塚本邦雄賞
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塚本邦雄賞(つかもとくにおしょう)は、短歌を対象とした日本の文学賞の一つである。歌人・作家で前衛短歌の旗手・塚本邦雄の生誕百年を記念して創設された。第1回の発表は2020年で、2023年の第4回をもって終了。2024年創設の定家賞に引き継がれた。
概要
[編集]短歌研究社が主催し、塚本青史が顧問を務める。「短歌という文学の可能性を広げ、深化させ得た短歌歌集作品とその作者を顕彰する」としており、「選考会の前年4月1日から当年3月31日までに刊行された歌集」が対象となる[1]。「第二歌集以降」という条件があり、独自の歌風と実力を有する、新鋭~中堅歌人が選出されている。
歴代受賞者
[編集]- 第一回(2020年):石川美南『体内飛行』短歌研究社。ISBN 978-4-86272-640-7
- 第二回(2021年):高木佳子『玄牝』砂子屋書房。ISBN 978-4-7904-1762-0 永井祐『広い世界と2や8や7』左右社。ISBN 978-4-86528-005-0
- 選考委員:坂井修一、水原紫苑、穂村弘、北村薫[3]。
- 第三回(2022年):山崎聡子『青い舌』書肆侃侃房。ISBN 978-4-86385-470-3
- 第三回特別賞:(受賞者)島内景二・(対象作品)『〈文庫版〉塚本邦雄全歌集』(全8巻)短歌研究社。第一巻 ISBN 978-4-86272-551-6
- 選考委員:坂井修一、水原紫苑、穂村弘、北村薫[4]。
- 第四回(2023年):大森静佳『ヘクタール』文藝春秋。ISBN 978-4-16-391573-9
- 選考委員:坂井修一、水原紫苑、穂村弘。
脚注
[編集]- ^ 短歌研究社の賞短歌研究社公式サイト.
- ^ 「〈大波小波〉塚本邦雄賞が生まれた夏『中日新聞』2020年8月11日. 2023年10月9日閲覧。
- ^ 塚本邦雄賞の記録tankaful.net(2021年12月29日更新). 2023年10月9日閲覧。
- ^ web「本のページ」2022年8月号12日2023年10月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- 塚本邦雄賞 - 短歌研究社公式サイト