ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

仕事

『日本アニメ史 手塚治虫、宮崎駿、庵野秀明、新海誠の100年』津堅信之 中公新書 感想

あらすじ・概要 今や日本の大きな文化であるアニメ。戦前から現代まで、日本アニメの歴史をたどる。黎明期、プロパガンダとしてのアニメ、ファンとの関係など、アニメーションと社会の関係を紹介していく。鉄腕アトム、セーラームーンなどの有名アニメも多数…

『ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法』松浦秀俊

あらすじ・概要 双極症×はたらくをテーマとした「双極はたらくラボ」を運営する松浦秀俊が、当事者として自ら病気との付き合い方を紹介する。スマートウォッチなどのデジタル機器を使った病状の把握の仕方と、周囲とのコミュニケーションのことなどを具体的…

『見ることの塩』四方田犬彦 河出書房新社 上下巻 イスラエル/パレスチナ紀行 イスラエル/パレスチナ紀行  

あらすじ・概要 著者はイスラエルで日本語講師として滞在することとなる。イスラエルで働きながらも、イスラエル領内の各地を巡る。そこで目にしたのは、パレスチナ人への強い弾圧、差別、そしてイスラエルが抱える政治的矛盾だった。実際に見て、歩くことで…

『図録 知的財産法』前田建・金子敏哉・青木大也編 弘文堂

あらすじ・概要 知的財産とは何か? どんなトラブルがあるのか? 知的財産の歴史、変遷から、知的財産についてのトラブルまで、知的財産に関する情報をまとめる。知的財産はどう活用すべきなのか? そして過剰な知的財産の保護はどう止めるべきなのか? を問…

『それでも、やっぱり絵が描きたい!~なつめさんちのななころびやおき』なつめさんち マイナビ出版 感想

あらすじ・概要 子どものころから絵が好きで、絵を仕事にしたかったふたり。彼らは仕事場で出会い、やがて結婚した。漫画やネームを投稿してみたり、絵の仕事がやりたいという思いが捨てられないふたりは、クリエイターとしての生存戦略としてYouTubeを始め…

『すごいぞ!はたらく知財 14歳からの知的財産入門』 晶文社 内田朋子 萩原理史  田口壮輔  島林秀行 感想

あらすじ・概要 知的財産は日常見るコンテンツの中にどう活かされているのか。映画・ドラマ・ゲーム・伝統工芸・アートなど、その世界の第一人者の話を聞き取りながら、コンテンツと知的財産の関係について語っていく。何のために知財は守られなければならな…

『こうして知財は炎上する ビジネスに役立つ13の基礎知識』稲穂健市 NHK出版新書 感想

あらすじ・概要 著作権、商標権、意匠権、特許権。これらの権利で守られる財産を「知的財産」と呼ぶ。パクリはどこまで許されるのか。権利保持者はどこまで権利を主張できるのか、実際にあった知財トラブルを例にして、知的財産の今を語る新書。 知的財産の…

『くいしんぼうの南インド生活』作画しばざきとしえ 原案あーちゃん コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 海外で起業したいという夢とともにインドにやってきた著者。南インドは豊かな食文化にあふれていた。南インドで食べたいろいろな食事、スイーツや、インドで仕事をする上での苦労、インド人の優しさを描いたコミックエッセイ。 南インドで起…

『楽しく学べる「知財」入門』稲穂健市 講談社現代新書 問い合わせたり買ったりして知財を説明

あらすじ・概要 特許、商標、意匠、そして著作権。現代の産業は様々な「知的財産」で守られている。それらの権利はどのように使われているのだろう。著者が問い合わせをしながら、知的財産がらみの判例やトラブルを紹介。知的財産について考える。 問い合わ…

『ラストマイル』の持つ危うさとイライラする社会でええやないかという話

「ラストマイル」見ました。 面白かったですが、社会派の作品のわりに描かれていることには違和感もあります。 こういう違和感というのはある程度作品の中の倫理観にこだわったからこそ出てくるものだと思います。細かいことは気にしないダラダラした作品で…

『30日間世界一周!』水谷さるころ イースト・プレス 全3巻 感想 ビジネスとしての旅行

あらすじ・概要 イラストレーターの水谷さるころは、テレビの企画のために世界一周をすることになる。大量の航空券を使いながら、世界中のあらゆるところを旅する。インド、フランス、エジプト、など。旅をするうちに著者と他ふたりの関係も変化し、けんかを…

『かさねと昴』山田金鉄 モーニングコミックス 感想 背の高い女装青年と怪人好きの明るい女子の恋愛ドラマ

あらすじ・概要 おもちゃ会社に勤めるかさねは、ある日同僚の昴のおしりを触ってしまう。ぞして、彼が女装趣味であることを知ってしまう。昴の女装がかわいいと思ったかさねは、昴と交流を重ねていく。自分の趣味にコンプレックスがあった昴も、天真爛漫で優…

『西洋骨董洋菓子店』よしながふみ 白泉社 感想 ケーキ屋を舞台にした男同士のコメディ

あらすじ・概要 ボクサーの神田エイジは、網膜剝離によってボクシングの道を諦めざるを得なかった。彼は「アンティーク」という洋菓子店でパティシエの見習いとなる。そこではベテランパティシエだが必ず男性と痴情のもつれを起こす小野裕介、御曹司だが口の…

『葬儀屋さんになったわけ』はがあおい コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 葬儀屋に就職した著者は、そこでさまざまな体験をする。遺族や喪主にどう寄り添うか、葬儀という儀式をどう滞りなく進行するか、僧侶や関係会社とのやりとりはどうするか……。仕事に向き合い、考えるうちに、人間としても成長していくコミック…

『ビジネスパーソンのためのお薬・サプリ読本 技術の泉シリーズ』片山陸 インプレス 感想

あらすじ・概要 ビジネスパーソンのための薬知識とは何か。薬剤師である著者が、薬物依存、コロナワクチンなど、身の回りにある薬との付き合い方を語る。今回は緊急避妊薬という女性にとっては重要なトピックについても開設する ビジネスパーソンのためのセ…

『メルヘン課長とノンケ後輩くん』ミナモトカズキ RYU COMICS 全4巻 感想

あらすじ・概要 ゲイであることをオープンにしている犬飼課長は、実はメルヘンな恋愛観の持ち主である。それを見抜いた後輩の高木は、課長に好意を持つ。後輩にアプローチを受ける課長だったが、ゲイであること、過去のこと、自尊心のことから素直になれない…

『田んぼはじめました』とびやあい コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 食育に興味を持った著者は、自ら農業を実践するために稲作を学ぶ。長期滞在で稲作の一年間を体験するが、そこでは大変なことばかりで……。農業の大変さと、そこで生まれる楽しさを描いたコミックエッセイ。 農業って重労働だなあ 農業って重労…

『ラジオ福島の300日』片瀬京子とラジオ福島 毎日新聞社 感想

あらすじ・概要 東日本大震災下の日本。ラジオ福島は、危機的状況でラジオ配信を続けることとなる。災害状況や被災者に役立つ情報を発信しながら、CMが流せないという経営の瀬戸際にも立たされる。災害時のラジオの役割、そして情報インフラを維持する人々の…

『OLですが、キャバ嬢はじめました』鏡なな子 コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 著者は将来の不安から、お金をためるためにキャバ嬢の仕事を始める。面接を受けてキャバクラに出勤したら、そこは想像を越える職場だった。キャバクラのシステムから、キャバ嬢たちのテクニック、キャバクラでの悲喜こもごもなどを描くコミッ…

『こんな私がマンガ家に!?』青沼貴子 イースト・プレス 感想

あらすじ・概要 コミックエッセイ作家の青沼貴子は、かつて少女漫画家としてデビューしていた。幸運にもはじめて応募した漫画でデビューするが、漫画家の仕事は大変だった。アシスタントのこと、アニメのこと、担当のこと……デビュー当時のことを回想する漫画…

『終わりなきアスベスト災害 地震大国日本への警告』宮本憲一・森永謙二・石原一彦編集 感想

あらすじ・概要 強い健康被害をもたらす鉱物、アスベスト。しかしその便利さから、危険性が判明した後も使用され続けてきた。神戸における阪神・淡路大震災にともなうアスベスト被害を中心に、アスベスト災害への反省とこれからすべきことを考える。 アスベ…

『キャッシュ・フォー・ワーク 震災復興の新しいしくみ』永松慎吾 岩波ブックレット 感想

あらすじ・概要 災害のとき、どのようにして被災者を助けるべきか……。著者が紹介するのはキャッシュ・フォー・ワークと呼ばれる概念だ。被災者に復興のための作業をしてもらい、給料を発生させることによって被災者を支える。その歴史や東日本大震災での実践…

『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』竜田一人 モーニングコミックス 感想

あらすじ・概要 福島第一原子力発電所での廃炉作業に興味を持った著者は、原発の作業員として働き始める。過酷な原発における労働と、作業員同士の友情、放射能をめぐるあれこれ。廃炉作業の最前線を描き出す。 原子力発電所の廃炉作業に行ってみたらすごか…

ネットフリックスオリジナルコマ撮りアニメ『ポケモンコンシェルジュ』を見た感想

あらすじ・概要 せわしない生活に疲れたハルは、ポケモンリゾートのコンシェルジュに転職する。リゾートに訪れたポケモンたちをもてなし、楽しませるのがハルたちコンシェルジュの仕事だ。ハルはポケモンたちの悩みを解決しながら、自分自身とも向き合うこと…

『身近な危険から自分を守る! ゆるサバイバル入門』ふじいまさこ 新潮社 感想

あらすじ・概要 自然災害、犯罪、性加害、パワハラ、セクハラなど、人生で巻き込まれる可能性があるトラブルを女性の視点から解説。漫画を通して、対策や起こってしまったあとの対処を紹介する。身近な危険から身を守るための学習漫画。 女性が身を守る方法…

『国境なき医師が行く』久留宮隆 岩波ジュニア新書 感想

あらすじ・概要 国境なき医師団に参加することを決めた日本人医師は、内戦続きで疲弊したリベリアへ派遣された。派遣先での人間関係や、多忙な日々に悩みながらも、リベリアの人たちを手術する。国境なき医師団は現地でいったいどういうことをしているのかわ…

『後宮の薬師 平安なぞとき診療日誌』小田菜摘 PHP文芸文庫 感想

あらすじ・概要 大陸から来た父から薬を学んだ薬師、安瑞蓮は、腕を買われて宮中に上がる。そこで、体の不自由な皇子に出会う。皇子の身体を診ているうちに、瑞蓮は、後宮の女性たちのいざこざや嫉妬に巻き込まれていく 体に障害を持つ皇子をめぐる女性の悲…

『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』小田菜摘 角川文庫 感想

あらすじ・概要 医学校を卒業した翠珠は、ひょんなことから後宮で働くこととなる。翠珠は陰謀や噂が蔓延る後宮での労働にうんざりするものの、医術を通して妃たちの悩みを解決するうちに、彼女らの複雑な事情を知ることとなる。 人間観やジェンダー観がシビ…

『身内に(ヤ)がおりましてん。』カツヒロ BAMBOO ESSSY SELECTION 感想

あらすじ・概要 著者、カツヒロのおじはヤクザだった。おじさんに溺愛されていた著者は、その過程でヤクザの世界を垣間見る。大阪を舞台に繰り広げられる、子どもから見たヤクザの暴力、犯罪、日常とは……。 シャレにならないアウトローの日常が面白い 面白か…

『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』河北新報社 文春文庫 感想

あらすじ・概要 仙台に拠点を置くローカル新聞河北新報。2011年3月11日、会社を東日本大震災が襲う。自らも被災しながら、記者たちは被災者に情報を届けるために東北に散った。地震発生直後から、避難所での生活まで、記者たちの働きを描いたルポルタージュ…

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