無実の人を救おう!5月20日全国いっせい宣伝行動
冤罪の悲劇を市民に知らせ犠牲になった人を救おうと、5月20日を中心に全国いっせい宣伝行動が各地でとりくまれました。32都道府県69カ所で宣伝行動がおこなわれ、約400人が参加、ビラ約1万4千枚配布、約1100人分の署名を集めました(6月5日中央本部集約分)。各地のとりくみの様子をお伝えします。
北海道・岩見沢支部は、朝から雨天のなか8人が雨合羽姿で集合。支部として初めての全国いっせい宣伝行動に参加しました。画板や垂れ幕、署名簿いずれもビニールにくるんでの行動でした。青年の反応がよく、人通りの多い時にまたやりたいねと感想が出ました。
滋賀では、学校帰りの高校生がビラを受け取り、署名に応じてくれました。
徳島では、名張事件の署名を集めていると、若い人たちから名張事件の説明を求められたりと、青年たちの関心が高まっています。
宮城では、守大助さんを守る会と共同で宣伝。いっせい宣伝のビラに守さんのビラを折り込んで配布。
守大助さんの母・祐子さんらがハンドマイクで訴えると、大助さんの元同級生の方2人と出身高校の先生が激励をしてくれました。
鳥取では、足利事件のことをハンドマイクで宣伝すると振り返る人が多く、署名用紙の画板を持つ人が1人だったため、4~5人が署名の順番を待つ場面も見受けられました。
山口では、机に看板やのぼり旗を取り付けて署名用紙を並べ、ハンドマイクで訴えをすると、署名机に人が寄ってきました。「本当に可哀想だね」「助けてあげんとね」と言いながら署名に応じてくれ、54人分の署名が集まりました。
大阪・たんぽぽの会が関西で市民集会
関西の冤罪事件当事者・支援組織などでつくるたんぽぽの会主催で、「なくそうえん罪 救おう無実の人々 関西市民集会(partⅢ)」が5月29日、大阪市の北区民センターで開かれました。これには約350人が参加、再審開始が確定した布川事件の桜井昌司さんや関西地方の事件当事者などが冤罪事件の救済と根絶への支援を訴えました。
関西の7つの冤罪事件の当事者・家族と、名張事件の奥西勝さんの特別面会人・早川幸子さんと奥谷和夫さんが報告と訴えをおこないました。
救援新聞 2010年6月15日号