坪内ミキ子
つぼうち みきこ 坪内 ミキ子 | |
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本名 | 桜井 美紀子 |
生年月日 | 1940年4月12日(84歳) |
出生地 |
日本・東京府 (現:東京都) |
職業 |
女優 タレント |
ジャンル |
テレビ番組 テレビドラマ |
活動期間 | 1962年 - |
著名な家族 |
父:坪内士行(演劇評論家) 母:雲井浪子(宝塚歌劇団1期生) 息子:坪内淳(国際政治学者)[1] |
坪内 ミキ子(つぼうち みきこ、1940年4月12日 - )は、東京府(現:東京都)出身の女優・タレント。本名、桜井美紀子[2]。
人物・略歴
[編集]父親は演劇評論家・坪内士行(宝塚歌劇団職員・宝塚音楽学校の顧問も歴任した)、母親は宝塚歌劇団1期生であり宝塚歌劇団卒業生の雲井浪子(本名:坪内操、旧姓:高井)[3]。さらに母の姉と妹に同1期生の八十島揖子と同15期生の緒島なお子もいる[4]という、演劇にゆかりのある家庭に生まれた(士行は坪内逍遙の兄の子で、一時、逍遙の養子だったが、1919年に養子縁組を解消した)。日本女子大学附属豊明小学校を経て、日本女子大学附属中学校・高等学校在学中に宝塚音楽学校受験を試みたが、元タカラジェンヌの母親に大反対されて受験を断念する。高校卒業後、東宝現代劇の研究生となり、1963年に早稲田大学第一文学部英文科を卒業する。市川雷蔵主演の大映映画『陽気な殿様』でデビューする。大学卒の女優であることから「学士女優」と呼ばれ、時代劇女優として人気を集める。大映の看板女優としての活躍を経て、テレビドラマやクイズ番組、情報バラエティ番組の他、コメンテーター、執筆など幅広く活動する。また、温かい人柄で人気を集める。
『座頭市』『若親分』『悪名』などのシリーズをはじめ、『影を斬る』『江戸無情』『巨人大隈重信』など30数本の映画に出演している。
1965年以降はテレビを中心に、女優・タレントとして活動している。NHK大河ドラマ『太閤記』、フジテレビ『意地悪ばあさん』の他、NHK『連想ゲーム』のレギュラー回答者を12年間、『3時のあなた』のキャスターを3年間務めた。その後もNHK『生活ほっとモーニング』、日本テレビ『おもいッきりテレビ』などの人気テレビ番組に出演した。また「坪内ミキ子の冠婚葬祭・お付き合いマナー教室」を『女性セブン』誌に、「私の子育て」を『読売新聞』に執筆した。
1987年に総務庁・青少年問題審議会委員、1988年にエネルギーと原子力を考えるフォーラム委員を務め、1996年に更生保護法人・更生保護事業振興財団の評議員に就任した。
また、実母・雲井浪子を介護した経験を基にして、介護問題にも取り組んでいる。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]- 続・忍びの者 (1963年)
- 新・座頭市物語 (1963年)
- 影を斬る(1963年、大映)
- 無宿者 (1964年)
- 博徒ざむらい (1964年、大映)
- 座頭市千両首 (1964年)
- 若親分出獄 (1965年、大映)
- 座頭市二段斬り (1965年)
- 座頭市血煙り街道 (1967年)
- 悪名一代(1967年大映)
- ガメラ対深海怪獣ジグラ (1971年)
テレビドラマ
[編集]- ザ・ガードマン(大映テレビ室・TBS)
- 第28話「暗黒の掟」(1965年)
- 第67話「高倉キャップを消せ!」(1966年)
- 第137話「女は一度勝負する」(1967年)
- てっぺん野郎(TBS)(1965年)
- 太閤記(NHK大河ドラマ)(1965年)
- 竜馬がゆく(NHK大河ドラマ)(1968年)
- 渥美清の泣いてたまるか「意地が涙を」(TBS)(1968年)
- つくしんぼ(東海テレビ)(1977年 - 1978年)
- いじわるばあさん(フジテレビ)(1981年)
- サザエさんVS意地悪ばあさんVSいじわる看護婦(フジテレビ)(1984年)
- みのもんたの人生相談デカ 〜おもいッきりテレビ殺人事件〜(日本テレビ)(2002年)
バラエティ・情報番組
[編集]- 3時のあなた (フジテレビ、1977年5月 - 1980年3月)
- 連想ゲーム(NHK総合、1975年11月-1988年3月) - 紅組(女性チーム)1枠回答者
- 話題のひととき(テレビ東京。政府広報番組)
- 年忘れにっぽんの歌(テレビ東京、1986年12月31日) - 司会
- 午後は○○おもいッきりテレビ(日本テレビ)
ほか多数
脚注
[編集]- ^ [1]
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.550
- ^ “宝塚女優と結婚した早大教授 逍遙のおい 坪内士行の青春”. 早稲田ウィークリー. 早稲田大学 (2016年10月10日). 2022年4月2日閲覧。
- ^ 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、29頁。ISBN 978-4-484-14601-0。
参考文献
[編集]- 『母の介護 102歳で看取るまで』、坪内ミキ子、新潮社、2007年7月