折り紙つき

今は未だ、
言葉或いは行為が至らないことで、
あなたに誤解を与えて傷つけたり、
不快な思いをかけたりするかもしれない。
穴だらけの理論や主張の矛盾に
ときに激しい反感を覚えるかもしれない。
怒りや憎しみが心を蝕み、
全てを放り出したくなるときだってあるだろう。
 
それでも。
 
伝えたい言葉があって、
繋がることを諦めずにいる限り、
氷解できる機会が得られる。
疑念のフィルターを外し、
互いの思いを信頼し、想像し合い、
言葉を紡ぎ合えば、
そこで見つかる配慮や期待を感じ、
更には強がり、不安、寂しさまでもを
思いやりを持って汲み取れば、
最後には、ごめんねと言い合える。
 
乗り越えた後は、試練の前よりも
ずっと太い糸で繋がっている。
意味の無い試練は、きっと無い。
 
でも、そこに到達できる確率は、
恐ろしく低いのだと思う。
大抵は、決裂してしまうもの。
どちらか一方でも、わがままな思いを
押し付けようとしたら、本当にお仕舞。
 
なかなか理解しあえる機会が本当に少ない中、
こうして共に成長し合える関係でいられるのは、
きっと、あなたと僕が
飛び切りのマリアージュだからだね。