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富山田地方駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富山田地方駅
駅付近(1943年頃)
(本線と立山線の単線並列区間。ホームは本線側のみ設置)
とやまでんじがた
Toyama-Denjigata
電鉄富山 (0.7 km)
(1.0 km) 稲荷町
地図
所在地 富山県富山市千歳町
北緯36度41分54.7秒 東経137度13分13秒 / 北緯36.698528度 東経137.22028度 / 36.698528; 137.22028座標: 北緯36度41分54.7秒 東経137度13分13秒 / 北緯36.698528度 東経137.22028度 / 36.698528; 137.22028
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 本線
キロ程 0.7 km(電鉄富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1931年昭和6年)8月15日
廃止年月日 1969年昭和44年)4月15日
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富山田地方駅(とやまでんじがたえき)は、かつて富山県富山市千歳町にあった富山地方鉄道本線廃駅である。

当駅を含む電鉄富山駅 - 稲荷町駅間は現在では本線の複線区間だが、当駅廃止直前の1969年昭和44年)4月1日までは本線と立山線との単線並列扱いであり、富山田地方駅は本線側の線路にのみプラットホームが設置されていた。

歴史

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概要

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当駅は1931年昭和6年)8月15日に富山電気鉄道線当駅 - 上市駅間及び寺田駅 - 五百石駅間開業と同時に開業した[1]。開業当時には当駅 - 富山駅間が未だ工事中であったため、同社線の始発駅としての開業であった[2]。同年10月3日には当駅 - 電鉄富山駅が開業し、途中駅になっている[3]。既に当駅周辺には富岩鉄道富山口駅富山市営軌道の東田地方停留場が開業しており、各路線の乗換客が多くあったといわれる[4]

しかるに昭和40年代において当駅の利用者数が最盛期に比して半減していたこと、北陸本線及び富山港線を含めた東田地方踏切の立体交差化計画の浮上、電鉄富山駅改良計画に伴う移設によって更に駅間距離が短くなると予想されたことなどから、当時富山地方鉄道が進めていた駅廃止計画の候補として真っ先に挙げられ、これにより1969年(昭和44年)4月15日をもって廃止となった[5][6]

年表

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富山電気鉄道線富山田地方駅 - 上市駅間及び寺田駅 - 五百石駅間開業当時の新聞

隣の駅

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富山地方鉄道
本線
電鉄富山駅 - 富山田地方駅 - 稲荷町駅

脚注

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  1. ^ a b 「地方鐵道運輸開始 富山電氣鐵道株式會社」『官報』第1398号、683頁、1931年8月26日。NDLJP:2957866/4 
  2. ^ 『北陸タイムス』1931年8月15日、4面。
  3. ^ a b 「地方鐵道運輸開始 富山電氣鐵道株式會社」『官報』第1436号、290頁、1931年10月10日。NDLJP:2957904/12 
  4. ^ 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会 2006, p. 32.
  5. ^ 富山地方鉄道株式会社 1983, p. 531.
  6. ^ a b 「田地方駅(地鉄)を廃止 近くダイヤ改正に合わせ」『北日本新聞』1968年10月25日、11面。
  7. ^ 「鐵道免許狀下付 大岩鐵道株式會社」『官報』第143号、581頁、1927年6月22日。NDLJP:2956603/7 
  8. ^ a b c 富山地方鉄道株式会社 1983.

参考文献

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  • 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会 編『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』TC出版、2006年5月。ISBN 4-91618-121-2 
  • 富山地方鉄道株式会社『富山地方鉄道五十年史』富山地方鉄道、1983年3月。全国書誌番号:84005008 
  • 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧』 昭和41年3月1日現在、日本国有鉄道、1966年。NDLJP:1873236 (粁程等は同書による)

関連項目

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