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松平乗承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松平乗承
まつだいら のりつぐ
華族画報社「華族画報」より
生年月日 1851年12月30日
没年月日 (1929-07-13) 1929年7月13日(77歳没)
所属政党三曜会→)
懇話会→)
土曜会→)
研究会
称号 正二位
勲一等瑞宝章
配偶者 松平昭子
子女 次男・松平乗統
親族 義弟・大河内輝剛(衆議院議員)
義弟・高木正善(貴族院議員)
従弟・牧野忠篤(貴族院議員)
甥・大給恒(貴族院議員)
孫・牧野忠永(貴族院議員)

在任期間 1890年7月10日 - 1925年7月9日
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松平 乗承(まつだいら のりつぐ、1851年12月30日嘉永4年12月8日[1]〉 - 1929年昭和4年〉7月13日[2][3][4])は、明治から昭和時代初期の政治家華族子爵貴族院議員三河国西尾藩松平乗全の五男[1]。妻は松平輝聴の娘、昭子[注釈 1]。子に松平乗統[注釈 2]

生涯

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叔父で最後の藩主松平乗秩の養子となる[1]1873年(明治6年)に養父の死を受けて家督を継ぎ、1877年(明治10年)、大給恒佐野常民桜井忠興らと博愛社(日本赤十字社の前身)の設立に尽力。1881年(明治14年)に宮内省御用掛となった。1884年(明治17年)7月3日には太政官御用掛に就任、修史館勤務となる[5][6]。同年7月8日、子爵を叙爵[7]。同年12月に修史館から第二局に異動となった[8]1885年(明治18年)3月麻疹にかかり辞職する。1887年(明治20年)、日本赤十字社に入り、第四回赤十字国際会議にドイツ留学中の森鷗外と出席する。1890年(明治23年)7月10日、貴族院議員となり1925年大正14年)7月9日まで務めた[9][注釈 3]1913年(大正2年)1月22日、日本赤十字社副社長に就任した[10]1918年(大正7年)8月1日、願い出により副社長を退任した[11]。1929年7月13日14時、病気のため死去した[4]

栄典

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勲章

外国勲章佩用允許

位階

脚注

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注釈

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  1. ^ 『人事興信録 初版(明36.4刊)』461コマには大河内輝耕の叔母と書かれている[1]
  2. ^ 『人事興信録 初版(明36.4刊)』461コマでは旧名の源次郎表記[1]
  3. ^ 会派は三曜会、懇話会、土曜会を経て、1919年(大正8年)12月1日から研究会[2]

出典

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  1. ^ a b c d e 人事興信録 初版(明36.4刊) 461コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ a b 研究会所属貴族院議員録 : 創立より解散まで 131コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ 議会制度百年史 貴族院・参議院議員名鑑 37コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ a b 弘道 (447) 40コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  5. ^ 官報 1884年07月04日 5コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  6. ^ 官報 1884年07月04日 6コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  7. ^ 『官報』第308号、明治17年7月9日。
  8. ^ 官報 1884年12月06日 3コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  9. ^ 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』56頁。
  10. ^ 官報 1913年01月23日 3コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  11. ^ 官報 1918年08月02日 5コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  12. ^ 『官報』第3778号「叙任及辞令」1896年2月5日。
  13. ^ 『官報』第1218号「叙任及辞令」1916年8月21日。
  14. ^ 官報 1918年08月13日 2コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  15. ^ 『官報』第93号「叙任及辞令」1927年4月23日。
  16. ^ 官報 1892年07月07日 4コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  17. ^ 官報 1897年07月03日 2コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  18. ^ 官報 1903年07月01日 2コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  19. ^ 官報 1912年07月11日 4コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  20. ^ 官報 1922年07月21日 5コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  21. ^ 官報 1929年07月16日 3コマ』 - 国立国会図書館デジタルコレクション

参考文献

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  • 『日本人名大辞典』(講談社刊)
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』1990年。

外部リンク

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日本の爵位
先代
叙爵
子爵
西尾松平家初代
1884年 - 1929年
次代
松平乗統