第1章 記憶にない。 第2章 コロ。 第3章 お世話。 第4章 運命。 第5章 優しさ。 第6章 出逢い。
第7章 決断。 第8章 家族。 第9章 ケセラセラ。 第10章 別れ。 第11章 人情。 第12章 暮らし。
第13章 思い。 第14章 一緒に。 第15章 無情。 第16章 兄妹。
翌日、かかりつけの病院へ連れて行き、経緯を話した。
現在の状況だけでも分かれば、と白血病とエイズの検査をしてくれた。
「どっちも白だよ」
エイズ検査は6ヶ月程度にならないと正確な結果が得られないそうだが、
子猫の口の中はとてもきれいで、その時点では大丈夫だろうとの話だった。
そして白血病にもかかっていなかった。
「がんばったご褒美」
先生は子猫の頭をなでながら、おやつをあたえた。
「まずはたくさん食べて、体重を増やさないとね」
そう言って、山ほどのフードを持たせてくれた。
ワクチン接種までの数日間 ” 一球 ” と ” 子猫 ” が距離を縮めていく姿を見て
その子猫を家族として迎えることを決めた。
兄妹だったであろう茶トラの子猫の分まで幸せになって欲しいという思いと
頭にちょっぴりうずら豆のような色がある子猫に ” 茶まめ ” という名前を付けた。
こうして ” セラピーキャット ” としてやってきた ” 一球 ” と ” 茶まめ ” の間に
かわいい5匹の子猫がうまれ、その3年後、ケガをした ” 走太 ” に出逢い
私はふたたび猫にかこまれた穏やかな暮らしをおくることになる。
END
*****************************************************************************************
真菌感染症で療養中のまま家族として迎えた ” 一球 ” は肝臓の数値もとても高かった。
血液検査や肝生検などでは原因が特定できなかったが、
開腹など麻酔を伴う手術は危険だということで見送られていたため、
” 茶まめ ” を迎えた時点で去勢手術は受けていなかった。
その後服薬などの治療を続け、3歳になる少し前に去勢手術を受けた。
去勢・避妊については賛否あるが、我が家では病気のリスクを減らすために受けることにした。
■ アニマルセラピー ■
動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、
あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて
精神的な健康を回復させることができると考えられている。
*****************************************************************************************
あとがき
拙い文章にもかかわらず、第1章から目を通して下さったみなさま、
また、コメントくださったみなさま、ありがとうございました。
実際はここには書ききれない出逢いや別れもたくさんありました。
命に対する考えは百人百様で、数学のように正解が一つではないこと、
百の考えがあるということは、それ以上の可能性があるということ、
自分が正しいと思っていることが、必ずしも相手にとって良いことだとは限らないこと、
そしてそれは人間でも動物でも同じことだと私は思っています。
今はインターネットやSNSでさまざまな情報入手を簡単にできる世の中になりました。
でも自分が目で見たこと以外に真実を知るということは、本当に難しいことだと思います。
だからこそ、批判をする前に掘り下げて考えてみてください。
以前、道路の真ん中で丸くなっている猫をみつけ
危なくないようにと草むらに連れて行ったことがあります。
その場面を見た人が ” 猫を捨てた ” と思うかもしれません。
川で子猫を助けたいと思って石を投げていた場面を見た人が
もしかしたら子猫を虐待していると思うかもしれません。
こんな言葉が書かれた本があります。
何か良いことをしても
相手からみたら
ありがた迷惑かもしれない
だから何かする時には
これは(自分がしたいからしてるんだ)って
ちゃんと自分で
腑に落ちてないといけない
これは猫とはまったく関係のない本の言葉ですが
どんなことに対しても同じではないかと思っています。
そして現在、医学の進歩によりさまざまな変化が遂げられています。
しかし動物実験に反対する声はとても多いと思います。
私自身、それに対して諸手を挙げて賛成というわけではありません。
でもロッキーが受けた心臓の手術も、少なからず命の糧になったと思っています。
医学の進歩は人間にとっても動物にとってもたくさんの命のおかげだということを
忘れてはいけないと思っています。
そして、そのためだけに生まれてくる命があることも
是非心にとめておいてください。
第7章 決断。 第8章 家族。 第9章 ケセラセラ。 第10章 別れ。 第11章 人情。 第12章 暮らし。
第13章 思い。 第14章 一緒に。 第15章 無情。 第16章 兄妹。
翌日、かかりつけの病院へ連れて行き、経緯を話した。
現在の状況だけでも分かれば、と白血病とエイズの検査をしてくれた。
「どっちも白だよ」
エイズ検査は6ヶ月程度にならないと正確な結果が得られないそうだが、
子猫の口の中はとてもきれいで、その時点では大丈夫だろうとの話だった。
そして白血病にもかかっていなかった。
「がんばったご褒美」
先生は子猫の頭をなでながら、おやつをあたえた。
「まずはたくさん食べて、体重を増やさないとね」
そう言って、山ほどのフードを持たせてくれた。
ワクチン接種までの数日間 ” 一球 ” と ” 子猫 ” が距離を縮めていく姿を見て
その子猫を家族として迎えることを決めた。
兄妹だったであろう茶トラの子猫の分まで幸せになって欲しいという思いと
頭にちょっぴりうずら豆のような色がある子猫に ” 茶まめ ” という名前を付けた。
こうして ” セラピーキャット ” としてやってきた ” 一球 ” と ” 茶まめ ” の間に
かわいい5匹の子猫がうまれ、その3年後、ケガをした ” 走太 ” に出逢い
私はふたたび猫にかこまれた穏やかな暮らしをおくることになる。
END
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真菌感染症で療養中のまま家族として迎えた ” 一球 ” は肝臓の数値もとても高かった。
血液検査や肝生検などでは原因が特定できなかったが、
開腹など麻酔を伴う手術は危険だということで見送られていたため、
” 茶まめ ” を迎えた時点で去勢手術は受けていなかった。
その後服薬などの治療を続け、3歳になる少し前に去勢手術を受けた。
去勢・避妊については賛否あるが、我が家では病気のリスクを減らすために受けることにした。
■ アニマルセラピー ■
動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、
あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて
精神的な健康を回復させることができると考えられている。
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あとがき
拙い文章にもかかわらず、第1章から目を通して下さったみなさま、
また、コメントくださったみなさま、ありがとうございました。
実際はここには書ききれない出逢いや別れもたくさんありました。
命に対する考えは百人百様で、数学のように正解が一つではないこと、
百の考えがあるということは、それ以上の可能性があるということ、
自分が正しいと思っていることが、必ずしも相手にとって良いことだとは限らないこと、
そしてそれは人間でも動物でも同じことだと私は思っています。
今はインターネットやSNSでさまざまな情報入手を簡単にできる世の中になりました。
でも自分が目で見たこと以外に真実を知るということは、本当に難しいことだと思います。
だからこそ、批判をする前に掘り下げて考えてみてください。
以前、道路の真ん中で丸くなっている猫をみつけ
危なくないようにと草むらに連れて行ったことがあります。
その場面を見た人が ” 猫を捨てた ” と思うかもしれません。
川で子猫を助けたいと思って石を投げていた場面を見た人が
もしかしたら子猫を虐待していると思うかもしれません。
こんな言葉が書かれた本があります。
何か良いことをしても
相手からみたら
ありがた迷惑かもしれない
だから何かする時には
これは(自分がしたいからしてるんだ)って
ちゃんと自分で
腑に落ちてないといけない
これは猫とはまったく関係のない本の言葉ですが
どんなことに対しても同じではないかと思っています。
そして現在、医学の進歩によりさまざまな変化が遂げられています。
しかし動物実験に反対する声はとても多いと思います。
私自身、それに対して諸手を挙げて賛成というわけではありません。
でもロッキーが受けた心臓の手術も、少なからず命の糧になったと思っています。
医学の進歩は人間にとっても動物にとってもたくさんの命のおかげだということを
忘れてはいけないと思っています。
そして、そのためだけに生まれてくる命があることも
是非心にとめておいてください。
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