胸水の検査結果で特に悪い病気は見つからなかった。
ただ、胸水の中に菌がいることは確かなので
その菌をなくす治療を始めることになる。
アメリカンカールのお耳は固く、汚れがたまりやすい。
そのため我が家のカール耳の6にゃんは全員よく耳をかくのだが
粒はカラーをしている事もあって、
耳をかくときにカラーが擦れて出来た傷口から
感染症をおこしたのではないかという事だった。
”糖尿の子は感染症を起こしやすい”
以前先生に聞いていた言葉を痛感した。
胸水が落ち着くまでの間は数日おきに水を抜きに通院。
初めの頃は、ほとんど水もずごはんもとれなかったので薬も飲めず。
点滴によって胸水が溜まることも心配だけど、
今はとにかく体力回復を優先するため
無理な服薬ではなく状態を見ながら点滴で対処してくださった。
粒の感染症が発症するまでは4週おきに血糖値などの検査をしていた。
血液検査は1日通して預かっていただき、3時間おきに血液を採取して調べるため
粒の体力面などを考えて、胸水の状態が落ち着くまでは
糖尿の定期検査は控えようという事になった。
粒には点滴での対処が合っていたようで、
胸水の溜まる速度が減るのは早かった。
カラーと耳かきで出来た傷も、カラー改善でみるみる良くなり
同じように胸水も溜まりにくくなっていった。
胸水抜くのを1週間、2週間と延ばしていき、レントゲンとエコーで確認して
「そろそろ抜かずに様子を見ましょう」というところまで来た頃には
粒の食欲もすっかり戻っていた。
とはいえ、咳は続いていたので再発しないように
抗生剤を服薬しながら様子を見ていた。
2014年10月に緊急入院して、胸水の検査結果が出てから
翌年3月までの5ヶ月間は、1ないし2週間おきに通院した。
今年3月の最初の診察で「だいぶ落ち着いたので、
そろそろ血糖値の検査を再開しましょう」ということになり
約半年ぶり定期検査を再開することになった。
久しぶりの血糖値の検査だったので数値が上がっていないか心配だったが
糖尿の検査結果はすべての数値が安定してくれていた。
粒について
その後は4週おきの定期検査を続けながら肺も経過観察し、現在に至る。
あれから胸水も抜いていない。
胸水がたまっているかいないかの検査はレントゲンもしくは
エコーをする必要があるため、極力ストレスをかけないよう
心配なときに受ける事にして、今のところは検査していない。
夏場は暑さや花火の音で体調を崩す子もいるんだとか。
ここ2~3週間たまに咳をする事もあったが
抗生剤を飲むとおさまる…といった感じだ。
そんな粒はうんちがちょっとゆるくなったりする事もあるが
食欲も困るほど旺盛で、走っちゃダメなのに走太を追いかけるほど元気である。
んが。