侍狐娘、参上!
今回の玩具レビューは中国の玩具メーカー、「核誠治造」によるオリジナルメカ娘シリーズ、「rosado Project」から「RS-01 羅刹・緋狐(セキコ)」です。発売日は2024年3月。日本では「株式会社WAVE」が販売を行っています。
キャラクター概要に関しては調べても出てこなかった為、今回は省略とさせて頂きます。恐らく設定などの無いオリジナルキャラクターかと思います。
組み立て
本玩具付属のスタンドは組み立て式となっている為、遊ぶ前に組み立て作業が必要となります。組み立てにはニッパーとドライバーが必要です。
素体形態 全身図
素体状態はこのような感じ。素肌の手足パーツはありません。
狐耳が生えた女の子デザインで、胸元のデザインはなかなかに秀逸。ストレートなメカニック造形もカッコ良く見所です。黒赤金の強者カラーも印象的ですね。
素体用付属品
素体用の付属品は交換用表情パーツ、交換用手首パーツ、交換用前髪パーツ、交換用腰部パーツ2種、予備手首ジョイント、治具となります。
また、専用スタンドと拡張ジョイントが付属。
スタンドはパーツを交換して好みの形に調整できます。
バストアップ 各種表情
表情パーツは「ノーマル」「照れ顔」「叫び顔」の3種類。使いやすい表情がラインナップされています。
全てのフェイスパーツには眼球可動ギミックが搭載され、自由に視線を動かすことが出来ます。眼球を動かす場合は付属の治具を使用します。
また、本来は武装用の交換パーツですが、前髪も交換が可能です。
逆に武装状態でノーマル前髪は使用する事が出来ません。武装パーツが干渉します。
素体状態 各部アップ
各部をアップで見てみると、丁寧且、精密な造形が目を惹きます。素肌の丸みのある造形はもちろん、メリハリの効いたメカニカル造形がたまらないですね。うるさくならない程度のコーションマークもセンスを感じます。
腰部パーツの交換
腰部パーツはパーツ交換で3パターンに換装が可能。尻尾は本来武装用のパーツですが、何とか装備可能です。
拡張ジョイント
各部に設置された3mmジョイントは拡張ジョイントを使う事で径を変更できます。同社製玩具同士のパーツ交換や、他メーカーの武装パーツを使ってカスタムが可能です。
武装パーツ
武装パーツはスプリンテッドアーマー、パワードアームスカバード、ファーショール、パワードジェットヘビーソード×2、パワードジェット打刀×2。
武装状態 全身図
武装は自由に装備可能ですが、一例として上記の状態でご紹介させて頂きます。
SF感のある鎧と武装鞘といった構成。部分的にメタリック塗装が施されています。何よりファーショールが目を惹くオシャレポイントですね。
武装状態 各部アップ
武装デザインも本体に負けずハイセンス。程よくメタリック塗装やクリアパーツが採用され、各部の情報量が底上げされています。造形や塗装技術も高レベルなのが各部から伝わってきますね。
武装のマウント、装備
パワードジェットヘビーソード、パワードジェット打刀はパワードアームスカバードにマウント可能。鞘部分は展開し、閉じる事でロックされます。
もちろん武装は専用手首で持たせる事も可能です。
大きさ比較
いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。今回の玩具は1/10スケールとなっており、1/12ボディのエリスに比べかなり大きめ。それでも長身の女性とすれば一緒に遊ぶことは可能かと思います。
可動
可動に関しては専用に設計された多重成形ジョイントにより、非常に柔軟な可動を楽しめます。それほど複雑な作りではなく、直感的に動かしたい部分に触れれば思った通りに動いてくれる手触りでした。股関節のみ、横の可動範囲が狭いので注意です。また、武装パーツも関節ジョイントの塊で自由に動かす事が可能。本体のポージングに合わせてアーマーを逃がす事が出来る為、ポージングの自由度はかなりのものです。ファーショールにもワイヤーが仕込まれており、好きな位置で固定させることが出来ます。
以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの魂ステージを使用しています。また、性格設定、台詞に関しては当ブログオリジナルのものとなりますのでご了承ください。
ふ~ん…貴方がお館様ですか…可愛い子ですね♪
もう…どこ見てるんですか?
少々…本気で行きましょうか!
code羅刹…起動。勝負はここから!
パワードジェットヘビーソード、ロック解除!
必殺…羅刹天!!
お館様、終わりましたよ?…カッコ良かった…?そ、そんなキラキラした目で見つめないで下さい…///
以上、核誠治造、rosado Projectシリーズより「RS-01 羅刹・緋狐(セキコ)」のレビューでした。
狐娘+侍というなかなかにハイセンスなデザインを高い造形技術、繊細な塗装で立体化。実際に触れてみると各部のこだわりと丁寧な仕事振りが感じられます。可動に関しても直感的に動かせるシンプルな設計で耐久性もまずまず。ポージングもビシッと決まり、武装カスタムの幅も広いので弄り甲斐のある玩具です。唯一気になったのは手首ジョイントの脆さですかね。一通り撮影を終えたら手首ジョイントの可動部が一部白化していたので、手首交換時などはより丁寧に扱う事をお勧めします。
最近は海外の可動フィギュアのクオリティ向上が目覚ましいですね。私もスネイルシェルを始め、かなり外国製の可動フィギュアを買う機会が増えてきました。国内可動フィギュアに比べ、比較的安いというのも大きいポイントです。国内メーカーにも頑張ってほしいですね。
それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
こんばんは。詳細なレヴュー、興味深く拝見させていただきました。
まず目を引いたのは、武装メカやコスチュームの凝ったデザインと多彩な素材表現でしょうか。
このサイズで、可動アイというのもポイント高いですね。
C国メーカーの最近の成長ぶりがよくわかる感じです。
キャラは、オリジナルなのか、どこかのゲームやアニメ出身なのか、よくわかりませんが、
C国でもこういうのを作り出すと、日本のメーカーの優位性が揺らぎますね。
ブキヤやグッスマも、美プラがちょっと受けたからと言って驕らずに、
このような新興メーカーと切磋琢磨して欲しいものです。
ほんとに欲しくなるような、ワクワクする製品を期待します。
名無し様、コメントありがとうございます!
発売から少し経っているアクションフィギュアではありますが、個人的には予約段階でかなり期待していたフィギュアです。
デザインは秀逸で基本的にはかっこいい路線ですね。良い塩梅で和装が組み込まれ、日本人にも非常に親しみやすいデザインになっていると感じました。また、中国製可動フィギュアでは定番になりつつある眼球可動ギミックも搭載。眼球可動ギミックは精度が要求されるギミックなので、メーカーの技術力の高さを感じる部分ですね。
キャラは恐らく玩具オリジナルのものかと思います。その分ユーザーが自由に設定を付けられるのが良いですね。
国内メーカーはクオリティは十分なのですが高価格化が進んでいますし、技術的にも海外メーカーとほぼ差は無いと感じています。負けてしまわないように切磋琢磨して欲しいですね!