ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

『ファンタスティックプラネット』感想 シュルレアリスム絵画のような世界でSF

あらすじ・概要 巨大な青い種族、ドラーグ族が支配する惑星。そこでは人間はドラーグ族のペットとして扱われていた。テールはドラーグ族の少女に育てられながらも、彼女の学習機で知識を得る。やがてテールは他の人間たちと合流し、学習機の知識を人間たちに…

『めんどくさがりやの自分の機嫌を取る暮らし』てらいまき バンブーコミックスエッセイセレクション 感想

あらすじ・概要 コミックエッセイ作家、てらいまきは自分の機嫌を取るために、さまざまな工夫をしてきた。家事の手間を減らし、自分をケアして、運動習慣も持つようにしてみる。今よりやりたいことができるように、なおかつ自分が楽でいられるように模索する…

『日本アニメ史 手塚治虫、宮崎駿、庵野秀明、新海誠の100年』津堅信之 中公新書 感想

あらすじ・概要 今や日本の大きな文化であるアニメ。戦前から現代まで、日本アニメの歴史をたどる。黎明期、プロパガンダとしてのアニメ、ファンとの関係など、アニメーションと社会の関係を紹介していく。鉄腕アトム、セーラームーンなどの有名アニメも多数…

『孤独死しないためのおひとりさまサバイバル術』高島あがさ バンブーコミックス エッセイセレクション

あらすじ・概要 汚部屋住人の母親を持ち、父親ともわだかまりを抱える著者。「おそらく自分は生涯独身で過ごすのだろう」と気づき、ひとりで生きていくことについて考える。健康面の問題や、家族のこと、容姿のことなど、ひとつひとつ悩みながら独身でサバイ…

『お伽草子』太宰治 青空文庫 感想

あらすじ・概要 みんなが知っている日本のおとぎ話を、太宰治が大胆にアレンジ。美についてあれこれ面倒なことを考える浦島太郎や、こぶ取り爺さんの恥と失敗、かちかち山での年下女性と年上男性を巡る話など、おとぎ話のパロディを詰め込んだ本。 「こんな…

『整形水』を見た感想 韓国の外見至上主義を描くホラー

あらすじ・概要 外見に強いコンプレックスを持つイェジは、自分の醜い姿がインターネットにさらされたことで引きこもりに陥る。そんな彼女を美しくしてくれたのが整形水だった。整形水の魅力に囚われたイェジは、心配する家族すら巻き込んで美にのめりこんで…

『ジョージ・オーウェル――「人間らしさ」への賛歌』川端康雄 岩波新書 感想

あらすじ・概要 『1984』や『動物農場』などの全体主義への批判を小説に書いたジョージ・オーウェル。彼の生い立ちや作家になった後の人生を語りながら、オーウェルの持つ価値観について考える。戦前・戦中、冷戦時代を生きた。ひとりの作家の激動の人生とは…

『汚れた手をそこで拭かない』芹沢央 文春文庫 感想 しょうもない悪意で大変なことになるミステリ

あらすじ・概要 工事のときの脚立、プールの水、映画撮影のやりとりなど、ごく普通の風景の中に謎が生まれる。それが解明されるとき、人間は心を揺さぶられる。人間の何気ない劣等感や悪意、ずるさからうまれる犯罪を描くミステリ短編集。 人間ってしょうも…

『ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密』広瀬友紀 岩波科学ライブラリー 感想

あらすじ・概要 子どもたちは徐々にことばを学んでいく。その姿に、言語学者はことばの中の不思議や、真理を見る。子どもたちのかわいらしい言い間違いが、なぜ言語学者には興味深いのか。ことばの発達からことばの真髄を見出そうとする本。 ことばのあいま…

『AKIRA』を見た ちょっとホラーなSFで、友情と劣等感の物語

あらすじ・概要 不良少年、金田は事故に遭った仲間、鉄雄を連れ去られた。鉄雄を取り返そうとするも、鉄雄は不思議な力に目覚めていた。力に目覚めた鉄雄は、その能力を使って金田を圧倒し、彼への憎悪を語る。だが、その能力は人間には過ぎたものだった。 …

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