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前田一男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
前田 一男
まえだ かずお
北海道議会より公表された肖像写真
生年月日 (1966-05-27) 1966年5月27日(58歳)[1]
出生地 日本の旗 日本 北海道松前郡松前町[1]
出身校 北海道大学工学部電気工学科[1]
前職 伊藤忠商事従業員[1]
地方公務員北海道庁[1]
所属政党無所属→)
自由民主党安倍派

選挙区 渡島地域選挙区
当選回数 1回
在任期間 2023年4月30日 - 現職

選挙区北海道8区→)
比例北海道ブロック
当選回数 2回
在任期間 2012年12月21日 - 2017年9月28日

当選回数 2回
在任期間 2004年 - 2012年
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前田 一男(まえだ かずお、1966年昭和41年〉5月27日[1] - )は、日本政治家自由民主党所属の北海道議会議員(1期)。

衆議院議員(2期)、北海道松前町(2期)、自由民主党文部科学部会長代理などを歴任[1][2]

来歴

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北海道松前郡松前町生まれ[3]。上磯町立浜分小学校、上磯町立浜分中学校北海道函館中部高等学校北海道大学工学部卒業。1990年伊藤忠商事に入社し3年間勤務する。1993年北海道庁に入庁し、10年間勤務した[4]

2003年11月の第43回衆議院議員総選挙に北海道8区から無所属で出馬したが、自由民主党佐藤健治、前田のいずれも民主党公認の金田誠一に敗れた。

2004年松前町長が任期途中で急逝。これに伴って4月に行われた町長選挙に無所属で立候補し、無投票により初当選。2008年に再選。2012年の町長選には出馬せず、2期8年で退任。同年12月の第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で北海道8区から出馬し、民主党公認の逢坂誠二らを破って初当選した。

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙に自民党公認で北海道8区から立候補し、小選挙区で民主党公認の逢坂に敗れ落選したものの、比例復活で再選(惜敗率93.458%)[5]

2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙に北海道8区から立候補し、小選挙区で無所属(選挙後、立憲民主党追加公認)で立候補した逢坂に敗れ、比例復活もならず落選した。

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙に北海道8区から立候補し、小選挙区では立憲民主党公認の逢坂に敗れ、比例復活もならず落選した[6][7]

2023年3月31日告示、4月9日投開票の北海道議会議員選挙に渡島地域の選挙区から立候補し無投票で初当選した[8]

2024年8月、第49回衆議院議員総選挙の比例北海道ブロック選出議員であった堀井学が、公職選挙法違反の引責により議員を辞職をしたことにより、同年9月6日に中央選挙管理会で行われた選挙会で繰上補充として、同ブロックで次点だった参議院議員の船橋利実(前回北海道第1区から立候補)が繰上当選の対象者として決定したが、船橋は参議院議員を辞職せず、繰上当選を辞退することを表明しており[9]、当選の告示を受けた日から5日以内に参議院議員を辞職しなかったため、船橋は繰上当選の権利を失った。このため次々点の前田が同月13日に繰上当選が告示された[10]が、前田も繰上当選辞退の意向を示したため、当選の告示を受けた日から5日以内に北海道議会議員を辞職しなかったため、前田も繰上当選の権利を失った。なお、繰上当選は次々々点者で前回の総選挙で北海道第2区で立候補した髙橋祐介が対象となり[11]、9月18日に髙橋の繰上当選が決まった[12]

政策・主張

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憲法問題

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  • 憲法改正について、2017年、2021年のアンケートで「賛成」と回答[13][14]
  • 改正すべき項目として「自衛隊の保持を明記する」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張[15]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[16]
  • 安全保障関連法の成立について、2017年のアンケートで「評価する」と回答[13]

ジェンダー問題

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  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2014年のアンケートでは「どちらかといえば反対」と回答[17]。2017年のアンケートでは「どちらかといえば賛成」と回答[13]。2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[14]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートでは「反対」と回答[14]。2021年のNHKのアンケートでは回答しなかった[16]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「反対」と回答[14]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[16]

その他

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人物

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  • 前田は実践倫理宏正会について自身も参加している「本当にすがすがしい団体」だと表現し、実践倫理宏正会の教えを参考に人間力を育成する教育を行うよう2016年に文部科学大臣松野博一に提言した[23]

政治資金問題

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  • 政治団体「前翔会」が政治活動費から、有名歌手のコンサートチケット2人分の代金1万6450円を支出していたことが、2014年政治資金収支報告書に添付されていた領収書を北海道新聞が総務省に開示請求して分かった[24]

所属団体・議員連盟

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g プロフィール”. 前田かずお公式サイト. 2023年12月16日閲覧。
  2. ^ “国会議員情報 前田 一男(まえだ かずお)”. 時事ドットコム (時事通信社). https://www.jiji.com/sp/giin?d=236cb17944848a2b617581dcb49813fa&c=syu 2023年12月16日閲覧。 
  3. ^ 前田一男(小選挙区・北海道) 【衆議院選挙2017】:読売新聞
  4. ^ まえだ一男はこんな人!!(まえだ一男オフィシャルWebサイト)”. 2015年3月29日閲覧。
  5. ^ 北海道ブロック(比例区) - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
  6. ^ 衆議院選挙2021 北海道(札幌・函館など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  7. ^ 【2021年 衆院選】北海道ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  8. ^ 衆議院北海道8区 自民・元議員は道議会議員選挙へ”. NHK NEWS WEB. NHK. 2023年2月14日閲覧。
  9. ^ 衆院比例自民 繰り上げ当選に注目 近く略式起訴 堀井議員辞職意向”. 読売新聞オンライン. 2024年8月28日閲覧。
  10. ^ 『官報』第1306号1頁 令和6年9月13日 中央選挙管理会告示第十九号「令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員選挙北海道選挙区における衆議院名簿届出政党等に係る欠員による繰上補充による当選人の住所及び氏名に関する件」
  11. ^ 高橋氏が繰り上げ当選見通し 自民、参院議員と道議の辞退で―衆院 - 時事ドットコム 2024年9月6日
  12. ^ “堀井学元衆院議員の辞職で高橋祐介氏の繰り上げ当選が決定 比例北海道ブロック”. 産経新聞. (2024年9月18日). https://www.sankei.com/article/20240918-KFSGU3TOPJKEHBCTPABDC5QDZU/ 2024年9月20日閲覧。 
  13. ^ a b c d e 前田一男”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  14. ^ a b c d e 前田一男”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  15. ^ 憲法改正 改正すべき項目”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  16. ^ a b c d 北海道8区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  17. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  18. ^ “<衆院選>下北半島の原子力施設巡り論争 津軽海峡で主張逆転”. 河北新報. (2017年10月19日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171019_21033.html 2017年11月24日閲覧。 
  19. ^ 毎日新聞2014年衆院選アンケート
  20. ^ 毎日新聞2012年衆院選アンケート
  21. ^ 特定秘密保護法 国会議員の投票行動”. 東京新聞. 2014年12月13日閲覧。
  22. ^ "「函館新幹線」ついに公約へ! 想定ダイヤをつくってみた" 杉山淳一 ITmediaビジネスオンライン 2023年5月13日8時00分更新 2024年4月19日閲覧
  23. ^ a b 第192回国会 文部科学委員会 第2号(平成28年10月19日(水曜日))
  24. ^ 北海道新聞 2016年2月27日(土)11時0分配信。
  25. ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
  26. ^ 「自民勉強会発言――安保国会新たな火種」『毎日新聞』50135号、14新版、毎日新聞東京本社2015年6月27日、3面。

外部リンク

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公職
先代
北海道松前町長
2004年 - 2012年
次代
石山英雄