コンテンツにスキップ

ヘスケス・308C

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘスケス・308C
308C(2010年)
308C(2010年)
カテゴリー F1
コンストラクター ヘスケス
デザイナー ハーベイ・ポスルスウェイト
先代 ヘスケス・308B
後継 ヘスケス・308D
主要諸元[1][2]
シャシー アルミニウムモノコック
全長 2565mm
トレッド (前):1397mm
(後):1422mm
エンジン フォード・コスワースDFV 2993cc 90度V8 NA ミッドエンジン
トランスミッション ヒューランドFG400 5速 MT
重量 580kg
燃料 ダッカムス
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム ヘスケス・レーシング
ドライバー イギリスの旗 ジェームス・ハント
出走時期 1975
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 5
初戦 1975年イタリアGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
20000
テンプレートを表示

ヘスケス・308C(Hesketh 308C)は、ヘスケス1975年に開発したフォーミュラ1カー。デザイナーはハーベイ・ポスルスウェイト

概要

[編集]
モントランブランを走る308C

シーズン中の7月に発表。308Bで導入されたマレーシア・ゴム製造者調査協会英語版とアエオン社が開発したラバー製のスプリングを採用[3]。308Bではフロントサスペンションに付けられていたが、308Cではリアにも装備された[3]。外見全体的なスタイリングは、インダクションボックスがそれまで使用していた大型の物からドライバーの頭部の両脇に吸気口が開いているタイプに変更され[4]、モノコックは薄く仕上げられている。ノーズ部分は、308Bと同様のスポーツカーノーズ先端にウイングが付くタイプを使用している。

ジェームス・ハントのドライブにより、非選手権レースのスイスGPでデビュー[5]。イタリアGPで5位[5]、アメリカGPで4位と連続してポイントを獲得したが、ヘスケスはシーズン終了後に資金難のため活動を休止する。308Cはウィリアムズに売却され、ウィリアムズ・FW05として1976年のF1世界選手権に出走した。

成績

[編集]

(key)

エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ポイント 順位
1975 フォード・コスワースDFV G ARG
アルゼンチンの旗
BRA
ブラジルの旗
RSA
南アフリカの旗
ESP
スペインの旗
BEL
ベルギーの旗
MON
モナコの旗
SWE
スウェーデンの旗
NED
オランダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
33* 4位
24 イギリスの旗 ハント 5 4

* ヘスケス・308Bで獲得した28ポイントを含む。

脚注

[編集]
  1. ^ Hesketh 308C - STATS F1、2013年3月16日閲覧。
  2. ^ Hesketh 308C Cosworth Specifications”. Ultimatecarpage.com. 2013年3月16日閲覧。
  3. ^ a b 『オートスポーツ』 1975. 10/1号、90頁。
  4. ^ 『オートスポーツ』 1975. 10/1号、89頁。
  5. ^ a b Hesketh 308C Cosworth”. Ultimatecarpage.com. 2013年3月16日閲覧。

外部リンク

[編集]