かんたんにできるZXスペクトラムのエミュレーション
スペクトラムのゲームをプレイするもっとも手軽な手段は、ZX32エミュレータ (Windows) を使用することです。私が作成した日本語化パッチをここに置いておきます。
たいていのゲームはこのソフトを起動してZIPファイルをドラッグ&ドロップするだけで動作するのですが、以下にいくつか注意事項を記しておきます。
1) ZX32で使用するイメージファイルは以下のような種類に分かれています。
- DSK: ディスクイメージ。ZX Spectrum +2/+3専用なので省略。
- Z80: メモリイメージ。起動時間ゼロなので、軽く試してみたい場合にお勧め。ただしデータの追加読み込みができないので、うまく動かない場合もある。
- TAP: 旧型テープイメージ。比較的高速に読み取りできるが、ローディング方式が特殊な一部のソフトで読み込みに失敗することがある。
- TZX: 新型テープイメージ。どんなソフトも確実に読み込むことができるが、ローディングにはかなりの時間を要する。
2) ゲームによっては「オプション」の「ハードウェア」でデフォルトモデルを設定する必要があります。「ZX Spectrum 128」にしておけば基本的に問題ありませんが、48K用ソフトは「ZX Spectrum 48K」もしくは「ZX Spectrum +」でないと動作しないことがあります。
3) ZXスペクトラムには「Sinclair Interface II」と「Kempston」という2種類のジョイスティック規格があります。ほとんどのゲームは起動後にどちらを使うか訊いてきますので、事前に「オプション」の「入力」で、「エミュレートするジョイスティックの種別」を設定しておいてください。とくにどちらが優れているわけでもないので、通常は「Sinclair Interface II」で問題ありません。