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さいとう・たかを『ゴルゴ13 170 双龍狙撃指令』(リイド社)(2013/09/19)

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====もくじ=====

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増刊93話 双龍狙撃指令(2006/12作品)


脚本協力:藤川進

ページ数:42ページ

依頼者:防衛庁の石沢

ターゲット:葉子龍の右手人差し指指紋

     水槽で泳ぐ魚の背びれの下に埋め込まれたマイクロチップ

依頼金額:不明だが標的が2個のため2倍

狙撃場所:東京

狙撃人数:1人と魚1匹

狙撃相手:葉子龍の右手人差し指指紋

     水槽で泳ぐ魚の背びれの下に埋め込まれたマイクロチップ

H:0人

 

 東京-ジャパン-
 女と寝ている男は、葉(ヤン)と呼ばれていた。

 寝た後、葉(ヤン)は、電話で、株を一気に買い進めるよう、指示を出す。水槽の巨大な龍魚(アロワナ)を見ながら、男は女と酒を飲み交わす。

 新橋の飲み屋のカウンターで二人の男がテレビを見ながら話している。テレビのニュースでは、在京キー局の発行済株式の38%を片岡ファンドが買い付け成功した、というニュースが流れていた。

 片岡は道化で、その後ろに北京がいて、中間には80年代日本留学組がいることが判明していた。日本の国立大学に入学し人脈を広げ今では日本の若手政治家、霞ヶ関の官僚、中国に進出している大手企業の幹部にまで侵食しているのだ。元はODAで、それを転売して私腹を肥やした連中なのだ。

 男の一人は金融庁、もう一人は防衛庁の石沢ようだ。

 防衛庁の石沢が黒田という老人の元を訪れていた。黒田は内閣官房に話をつけること、金の工面と、今回は警告にとどめ始末は彼自身の身内につけさせよう、と言う。

 防衛庁の石沢は米軍横田基地に向かった。

 そして、ゴルゴ13への連絡方法を聞いた。

 石沢と金融庁の男が公園のベンチで会っていた。

 "道化"の逮捕は6日後インサイダー容疑で逮捕される、と決まった。

黒幕達の金はケイマン諸島に眠っていた。

 金融庁の男は、黒幕の千葉こと葉子龍(ヤンスーロン)をどうするのか、と石沢にきいた。

 葉は生体認証としての右手の人差し指の指紋の他に、飼育している魚の背びれの下に30桁のアルファベットと数字を組み合わせた暗証番号をマイクロチップで隠している、と金融庁の男が言う。金融庁の男は葉の24時間を撮したDVDを石沢に渡した。

 もし葉が持つ二つの暗証番号を同時に消せば、金を動かせなくなった葉を北京が消してくれる。

 神保町の古本屋「杉本書店」に入った石沢は、店主にラテン語で書かれた聖書を探している、ヨハネの黙示録の13ページを取り寄せたい、と言う。店主は連絡先を紙に書かせた。

 石沢は、東京タワーでゴルゴ13の指示に従い、増上寺の門に向かう。

 標的は、葉子龍の右手人差し指指紋と、水槽で泳ぐ魚の背びれの下に埋め込まれたマイクロチップを、一発の銃弾で破壊することだ。また狙撃は72時間以内。

 葉のセキュリティが完璧で、窓にショックを与えると瞬時にシャッターが降りるため二発目のチャンスがないためだった。石沢はゴルゴ13にDVDを渡した。

 熱帯魚屋に行ったゴルゴ13は、そこの主人に、DVDに映っている水槽の大きさと厚さと材質と、魚にマイクロチップを埋め込む場合の場所をきいた。サイズは2mでアクリルで厚さは13mmだった。マイクロチップは背びれの生え際の下5mmの位置だった。

 中国北京では、男達が、東京で二羽の黄金の卵を産む鳥がすこぶる元気だと話していた。葉は彼等に電話し、30億は固いと話した。片岡に連絡した葉は、片岡に資金が不足していないか、きいた。また、葉がノーマークであること、くれぐれも注意することを伝えた。

 ゴルゴ13のホテルに荷物が届いていた。300mの距離から厚さ13mmのアクリル板を2枚貫通する弾丸を、ゴルゴ13はウィーンの男に注文していた。男はタングステン合金のフルメタルジャケットにして火薬を増量した弾丸を作ることにした。ゴルゴ13は、20発作成し19発で条件を確認し必要な1発を24時間以内に送るように指示した。24時間といっても、そのうち16時間がウィーン-東京の輸送にかかるので実質8時間以内、ということだった。

 工事中のビルから葉がいる部屋の窓を狙うゴルゴ13。スコープの中で、アロワナの背びれと葉の右手人差し指が重なる瞬間、ゴルゴ13が引き金を引いた!

弾丸はアクリル板に穴を開け、アロワナの背びれを貫通し、アクリル板に穴を開け、葉の右手人差し指を撃ち抜いた!

 インサイダー取引容疑で片岡は逮捕され、千葉県の海岸には中国系の男の死体があがっていた。

 

【感想】

 ゴルゴ13のスーパーショット編の一つだ。

 魚の背びれにマイクロチップが埋め込まれているとして、その場所まで特定していることが驚きだ。

 神保町の古本屋「杉本書店」からの連絡経路。

 DVDの映像で水槽の材質や厚さや魚のどこにマイクロチップを埋め込むか特定できる熱帯魚屋の主人や、特別な弾丸を製作するウィーンの男など、凄い腕を持ったゴルゴ13の協力者達にも驚かされる。

 

第474話 歴史の底に眠れ(2007/08作品)


脚本協力:竹内亨

121ページ
依頼者:カーライル男爵

ターゲット:ケルト海で沈没したブリスタル号の金庫に収められているレコード

依頼金額:不明

狙撃場所:ケルト海で沈没したブリスタル号の500m離れたヘリコプター

殺害人数:0人

狙撃対象:ケルト海で沈没したブリスタル号の金庫に収められているレコード

H:0人


2007年ロンドン-イギリス-

67年前の1940年11月14日、イングランドのコベントリーは空襲に遭った。

ホスピタルで寝ている老婆は、当時9歳で、その空襲で両親を失った。

孫の男は、何かの訴訟準備に飛び回っており、1940年にケルト海で沈没したブリスタル号カが発見されたというニュースを喜んでいた。

 

Part1 悲劇の沈没船

 スターリンの金塊と呼ばれる伝説の金塊6t近く(9000万ユーロ:約150億円)を積んだブリスタル号は、ムルマンスクからロンドンを経由してケルト海アメリカに向かっている最中にUボートに襲われ、逃げ切れないと悟り自沈した。

 水中探査していた船が、沈没船を発見し、船首にブリスタルと書かれていることを確認した。

 

Part2 察知されたプロジェクト

 発見したゴドウィン船長に連絡が入り、金塊の所有者ロシアが嗅ぎつけたため、撤収することにした。

 

Part3 事の背後に

 イングランド

 一人でチェスをする老人に、アトラニウス号がブリスタル号積み荷引き上げを中断した、という情報を執事が伝えた。

 老人がロシアに情報を流したのだった。そうしなければロシアは気づかなかったのだ。老人は、ブリスタル号は永遠に引き上げてはいけない、と言った。強欲な大統領プーシコフがゴドウィンにいくらふっかけるか、ロシアとゴドウィンの交渉がこじれた方がいい、とつぶやいた。

 

Part4 待ち受けていた男

 港町プリマス、イングランド南西部

 コベントリー遺族会のベネット・カーティスがゴドウィンを訪ねてきた。冒頭に登場した老婆の息子がベネット・カーティスだった。

 彼はブリスタル号について、金塊にロイデス保険組合の保険が評価額の30%かけられていてソ連政府が受け取っていたこと、運搬に当たった英国政府、武器を送った米国政府、保険金を支払ったロイデス、実際に引きあげるゴドウィンに権利があると言った。

 ベネット・カーティスはゴドウィンにとっては価値のない何かをブリスタル号を引き上げたいのだった。

 

Part5 チェック

 1カ月後 イングランド

 チェスをしていた老人のもとに執事が、悪い知らせを伝えた。ロシアが引き上げ経費を差し引いた30%の回収で合意し、英国政府も15%の権利を得ることで合意した。コベントリー遺族会のベネット・カーティスが間に入って合意できたのだ。ベネット・カーティスは、コベントリー空爆に関して国家賠償請求訴訟を準備中だった。老人と執事が”あれ”、”あのモノ”と呼ぶ存在について、ベネット・カーティスが、知っているのだ。

 老人は全く別の方法で、チェック(王手)を仕掛ける必要がありそうだ、と言う。

 

Part6 金塊より重要なもの

 プリマス港

 老人はゴルゴ13に、依頼していた。

 ブリスタル号は金塊よりも重要なモノを運んでいたのだ。

 

Part7 首脳たちの煩悶(はんもん)

 ドイツ軍のエニグマ暗号を解読したイギリス軍航空省情報部のカーライル大佐は、午後7時にコベントリーを大空襲するという情報をつかんだ。

 もしコベントリー空爆に備えたら、ドイツはエニグマが解読されていると知り、暗号を変えるだろう。そうなると新暗号を解読するまで、戦いが不利になる。

 そこで当時の首相チャーチは、コベントリー空爆について、何も知らなかった、ことにした。だが、会議を録音していたフィッシャーは、録音したレコードとともに消えた。

 フィッシャーはコベントリー出身だった。

 

Part8 噂を噂のままに

 フィッシャーはコベントリーの両親に避難するよう伝えようとしたが、伝わらず、両親は命を落とした。フィッシャーは機関員としてブリスタル号に乗り込みアメリカに向かおうとしていたが、ブリスタル号の沈没によって事件は闇に消えるはずだった。

 老人らは、首相がコベントリーを犠牲にした、というのが単なる風説にすぎないよう工作してきた。もしレコードが手に入ると、風説が史実になり、国家賠償請求訴訟を起こされるとその金額も馬鹿にならない。

 

Part9 母への誓い

 コベントリー遺族会のベネット・カーティスは、母にもうすぐ噂が史実に変わる、と言って手を握る。彼は、ブリスタル号が雷撃を受けた時、フィッシャーが艦長に自身の身を明かし、レコードと金塊ともに海中に沈める=自沈することを、すすめたと、想像する。

 母は、ベネット・カーティスがフィッシャーの生まれ変わりではないか、と笑う。

 

Part10 史実への出航

 ベネット・カーティスとゴドウィンらが、金塊引き上げに向けて出航した。マスコミのヘリコプターは500m以内、船舶は2km以内の接近を禁じていた。イギリス海軍の艦艇も護衛につく。

 ゴルゴ13は、マスコミのヘリコプターに紛れて飛ぶ。彼はテレビカメラに偽装した銃で、ベネット・カーティスを注視する。

 

Part11 厳戒の中で

 ダイバーが接近し、船内に金庫を発見した。

 

Part12 スターリンの金塊

 船内に金塊が発見された!喜ぶゴドウィン。ベネット・カーティスは金庫引き上げを優先するようにゴドウィンを説得する。

 

Part13 歴史を変える記録

 最初の金庫が引き上げられたが、中には重要なものが入っていなかった。

 ベネット・カーティスは艦長室の金庫を引き上げるように指示した。

 

Part14 "歴史"出現

 艦長室の金庫の中に、ベネット・カーティスが求めていたものあった!

 空気に触れると急速に劣化するので、海水に入れて、レコードを取り出し強化プラスチックの密封ケースに、ベネット・カーティスが入れた。

 

Part15 神の意志によりて

 ベネット・カーティスは、レコードを入れた強化プラスチックケースを海水中から持ち上げた。その瞬間、ゴルゴ13が引き金を引いた。

 銃弾は強化プラスチックケースに当たり、中のレコードは粉々に砕け散った!!

液体で満たされた密封空間に超音速の銃弾が飛び込んだため、強力な衝撃波が襲い、もともと脆いレコードが67年の歳月で劣化していたため、粉々になったのだ。レコードは緒戦は酸化アルミニウムや硫酸バリウムの粉末を固めただけの脆いものだ。

 ゴドウィンは、500mの距離から狙撃したのは神の仕業と言い、神はどうしても引き上げさせたくなかったのだ、と言う。

 

Part16 終わる戦後・・・

 ベネット・カーティスは母にレコードが粉々に砕け散ったことを話した。そしてその狙撃者を見つけ出す、と決意を語る。母は50歳になった息子が生涯を捧げたことに価値があり、もう十分だ、と言った。もう過去のために自分の人生をむだにするのはやめてくれ、と言う。

 レコードが粉々に砕け散ったことを、執事が老人に報告した。

 老人はゴルゴ13に感謝の言葉を心の中で伝えた。

 彼の父、カーライル男爵は、地方の貧しい小作人の家に生まれ、努力して航空省の将校になり、チャーチ首相の信頼を得て、男爵の称号を得た。

 カーライルは、大西洋のシーレーンを守るために、エニグマ暗号解読の事実を隠すために、コベントリーを見捨てることを、チャーチ首相に進言した男だった。

 チャーチ首相との想い出を思い出すカーライルは、「私たち父子がつくった借りは・・・これで確かに返しましたよ・・・」と心の中でつぶやく。

 

【感想】

 コベントリー空襲がわかっていながら、英軍がエニグマ暗号を解読している秘密を守るために、見捨てた、という噂を史実に変えようとするベネット・カーティス。

 一方、噂を噂のままにしようとするカーライル大佐の息子がゴルゴ13に依頼した。

 ゴルゴ13は見事に500mの距離からカーライル男爵に依頼された仕事を完遂した。

 『ゴルゴ13データファイル』では、依頼者は「イギリスの大富豪」となっている。だが、p.92で電話を受けているのが「カーライル大佐」と名乗っており、その顔を見ると、p.165以後の絵を見ると、「イギリスの大富豪」の父が「カーライル大佐」であることがわかった。

 歴史の底に眠る噂や史実は多数あるだろう。

 ゴルゴ13はそんな歴史をも狙撃している。

 

第468話 マイクロテロリスト(2007/01作品)


脚本協力:白井トミ

81ページ
依頼者:CIAクラーク

ターゲット:マレーシアナプラ村で集めたニパウイルスに感染したコウモリを乗せた小型自家用ジェット機の離陸を阻止し大破・炎上させること

依頼金額:不明

狙撃場所:シンガポール チャンギ国際空港 小型機専用滑走路

殺害人数:1羽

殺害相手:鷺

H:0人

 

Part1 恐怖の救急患者

 2001年夏、ニューヨーク-U.S.A.-

 急患が運び込まれた。

 高熱と意識の混濁、全身の発疹、そして、カラスの死体・・・

 西ナイル熱という名の病気の可能性があった。

 

Part2 情報遮断

 ニューヨーク市庁舎、衛生管理局長室

 CDCドクターのイシバシは、衛生管理局長のデイビッド・テイラーと公園管理局のトム・ジャクソンに会っていた。イシバシは、危険な伝染病が発生したこと、それが急激に広がる恐れがあることを話した。トム・ジャクソンには、鳥の死体の回収と種類と数の記録を依頼した。

 イシバシは、西ナイル熱が蚊を媒介にして広がる、と説明した。そしてニューヨークの地下街には、蚊が越冬できる場所がある、と言う。そこにCIAのクラークが来た。クラークは西ナイル熱についてすべて忘れろ、と命じた。

 

Part3 死を準備する者

 5年後、2006年3月、チェンマイ-タイ-サンデーマーケット

 ここでは野生動物や絶滅危惧種なども含めて多数の生き物が取引されている。

 ハムスという男が、ヤップに、マレーシアのナプラ村周辺のコウモリを依頼した。

 ヤップの所に、CDCのキャサリンという女がやって来て、最近豚肉が暴落しているので豚の病気について知っていることがあれば連絡するように、といって、彼女は去った。

 キャサリンはイシバシに電話で豚肉の暴落について話していた。イシバシはマレーシアを重点的に調査するよう依頼し、自分も来週にはマレーシアに入る、と伝えた。

 

Part4 ニパ

 マレーシア、ナプラ村

 イシバシとキャサリンが村にやって来た。村では最近子供と老人が病気で13人亡くなり、家畜の豚も多数死んでいた。

 家畜の豚は、"犬吠え咳"だった。全員防護服を着てその豚の採血をした。イシバシは家畜の焼却処分を指示した。キャサリンはニパウイルスにちがいない、と言った。

 村人達は、コウモリを捕りに近くの森に入っていた。

 

Part5 パニックへの陰謀

 2006年4月、ジャカルタ-インドネシア-

 アブドラ・ハムスは、空気感染するニパウイルスを持った動物を、アメリカ人動物密輸業者が自家用ジェットで、ロスまで空輸し、アメリカ国内で蔓延させる計画を、イスラム教指導者らに説明した。

 

Part6 感染の危機

 イシバシはホテルで何者かに、村人全員を収容し病院に隔離し検査するように伝えた。キャサリンはイシバシに、ナプラ村の豚の病気は、ニパウイルスで、感染源はジャングルに生息するコウモリの可能性が高い、と話した。

 そこにCIAのクラークがやって来た。

 クラークは、野生動物輸入業者のヤップを調査しており、彼の取引先にアブドラ・ハムスがいることが判明した。アブドラ・ハムスがナプラ村のコウモリを集めていることの意味をクラークがイシバシに尋ねた。

 イシバシとキャサリンが言うには、ニパウイルスに感染したコウモリをアメリカに放ち、パンデミックを起こそうというのだった。

 クラークは、二人に、ここからはCIAの仕事だ、と言って、去った。

 

Part7 緊急依頼

 休んでいるゴルゴ13のもとに連絡が入り、ゴルゴ13はシンガポールのチャンギ国際空港に飛んだ。

 依頼は離陸態勢に入った小型自家用ジェット機の離陸を阻止し大破・炎上させることだった。第二波のテロを防ぐために偶発的な事故に見せかける必要があるからだった。

 

Part8 展望台の男

 ゴルゴ13は展望台から双眼鏡で鳥たちを見ていた。

 そして農作業をする少年に金を渡して何やら頼んでいた。

 

Part9 積み込まれた"刺客"

 アブドラ・ハムスが税関のチャットに金を渡した。

 草むらに潜むゴルゴ13に、クラークから、次の飛行機が標的であること、離陸速度が230~240キロなのでスタートから離陸まで約40秒であることを伝えた。

 

Part10 鷺は飛び立った

 飛行機が滑走路を走り始めると、ゴルゴ13は少年に合図を送った。少年は笛を吹いた。すると鷺の群れが一斉に飛び立った。

 何とか飛び立った小型飛行機だったが、ゴルゴ13の銃弾が上空の一羽を撃った。その一羽が小型飛行機のエンジンに吸い込まれ、小型飛行機は他の飛行機に衝突し炎上した。

 

 

【感想】

 ゴルゴ13が直接人を殺さないが、バード・ストライクを装った事故を発生させる物語だ。

 そういう点ではスーパーショット編の一つと言っていい。

 生物を使ったテロを描いた作品だ。

 本編発表当時は、絵空事だと思っていたが、コロナ禍を過ぎた今読むと、現実味がある恐ろしい話だ。

 

 

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