Intel MacにHamachiをインストールする

最近、身の回りでHamachiという名のVPNが流行っている。Zeroconfで何も考えずにiTunesライブラリの共有ができるらしい。というわけで、さっそく試そうかと思ったのだけど、Intel Macはインストールが大変との噂。でもまあいちおう試しにやってみるかと思ってやってみたらできたっぽいので手順を載せておく。

0. Xcodeのインストール
まず、Xcodeがないと何もできない。まさか自分のに入ってないとは思わなかった。Apple Developerからダウンロードして、インストール。
1. Hamachiのダウンロード・展開
VPN.net – Hamachi by LogMeInからOS X用を取ってきて、解凍。
2. インストーラの実行

$ sudo ./install

これでHamachiの実行ファイルと/usr/sbin/tuncfgというのがインストールされる。
3. TUN/TAPのインストール
README通りに

$ sudo /usr/sbin/tuncfg

をやると/dev/tap0なんて知らない、http://www.hamachi.cc/tuntapを見ろと言われる。そこでTUN/TAP(何かは知らないけど)を探してくる。このリンク先にもそれらしいのがあるが、今回は微妙に日付が新しい、http://collectivity.goof.com/articles/2006/06/04/tun-tap-driver-for-mac-os-x-intelにあるものをダウンロードしてインストールした。.dmgなのでクリックするだけ。
4. インストール完了・起動
あらためて

$ sudo /usr/sbin/tuncfg

をすると無事に実行される。それから、

$ hamachi-init
$ hamachi start
$ hamachi login

で、Hamachiが起動し、ログイン。
5. VPNの作成
VPNを新規作成するには、

$ hamachi create ネットワーク名

とするとパスワードを聞いてくるので入力。他のマシンからネットワークに入るには、

$ hamachi join ネットワーク名

とすればよい、はず。(まだ試してない)
6. GUIがほしい
Windows版にはちゃんとしたユーザインターフェイスがついているのだけど、Macにはない。お嘆きの向きには、http://homepage.mac.com/lxr/homepage/spaceants/hamachix/(PrefPane)、Hamachi-Cocoa、Hamachi Dashboard Widgetなどがある。当方はシンプルかつ一番かっこいいWidgetを使ってます。といってもステータスを見るぐらいですが。

というわけで、あした研究所のMacにも入れてちゃんと動くか確かめてみます。