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-4th style EB Edition-
[漫画] 今週の週刊少年漫画誌感想(2008年度第52号)
遅れた&量少なめですがどうぞ。ジャンプは先週分の感想になります。



<ジャンプ>

・ONE PIECE
 王下七武海の能力を簡単にまとめてみると、

 ミホーク:世界最強の剣士。接近・個別戦から広範囲・全体攻撃までお手の物。
 ゲッコー・モリア:影人間。捕縛した人間の影を使役し、自身の影もコントロールする。
 バーソロミュー・くま:肉球人間兼パシフィスタ。防御・攻撃力・機動力が非常に高い。
 ドンキホーテ・ドフラミンゴ:詳細不明。海軍を操ってたのでイトイトの実の操作人間?
 マーシャル・D・ティーチ:ブラックホール人間。能力者の能力を無効化する。
 ボア・ハンコック:蛇女。精神的に隙がある・レベルの低い相手を石化させる。
 ジンベエ:詳細不明。たぶんサメの魚人なので、アーロンの上位互換バージョン?

 以上を踏まえて防衛戦の戦略を練ってみると、まず非能力者のジンベエとミホークが先行して接近中の船団を攻撃して数を減らし、それでも抑えられない雑魚の群れはドフラミンゴとハンコックが前線に出て処理する。そうやって無力化した敵をモリアが捕まえて完全な戦闘不能状態に陥れ(影を奪えば日中は行動できません、即死させることも楽)、そのうち強敵が出てきたらジンベエ・ミホーク・くま・ティーチが個別に対処(もちろん能力者には優先的にティーチを当てる)。これが「王下七武海だけで布陣を組むなら」ベストの形でしょうね。以上、脳内お遊びでした。


・ネウロ
 なんか石垣の覚醒が非常に中途半端で不安で仕方がありません。もし本気で覚醒させるつもりなら、こんなに小さなイベントではなく、ギリギリまで引っ張ったあと、もっと大きなインパクトでどかん!とやるはずだからです。これが「結局ヘタレかよ!」イベントの前フリなら良いんですが、もっと恐ろしい何かの予兆でないことを祈るばかりです。やる時はやるからなあ、松井先生なら。


・SKET DANCE
 ダメだ、もう何やっててもヒメコのボッスンラブ話にしか見えない病にかかっちまった! 二回も淋しいから戻ってくるとか狙いすぎやねん!(?)


<サンデー>

・お茶
 祝・巻頭! 最近この漫画がマイブームなので、良いタイミングでプッシュが来て嬉しいなあ。死神クン改めフクちゃんは今後、彼の高校の茶道部に入ると素敵ですね。部長からまークンへ、そしてフクちゃんへ。優しさの連鎖が続くと良いのう。


・結界師
 お色気サービスシーンに十二単フル装備の女性を配置する田辺先生が最高にカッコイイぜ! 別に時代考証に拘る必要はなく、「対象者のイメージした煩悩を具現化する」とかなんとか理屈をつければ水着でもオポンポーンでも何でも登場させられるのに、あえて露出ゼロ! にも関わらずお色気年上・気安い同年代・無邪気な年下と別タイプを三種も配備し年齢対策は完璧! さすが田辺先生! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ! せっかくだからサービス時音×3にしとけばヒロインの面目が多少は挽回できたろうに、そういうチャンスをさも当然のようにスルーされるのも実に時音らしくてイイぜ!

 ちなみに、製作者の開祖の視点から見るならば、あのような奥手な攻めに抑えたのも納得が行きます。間流結界師は式神を好きな姿に生成し、ある程度自立した意識を持たせて操作できますから、あの部屋を使用するほどの使い手ならすでに露骨なプレイは飽き飽きしているに違いないと判断したんでしょうね(この修行は本来、良守が18才頃になったら開始するつもりだったということを思い出してください)。過激なサービスに慣れきった人間には、控えめ爽やかなサービスが逆に効果絶大です。そこで開祖は裏を読み、露出を意図的にゼロに抑えたのでしょう。年齢対策だけは万全なのも、一定のレベルに到達した人間はエロチズムよりフェチズムを尊重することを配慮した結果だと思われます。しかし良守はまだ中学生、繊細なテクニックを駆使するよりもパワフルな魅力で押す方が興奮するに決まっています。式神を使ったプレイもまだまだ初心者ですから、恐らく式神レベルも水着~下着+靴下程度であったと推測されますしね。なので今回のようなウブな作戦では、本来の効果が上げられなかった……ということなのでしょう。

 我ながらこんなに語れるとは思ってなかった。下品ですいません。


・ケンイチ
 ややこしい相手ほどシンプルな対策が有効ということですね。多種多様な魔法に長けた魔術師には単純な物理攻撃が効くのと同じレベルで、天才少女には単純な餌付けが効くと。道端にぽつぽつとスイーツを置いておけば、簡単に誘導できそう。


・神のみ
 そういえば先週はバカみたいな話に終始したせいで触れていませんでしたが、デートやキスの話で赤面している桂馬が大変に可愛らしかったですね。攻略時は表面上余裕綽々で自信たっぷりな態度を取りつつ、内心イッパイイッパイだったことが良くわかる名シーンだったと思います。あれだけ意識しているくせに本番ではおくびにも出さないんだから大したものです。これに限らず、桂馬は随所でサンデー屈指のプロ意識を発揮していて勉強になります。往年の斑鳩悟を思い出すぜ。

 しかし、あれだけ毛嫌いしていた桂馬にこうも簡単に好意を寄せ始めているあたり、ちひろは相当淋しかったんでしょうね……。モブスペックで自分に自信がないからこそ、失敗を恐れて本気になれず、いつまで経っても孤独から抜け出せなくてますます自信がなくなってゆく。そして自分のためにちょっと頑張ってくれる人が出てきただけで、あっという間にコロッといってしまう……いかん、なんか物凄く切なくなってきたぞ(泣)。あるいはこれが今回の駆け魂の能力なのかもしれませんが、本質的にはちひろ自身の問題であることには変わりないはずです。なんというか、今までのヒロインに比べて本当にリアルな悩みすぎて涙が出てきます。さりげなく、でも必死に桂馬を引き止める姿がもう……よよよ。まあ本当に一番可哀想なのはユータくんですけどね。

 そしてリアルと言えば、物語の展開的にも今回のエピソードは非常に重要なものとなりそうですね。これまで現実と一切の接点を持とうとしなかった桂馬が自ら現実に飛び込み、自発的なモチベーションを抱くターニングポイントになりそうな気配さえしてきます。そしてエピソードボスは過去に例のなかった超難度のモブヒロイン、しかもオタクの天敵で相性は最悪。しかしこの難敵相手にゲームメソッドが通用すれば今後の展望も一気に開けてくる(どんな相手が出てきてもなんとかなる自信がつく)。よくよく考えてみると、まさに序盤のクライマックス以外の何物でもありませんね。


・ハヤテ
 あ~~ なんだ… バックステージが… おかしいぞ…
 で…出番が…

 あ… 当たり前よ……
 愚かなリ… …京橋ヨミ…

 おまえは、来てはならない場所に来たのだ……
 おまえたち地味キャラは、地味ゆえの健気さと幸薄さを
 アピールすることのみが、存在する理由……

 伊○丹なんかに下着を買いに… なんて来たら……
 地味キャラは… どうして、この世にいられる…のさ。

 おまえは… 己が地味を主張するアイデンティティを…
 手放したのだ……京橋ヨミ。
 君は… おしまいだ…

 (私は道民なので伊○丹がどういう店か知りませんが、なんとなく若者受けするオシャレな百貨店ぽいんじゃないのというイメージだけで書きました)


・アラタカンガタリ
 少年誌には永遠の命題と呼ばれるものが幾つかありますが、その中でも最大級の命題「いかにして主人公とヒロインをいつまでも友達以上恋人未満の距離に安定させるか?」について、今回の話を読んで斬新な回答の一端が見られたような気がします。ヒロインを他の男のものにしてしまえば良いんですね! 確かにそれなら罪悪感が凄くて迂闊に手を出せない、むしろ少年漫画の主人公として手を出したら終わりだから完璧な防御壁になる……で、でもさぁ!


・アクロ
 「首から上はバケモノ」ということは、「首から下は普通の人間」というわけですね、わかります。

 ま、そんなことはさておき、青騎士のみなさんを見ているとかつての黒芒楼を思い出します。彼らも味があって良いキャラ揃いだったからなあ、末路は散々でしたが。「ハガレン」のホムンクルス七人衆もこれに近い感じですが、「みえるひと」のパラノイドサーカスはちょっと行きすぎか。「パトレイバー」の企画七課は、これと対比するには内海・黒崎以外のキャラが弱すぎるからちょっと違う。「からくりサーカス」の最古の四人も似たようなタイプかな? なんの話をしてるのか良くわからなくなってきましたが、魅力的な敵集団を描ける能力は本当に素晴らしいなーと言いたかったのです。

 惜しむらくは、早々と脱落したマーロンのことについて誰も言及していないことですが。ここで彼の安否を気遣う発言が一つでもあれば、ぐっと魅力が増したと思うんですけどねえ。仲間思いの敵って素敵ですよね。


・オニデレ
 サキ、着実に堕ちつつあるの巻。この漫画はサヤと正が鉄板カップルすぎて波乱の起こしようがないので、誰もこの二人には割り込んでこない(竹取ケンヂのようなやられてなんぼのギャグキャラは除く)と思ったんですけどねえ。迂闊に手を出しても、死人――いわゆるフラレナオンが出るだけだからなぁ。

 良い物件から先に売れていくのが世の常なので、ちょっと気になりだした頃にはとっくに手遅れ、というのも良くあること。嗚呼世知辛いことよ。


・月光条例
 この連載が始まってから、やりたい放題ですね、藤田先生は……。そういう意味ではこの四連続一話完結も異様に間延びしたシンデレラ編も根っこは同じ、藤田先生が描きたいものを描きたいように描いているだけでしょう。それが良い方向に出れば問題はないんですが、必ずしもそうとばかりは言い切れないのがなんともかんとも。かといって変に手綱を取ってどうこうなる作家ではありませんしね、難しいところです。

 ところで彼らは、自分達の大好きなスイーツを作る職人たちが、自分達の出す騒音でストレスが溜まって良い仕事をできなくなるかもしれないとは考えないものなんでしょうかね。考えてないんでしょうけどね。


・三ツ星
 うーん、手紙の盗み読み云々は置いておくとしても、なんか釈然としない……。そもそも彼は何故、こんなに敬語を使うことに抵抗を示しているんだろう。そんなに敬語を使いたくないなら、外国に移住(留学ではありません)をすることをオススメするよ! ……まあ、敬語云々は表層的な問題でしかないので、根本的なところ(先達に敬意を払い、その磨かれた技術を素直に吸収する貪欲さ)が解決しないと向こうでも結局同じことになってしまうと思いますが。


・魔王
 確かに原作でもごきぶり談義はしてましたが、それをわざわざこんな風にやらんでも!(笑)



<チャンピオン>

・クローバー
 ああ、ブラゴパンチを食らわせたい……道士郎の張り手でも可。君らは自分より明らかに強い人間に立ち向かった事があるかい? 恐れずに向かって行けんのかい? 見せてみてよ。


・ナンバ
 「エムゼロ」で九澄が毎度毎度絶体絶命の状況に追い込まれていたことや、「魔王」第一部で安藤に死亡フラグが死ぬほど立ちまくっていたことを思い出します。デッドエンドになってからこっち、毎週のようにマズい事態が勃発しては逃げ道が一つずつ着実に消去されていくような、恐るべき閉塞感と絶望感がしてなりません。何をどう頑張ってもハッピーエンドで終わる気がしないよ! 強いて言うならやよいと仮面カップル誕生ドン! って望みがなくもないことくらいですね、希望は。もっとも、その時には家族も学校生活も全て失ってそうですけど……。


・弱虫ペダル
 導入が済み、スムーズに仲間をゲット、先の希望が見えたところですぐに最初の大規模イベントが勃発、間髪入れずにライバル登場! と。ほんっとーにサクサク進むな! 展開が速すぎて付いていけない人も出てきそうです。実際「遅い」キャラのみなさん(杉元、桜井)はすでに影も形もないよ!

 ちなみにボトルはこれ、割と一般的な常識かと思ったら違うんでしょうかね? こういうタイプのボトルは100均でいくらでも売ってますし、私もバイト中の水分補給にゴキュゴキュ飲んでます。たぶん彼は少しでもそれっぽい行動をした人全員に「自転車乗るの?」と聞いているに違いない。


・ヘラクレススピリッツ
 ああ、この漫画のバカップルの温度は絶妙すぎて癖になりそうです。インテリツンデレの彼氏にベタベタヘタレの彼女。いつもはクールな彼も彼女のへらっとした笑顔の前ではつい警戒を解いてしまうのだ! という感じが実にツボです。本筋(?)のバトル云々については、まあラブの引き立て役になってくれれば良し、です。


・マイティハート
 なんだろう、舞島博士が何か悪さをしているんだろうか……? ヴォルケンの巨大拳のことをディティールまで細かく知っているのは彼くらいだろうし(映像でじっくり見たのは彼らだけ)、ヴォルケンの存在が最大の不安要素になっているのは反乱軍ではなくて対怪人殲滅機関でしょうし。ただ博士=マイザールだとすれば、話はまた別ですが。

 ちなみにモテない男がレーザーくらい撃てるというのは、まあその通りだと思います。むしろ撃てない理由が思いつかない。
by hpsuke | 2008-12-02 00:57 | 漫画
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