武内和彦
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日本学術会議より公開された肖像写真 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1951年6月19日(73歳) 日本・和歌山県和歌山市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
学派 | 環境学 |
研究分野 | 地域生態学、地球持続学 |
研究機関 | 東京大学未来ビジョン研究センター |
学位 | 農学博士(東京大学・1980年) |
学会 | 日本学術会議 |
武内 和彦(たけうち かずひこ、1951年6月19日 - )は、日本の環境学者。東京大学未来ビジョン研究センター特任教授。農学博士。公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)理事長。専門は、地域生態学、サステイナビリティ学。和歌山県和歌山市生まれ[1]。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1970年 清風南海高等学校卒業[2]
- 1974年 東京大学理学部地学科地理学課程卒業[1]
- 1976年 東京大学大学院農学系研究科修士課程修了[1]
- 1977年 東京大学大学院農学系研究科博士課程中退[3]
- 1980年 東京大学より農学博士の学位を取得[3]
職歴
[編集]- 1977年4月-1985年10月 東京都立大学理学部助手
- 1977年5月-1985年10月 東京都立大学都市研究センター研究員
- 1985年11月-1995年7月 東京大学農学部助教授
- 1995年8月-1997年6月 東京大学アジア生物資源環境研究センター教授
- 1997年7月- 2012年 東京大学大学院農学生命科学研究科教授
- 2004年4月-2005年9月 東京大学アジア生物資源環境研究センター長(併任)
- 2005年4月-2008年6月 総長特任補佐/国際連携本部長(併任)
- 2005年8月- 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)副機構長(併任)
- 2008年7月-2013年 国際連合大学副学長(兼任)
- 2013年-2016年 国際連合大学上級副学長、国際連合事務次長補
- 2012年-2017年 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)機構長・教授
- 2016年- 国連大学サステイナビリティ高等研究所上級客員教授
- 2017年4月- 2019年3月 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)機構長・特任教授
- 2017年- 公益財団法人地球環境戦略研究機関理事長[4]
- 2017年10月-2020年9月 日本学術会議副会長(国際活動担当)[5]
- 2019年4月- 東京大学未来ビジョン研究センター特任教授
学会活動
[編集]- 日本造園学会(元会長)
- 日本都市計画学会(元会長、名誉会員)
- 農村計画学会(元会長、名誉会員)
- 国際交通安全学会(会長)
- 国際学術誌 "Sustainability Science(Springer)" 編集長
委員会活動
[編集]主な著書など
[編集]単著
[編集]- 『地球持続学のすすめ』(岩波ジュニア新書,2007)ISBN 978-4-00-500568-0
- 『ランドスケープエコロジー』(朝倉書店,2006)ISBN 978-4-25-418027-5
- 『環境時代の構想』(東京大学出版会,2003) ISBN 978-4-13-063321-5
- 『まちの自然とつきあう』(岩波書店,1997) ISBN 4-00-006607-2
- 『環境創造の思想』(東京大学出版会,1994) ISBN 4-13-063306-6
- 『地域の生態学』(朝倉書店,1991)ISBN 4-254-47019-3
- 『生態都市の発想-まちづくりウオッチング』(綜合ユニコム,1991) ISBN 4-88150-128-3
共著
[編集]- (小宮山宏ほか 共編著) 『サステイナビリティ学1 サステイナビリティ学の創生』 (東京大学出版会, 2011年) ISBN 978-4-13-065121-9
- (小宮山宏ほか 共編著)『サステイナビリティ学2 気候変動と低炭素社会』 (東京大学出版会, 2010年) ISBN 978-4-13-065122-6
- (小宮山宏ほか 共編著)『サステイナビリティ学3 資源利用と循環型社会』 (東京大学出版会, 2010-11年) ISBN 978-4-13-065123-3
- (小宮山宏ほか 共編著)『サステイナビリティ学4 生態系と自然共生社会』 (東京大学出版会, 2010年) ISBN 978-4-13-065124-0
- (小宮山宏ほか 共編著)『サステイナビリティ学5 持続可能なアジアの展望』 (東京大学出版会, 2010-11年) ISBN 978-4-13-065125-7
- (鷲谷いづみ・西田 睦)『生態系へのまなざし』(東京大学出版会,2005年) ISBN 4-13-063325-2
- (宮下 直)『人と自然の本』(ポプラ社,2004年) ISBN 4-591-08019-6
- (Brown, R.D., Wasitani, I., Tsunekawa, A., Yokohari, M.(eds.)) 『SATOYAMA-Traditional rural landscape of Japan』 (Springer, 2003) ISBN 4-431-00007-0
- (住 明正・植田和弘)『環境学序説』(岩波書店,2002年) ISBN 4-00-006801-6
- (鷲谷いづみ・恒川篤史 共編著)『里山の環境学』(東京大学出版会,2001年) ISBN 4-13-060301-9
- (高橋 裕 共編著)『地球環境学9 地球システムを支える21世紀型科学技術』(岩波書店,1998年) ISBN 4-00-010909-X
- (林 良嗣 共編著) 『地球環境学8 地球環境と巨大都市』(岩波書店,1998年) ISBN 4-00-010908-1
- (田中 学 共編著) 『地球環境学6 生物資源の持続的利用』(岩波書店,1998年) ISBN 4-00-010906-5
- (中村和郎・小池一之 共編著)『日本の自然 地域編3 関東』(岩波書店,1994年)ISBN 4-00-007933-6
- (恒川 篤史 共編著)『環境資源と情報システム』 (古今書院,1994年)ISBN 4-7722-1641-3
- (門村 浩・大森 博雄・田村 俊和) 『環境変動と地球砂漠化』(朝倉書店,1991年)ISBN 4-254-10103-1
- (横張 真・井手 任)『田園アメニティ論』(養賢堂,1990年) ISBN 4-8425-9011-4
- (松井 健・田村 俊和 共編著)『丘陵地の自然環境―その特性と保全』(古今書院,1990年)ISBN 978-4-772-21610-4
- (井手久登)『自然立地的土地利用計画』(東京大学出版会,1985年) ISBN 4-13-071045-1
脚注
[編集]- ^ a b c “武内 和彦 | 東京大学未来ビジョン研究センター”. ifi.u-tokyo.ac.jp. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “震災復興は自然と共生、地域主体で(武内和彦 氏 / 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 副機構長、国連大学 副学長)”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2023年3月18日閲覧。
- ^ a b “シンポジウム”. 2023年3月18日閲覧。
- ^ 地球環境戦略研究機関(IGES)武内和彦新理事長就任のお知らせ
- ^ 歴代会長・副会長一覧 | 日本学術会議
公職 | ||
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先代 新美育文 |
環境省中央環境審議会会長代理 2021年 - |
次代 |
先代 浅野直人 |
環境省中央環境審議会会長 2017年 - 2021年 |
次代 高村ゆかり |
先代 鈴木基之 |
環境省中央環境審議会会長 2013年 - 2015年 |
次代 浅野直人 |
文化 | ||
先代 蓑茂壽太郎 |
日本造園学会会長 2011年 - 2013年 |
次代 増田昇 |
先代 大西隆 |
日本都市計画学会会長 第31代:2009年 - 2010年 |
次代 岸井隆幸 |