面部めんぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では176番目に置かれる(9画の最初、戌集の10番目)。

康熙字典 214 部首
非部 面部 革部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

概要

編集
 

面部には「面」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「面」字はを意味する。また前面や方面、面と向かうこと、会うことを意味する。また後起義として物体の表面の意味が生じた。

字源としては、「面」字は頭を象る「𦣻」(「頁」や「首」の共通部)の顔の部分に印を加えた指事文字である。[1][2][3]

「面」は意符としては顔に関する文字に含まれる。

部首の通称

編集
  • 日本:めん
  • 韓国:낯면부(nan myeon bu、顔の面部)
  • 英米:Radical face

部首字

編集

例字

編集

脚注

編集
  1. ^ 黄天樹 (2005). "花園荘東地甲骨中所見的若干新資料". 陝西師範大学学報(哲学社会科学版). 2016 (2): 59–60.
  2. ^ 姚萱 (2006), 殷墟花園荘東地甲骨卜辞的初歩研究, 北京: 線装書局, pp. 162–164, ISBN 7-80106-632-4 
  3. ^ 謝明文 (2016). "説"𥆞"及其相関之字". 饒宗頤国学院院刊. 3: 1–15.