• 秋の洞川湖畔 【1】漂流船 ポセイドンの襲撃から逃れた空海達を乗せた遣唐船第一艘は東支那海を南に流されて行きました。そして八月十日、唐の福州長溪県赤岸鎮(ちょうけいけんせきがんちん)と言うところに着きました。しかし赤岸鎮は行政府ではなく軍の駐屯地ですので守備隊の隊長から「自分達では対応できませんので長溪県の役所に行って下さい。」と丁重に断りを言われました。長溪県に着くと県令に「県では対応致しか... 続きを読む
  • 七三峠より鍋蓋山頂上を望む  【1】出航と同時に 話は少し戻ります。太宰府にて渡航の時期が来るまで待機していた遣唐使一行は再び那の津に戻りました。そして四艘(そう)の遣唐船は五島列島に向かい、久我島の田ノ浦瀬戸に到着しました。ここを出れば大海原ですから水や食料の補給をし風向きの変わる日を待って四艘の遣唐船は七月六日、田ノ浦を出航しました。空海と逸勢は遣唐使藤原葛野麻呂(ふじわらのかどのまろ... 続きを読む
  • 兵庫津を出航する遣唐船?  【1】空海に合うのは 翌朝、空海は秀二と小龍が朝の稽古をしている姿を目にし驚きました。秀二の棒術の型が自分のやっている方に似ていたからです。空海は秀二に「秀二さん、私の型を見てくれませんか?」と言って秀二から棒を借り型を演じて見せました。空海の型を見た秀二は「うん、これは清丸の型だね。」と言い、小龍も「確かに、これなら清丸と同じだけの技量はあるな。」と言いました... 続きを読む

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遥かな古代、小部村にあらわれた恐怖の大魔神!伝説はここから始まる!

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