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シーカ (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シーカ
Sika AG
種類 公開会社
市場情報 SIXSIKA
本社所在地 スイスの旗 スイス
6341
Zugerstrasse 50, Baar
設立 1910年 (114年前) (1910)
業種 化学
代表者 ポール・シューラー(CEO
外部リンク 公式ウェブサイト(英語)
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シーカ: Sika AG)は、スイスツーク州Baarに本拠を置き、世界70カ国以上で建設物や工業製品用途の化成品を扱うメーカー。スイス証券取引所上場企業(SIXSIK)。日本法人は日本シーカ株式会社

沿革

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1910年、カスパー・ウィンクラー(Kaspar Winkler)によって設立されたKaspar Winkler & Co.(カスパー・ウィンクラー社)に端を発する[1]。現在の社名は、同社が登記したシーリング材の名称に由来する[2]。建設用化学製品を取り扱い、創業後に第一次世界大戦が勃発し苦境に陥るが1918年ゴッタルド鉄道のトンネル向けのモルタル防水剤で成功を収めた[1]1921年に南ドイツに子会社を設立して以降、イギリスなどヨーロッパ各地へ進出し、1931年にはアジア初の拠点として日本進出を果たした。

第二次世界大戦中にはノルマンディー上陸作戦で使われたコンクリート船などにシーカの技術が使用され、売上を大きく伸ばした[1]。1960年代まで企業規模の拡大が続いたもののその後経営状況が悪化、1968年に新たな看板製品となる1成分形弾性ポリウレタンシーリング材、「シーカフレックス」の生産を開始、同シリーズがベストセラーとなったことにより不況を克服した[1]1974年にスイス証券取引所に上場した。

1980年代にはBMWのシーカフレックス採用を契機に、建設用途以外の工業製品分野にも進出、1990年代以降はアジア諸国やアメリカ合衆国でも売上が増加し、今日シーカの売上の4割以上はヨーロッパ外に拠っている[1]

2021年横浜ゴムのハマタイト事業を買収し[3]、シーカのグループ企業であるシーカ・ハマタイト株式会社が発足した。

日本シーカ

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日本シーカ株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
108-6112
東京都港区元赤坂一丁目2番7号 赤坂Kタワー7階
業種 化学
代表者 代表取締役 番馬 健一
資本金 4億9000万円
売上高 417億5200万円
(2023年12月期)[4]
営業利益 7億4600万円
(2023年12月期)[4]
経常利益 4億1500万円
(2023年12月期)[4]
純利益 ▲23億6600万円
(2023年12月期)[4]
総資産 610億4200万円
(2023年12月期)[4]
決算期 12月31日
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1927年、シーカ製品が日本に初輸入、1931年に日本法人(日本シーカ工業社)が大阪で設立された[5]。設立当初から防水工事に参与し、阪急電鉄近畿日本鉄道富士製鐵などで実績をあげたため、1934年に日本シーカ製造株式会社と改称の上、本社を東京に移転し、建築・土木分野で活動を開始した[5]1955年に現名称の日本シーカ株式会社(Sika Ltd.)となり、1969年平塚市に工場を新設、当時は本社機能も平塚に置かれた[5]。その後日本でも、建設用化成品からシーリング材や接着剤などの工業用製品に対象を拡大し、アジア地域への製品輸出も行っている[6]

2021年現在は、東京(赤坂Kタワー)に本社を置き、平塚、大阪、小野市周南市に拠点を有している。

関連会社に株式会社ダイフレックス、林シーカ・オートモーティブ株式会社がある。

出典

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  1. ^ a b c d e シーカグループ沿革”. 日本シーカ株式会社. 2017年5月21日閲覧。
  2. ^ Sika(シーカ)の由来”. 日本シーカ株式会社. 2017年5月21日閲覧。
  3. ^ 横浜ゴム、ハマタイト事業の譲渡に関するお知らせ” (PDF). 横浜ゴム株式会社 (2021年4月28日). 2021年11月15日閲覧。
  4. ^ a b c d e シーカ・ジャパン株式会社 第69期決算公告
  5. ^ a b c 年表一覧”. 日本シーカ株式会社. 2017年5月21日閲覧。
  6. ^ 日本シーカ、チャールズ・キッド社長 「日本市場に成長の機会」”. 化学工業日報 (2016年6月6日). 2017年5月21日閲覧。

外部リンク

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