲覧。
  25. ^ a b 函館市統計書 平成30年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2019年4月). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月17日閲覧。
  26. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  27. ^ 函館市統計書 令和元年版” (PDF). 函館市. p. 73 (2020年5月). 2020年6月17日閲覧。
  28. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  29. ^ 函館市統計書 令和2年版” (PDF). 函館市. p. 75 (2021年5月). 2021年5月29日閲覧。
  30. ^ 函館市統計書 令和3年(2021年)版 | 函館市”. www.city.hakodate.hokkaido.jp. 2024年6月9日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]