ブックワームのひとりごと

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『少女革命ウテナ』さいとうちほ 原作:ビーパパス 全5巻 フラワーコミックス 感想

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少女革命ウテナ(1) (フラワーコミックス)

 

あらすじ・概要

自分を助けてくれた「王子様」にあこがれるウテナは、男装をしてあこがれの王子様に近づこうとしていた。ある日ウテナは、バラの花嫁を巡る「決闘」に巻き込まれる。バラの花嫁として手荒く扱われる姫宮アンシーを不憫に思ったウテナは、彼女のために戦うことを決める。

 

アニメとは全然違う世界線だけど面白かった

アニメと全然違う話だったので驚きました。

アニメのコミカライズというわけではなく、アニメと同時並行に作られた漫画のようです。どちらが原作でもないようですね。

ストーリーや設定、キャラクターはかなり違いますが、「王子様やお姫様という役割からの解放」というテーマはアニメと同じです。

アンシーのために王子様になろうとするウテナの必死さと、そこから畳みかけるようなファンタジックな展開はかっこよかったです。

 

印象が違ったのは最初にバラの花嫁としてアンシーを手に入れた西園寺ですね。DV男なのはアニメと同じですが、終盤までアンシーを慕う健気さを見せます。

生徒会長である冬芽も、どうかと思う行動はありますが憎めない部分もあり、ウテナの下僕として付き従ったり、危険にさらされたウテナを必死でかばったりします。

アニメより男性陣が共感しやすく、人間味のあるキャラクターに描かれていました。

それゆえアニメよりは前向きで平和な印象でした。

 

 

 

アニメとは全然別物ですが、5巻という読みやすい巻数なのもあり、気軽に楽しめました。

 

 

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