さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

ディアボロの大冒険

「@JOJO」っつうジョジョのファンサイトがあるんですけど、そこのエイプリルフールネタがすごい。

「おれの名は『カメオ』。今日は楽しい4月1日だ… 特別にジョジョファンの望むものを「3つ」だけかなえてやろうッ!」

ってことで、

第1の願い:
「Wiiのバーチャルコンソールでジョジョのゲームを今すぐ配信してみろッ!」
第2の願い:
「『ジャイロ・ツェペリ』を海洋堂のリボルテックフィギュアにしやがれッ!」
第3の願い:
「シレンDSもいいけど、やっぱり『奇妙なダンジョン ディアボロの大冒険』が遊びたいッ!」

のみっつがあげられてるんですけども、上から順番に見ていくと「ウソでした」が続くんです。「この味はウソをついてる『味』だぜ…」っていうページに飛ばされます。

まあエイプリルフールだし…とか思ってたら3つ目の願いが原作どおり本当に叶うでやんの。 「3つめの…第3の願いだけは本物だ……かなった…………」


その『願い』である『ディアボロの大冒険』の完成度がめちゃくちゃすごい。売れる。著作権的に真っ黒だから売れないだろうけど。

どんなゲームかっていうと、『風来のシレン』とか『トルネコの大冒険』とかのシリーズをジョジョに当てはめたもので、2年前にネタで画像だけ出回ってたんすよ。
http://asame2.web.infoseek.co.jp/bossadv.html
これ。

それから本当にゲームとして遊べるように完成させたらしい。
http://kmqsoft.blog88.fc2.com/

まあこういうのは「トルネコのあれはジョジョでいえばあれじゃね?」ってネタ出し合うのが一番楽しいんだろうに、無償でこんなの作り上げた人は頭おかしいと思う。寄付したい。 あと『バキン肉』頑張ろうという刺激をもらいました。

『ディアボロ』は元がゲームとして完成されてるから普通に遊べるんだけど、とにかくあらゆる箇所にジョジョ1部からの小ネタを盛り込んでる。まだ2回しかやってないですけど、
http://kmqsoft.blog88.fc2.com/blog-category-0.html
このスクリーンショットに載ってないネタだと、例えばお店はトニオの店になってて泥棒しようとすると億康と条助が追っかけてきたりとか、「バステト女神の罠」を踏むと自転車が吹っ飛んできてダメージ受けたりとかそういうのです。

あと武器の攻撃力アップ、つまりシレンでいえば「天の恵みの巻物」の代わりがジョジョのコミックスになってて、3部のスタンドの攻撃力をアップさせたければ12巻〜28巻のうちのどれかを読むっていう若干ややこしいシステムなんですけども、わざわざジョジョ+SBR既刊分まで、91巻分のグラフィックがドット絵で用意されてる。どんだけ細かいんだよ!


「ネタを徹底的に(かつ無償で)やる」という姿勢、これは前に味わったことあるなーと思ったら『マッスルファイト』もそうですね。と強引にフェイバリット肉ゲームを紹介してみる。

http://www.2dbattle.jp/

『ディアボロ』が「もしもジョジョが不思議なダンジョンだったら」なら、こちらは「もしもキン肉マンが格闘ゲームだったら」です。
たぶん『ディアボロ』は本日以降あらゆるところで絶賛されるだろうけど、マッスルファイトもそれに負けず劣らず手間と情熱と愛情が詰め込まれてるので皆さんにもっと知られて欲しいのです。

マッスルファイトの小ネタ詰め込みぶりは動画を見てもらうのが一番手っ取り早い感じ。このゲームのことはここでも過去に何度も書いたけど、その時はまだ動画はなかったので、下に名場面集を載せときます。「例え格闘ゲームとしてのバランスを崩してでも原作の名場面は全部入れとけ!」という姿勢が伝わってきて素晴らしいですよ。