VFガールに劇中登場キャラクター参戦!ギミック満載ゼントラ盛り!
今回のプラモデル記事は青島文化教材社 VFガールシリーズより「V.F.G. マクロスF VF-25G スーパーメサイア クラン・クラン」です。発売日は2020年12月。
「V.F.G(ヴァリアブル・ファイター・ガール)」のシリーズ概要に関しては過去に公開済みである「プラモデル記事 V.F.G VF-31A カイロス」の記事中にて触れていますので、そちらを参考にして頂けると嬉しく思います。
「プラモデル記事 V.F.G VF-31A カイロス」の記事はこちら。
今までのシリーズでは素体となる女の子はオリジナルキャラクターが設定されていましたが、今回はアニメ『マクロスF(フロンティア)』に登場したメルトランディの戦士、「クラン・クラン」が採用されています。
「クラン・クラン」は劇中に登場する民間軍事会社「S.M.S」に所属するメルトランディ(巨人女性型宇宙人)です。階級は大尉であり、ピクシー小隊の隊長を務めています。愛機は真紅の「クァドラン・レア」。
基本は凛とした武人のような性格をしていますが、マイクロン化(人間代のサイズに変化)すると肉体や言動、性格まで幼くなるという特異体質の持ち主です。
※マイクロン時はこのような姿。劇場版設定資料から。
スカル小隊所属の「ミハエル・ブラン(ミシェル)」とは幼馴染の関係であり、素直になれないながらも恋心を抱いています。非戦闘時は大学で生物学を専攻。
今回のキットはバルキリー少女素体「クラン・クラン」と「VF-25G メサイア(ミシェル機)」がセットになっており、組み合わせる事で「ファイター」「ガウォーク」「バトロイド」の各形態に変形合体させることが出来ます。また、劇中に登場した「アーマードクラン」を再現することが出来るボーナスパーツも別途封入された豪華キットとなっています。
今回はVFガールキットという事で変形合体を楽しみたいので、塗装は最小限にとどめ、合わせ目消しと関節調整を中心とした工作を行っています。
パッケージ
パッケージはバトロイド形態のクランのイラスト。今回は多数のパーツが封入されている関係で縦35㎝×横40㎝の大型パッケージとなっています。
クラン・クラン 全身図
劇中のクラン用バトルスーツデザインをベースにしていますが、胸元や肩、太ももが露出した新規デザインとなっています。ボディバランスも大人クランに近いですが劇中よりは幼くアレンジされていますね。
設計面は美少女プラモデルとしてはスタンダードなものとなっており組みやすかったです。胸やお腹周りのパーツ分割はなかなか見どころですね。
クラン用付属品
素体用の交換パーツとして、交換用表情パーツ各種、交換用手首各種、交換用横髪パーツ(左右)、眼鏡、モノクルモニターが付属します。
バストアップ 各種表情
表情パーツは「ノーマル」「叫び顔」「ダメージ顔」の3種類。戦う女性らしいチョイスとなっています。
チーク部分はいつものようにウェザリングマスターで化粧を施しています。
また、横髪を交換する事でモノクルモニターや眼鏡を取り付ける事も出来ます。
特に眼鏡はクランにとっては非常に重要なアイテムなので嬉しい付属品ですね。名称も「幸せの世界線 割れてない眼鏡」となっており、VFガール世界線のクランはあの不幸に見舞われていないことが伺えます。
各部アップ
アニメ劇中でも屈指のダイナマイトボディの持ち主であるクランですが、ヴァルキリー少女となっても見事なデカルチャーっぷりを発揮しており圧巻です。「カイロス」に比べるとスーツのメカ要素は少なめとなっています。
大きさ比較
今回はこのタイミングで大きさ比較とさせていただきます。1/12エリスに比べると結構な長身ですが、劇中でも高身長な印象のあるキャラクターだったので問題は無いと思います。
VF-25G メサイア ファイター形態 全身図
バルキリーはシリーズの総監督である河森正治監督の監修が入っているとの事で抜群の完成度です。シリーズ初となるスーパーパック仕様なのもポイントですね。通常形態用のパーツも全て揃っているので、ノーマル仕様とスーパーパック仕様、どちらかを選んで組む事となります。かなりのパーツが専用のものとなるので、組んだ後にノーマルとスーパーを切り替えるのは難しいと思われます。
VF-25G メサイア ファイター形態 各部アップ
大まかな部分はパーツでカラーリング再現されていますが、細かい部分は付属シールを使っています。シールは水転写デカールではなく普通のシールなので厚みを結構感じますね。
武器類について
底面には「ガンポッド」か「ドラグノフ・アンチ・マテリアル・スナイパーライフル」を懸架せせることが出来ます。装着時は専用の接続パーツを使用します。
また、ミサイルハッチは展開して発射形態にすることが出来ます。
ガウォーク形態への変形
ガウォークへの変形は上記パーツを追加して行います。
VF-25G メサイア ガウォーク形態 全身図
前述のパーツを追加してガウォーク形態の完成。前傾姿勢の特異なフォルムが良く再現されています。
武器の装備
腕が追加された為、武器類を持たせることが出来ます。グリップ部は専用パーツに差し替えとなります。
ドラグノフ・アンチ・マテリアル・スナイパーライフルは先端を交換し発射形態にしています。
クラン搭乗
クランは搭乗させることが可能。ハンドル部分を持たせ、足底部のジョイントにがっちり固定されるので非常に安定感がありグラつくことはありません。
バトロイド形態への変形
バトロイド形態への変形はさらにパーツを追加して行われます。
クランの太ももリングパーツを交換し、腰部にフレームパーツを取り付けて合体準備完了です。
VF-25G メサイア バトロイド形態 全身図
バルキリーは各部をブロック単位で分解し、クランの全身に纏わせるように装備されます。情報量が多く、そのボリューム感に圧倒されますね。
VF-25G メサイア バトロイド形態 各部アップ
全身に渡りメカニカルなパーツが装着され、メカ好きにはたまらないシルエットとなっています。背面に畳まれたバルキリーのメインブロックも迫力のあるバックパックとなっています。右腕に装備したセンサーは破損防止の為、アンテナを逆にしてアレンジ変形とさせて頂いています。
アーマードクラン
もう一つの重装備形態、「アーマードクラン」への組み換えは、専用パーツとVF-25G メサイアから一部パーツを使用して行います。
クランは首元のパーツを取り外し、左腕の装甲をジョイント付きの物に交換。腰部に専用のフレームを取り付けて合体準備完了となります。
アーマードクラン 全身図
この形態はアニメ劇中でも登場した姿となります。巨人族の為、バルキリー用の装備をそのまま装備できるわけですね。ゴツ過ぎず、これはこれでまとまりのある造形となっています。
アーマードクラン 各部アップ
アーマードクランはスケールフィギュアが発売されるほど人気のある形態ですが、プラモデルでも十分な情報量が感じられます。アーマーもがっちり装着されているのでポロリもなく、装備も軽い方なので扱いやすい形態です。
可動
可動性能に関しては装備の状態によって異なる印象です。
素体に関しては設計上、広い可動範囲を備えており十分アクションを楽しむことが出来ます。ただ。非常に大きなツインテールが存在するのでバランスを取りながらポージングさせる必要があります。
バルキリーを装備した状態ではさすがに干渉物が多くなり窮屈な部分もありますが、ミサイルやウイング等は必要に応じて逃がす事もできるため、各部を調整しながらポージングを楽しむことができます。
以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの「魂ステージ」を使用しています。
敵勢力発見!この程度なら…私一人で十分だ!
全弾持っていけ!
敵がフォールドアウト…油断した…。
アーマーが無くったって…誇り高いメルトランディの戦士は退かない!
もう…弾が…。ミシェル、すまない…。
クラン!何勝手に諦めてるんだ!
ミシェル!
話はあとだ!まずは敵を殲滅する!
ミシェル、私に力を!
後ろからも来るぞ!
大丈夫だ、俺たちならやれる!
合わせろよ、クラン!
今更確認するような事か?
フォーメーション、MMジーナス!
俺たちの敵じゃなかったな。
あぁ、そうだな。
(私に…一歩踏み出す勇気があれば…。ミシェル、お前の恋はどこにある…?)
以上、青島文化教材社 VFガールシリーズより「V.F.G. マクロスF VF-25G スーパーメサイア クラン・クラン」の製作報告記事でした。ギミック満載のキットの為、長い記事になってしまい申し訳ありません(-_-;)
プロポーションに関しては非常にグラマラスで、美少女プラモデル界でも屈指のデカルチャーボディだと思います。カイロスの時も感じましたが、VFガール素体は他社美少女素体に比べ肉付きが良く、ややむっちりめのラインが非常に魅力的だと思います。バルキリーに関しても緻密なディティールが彫り込まれており、メカ好き的にも大満足の内容となっています。しかし、可動フィギュアとして見た場合は合格点とは言えない部分も多々見受けられます。まず、全身の関節が緩過ぎです。素体としては首のボールジョイントが貧弱で、大きなツインtレールを支えることが出来ず、自然に首が上がってしまいます。また、メインギミックとして全身に渡り重量のある装甲を纏う設計であるにも関わらず、胸部下や腹部などの関節保持力が弱く、そのままでは装備を保持すること自体ままなりません。私は首関節を始めとした各部をがっちり調整しており、分解する必要がない部分は接着して仕上げています。また、バルキリーがコンパチ仕様という事でパーツ総数が多く、組み立て難易度も比較的高めです。
上記が使用していないパーツ類です。カラー再現の為に同金型のランナーでも色違いが複数存在しており、パーツを見つけるのが一苦労でした。BANDAIキットのように多色成型ランナーを作ることが出来ればランナー数を抑えることが出来るとは思うのですが、おそらくは難しいでしょう。最後は表情パーツについて。フェイス部自体は非常に良く出来ていて可愛いのですが、デザインの関係上、フェイス交換がなかなか手間取ります。フェイスを外すためにはほぼすべての髪の毛パーツを取り外さなければならず、他美少女プラモデル、フィギュアに比べて交換に要する時間が倍近くかかります。もう少し手軽に出来れば嬉しかったですね。あとは…できれば笑顔が1つ欲しかったです。
VFガールキットはパーツ数も多く、ギミックも複雑で手のかかるキットなので気楽にオススメ出来ないのですが、デザインやギミック設計は非常に魅力的なので、チャレンジする価値は十分にあるキットだと思います。
最新作として、2022年5月に「V.F.G. マクロスF VF-25F メサイア ランカ・リー」の発売が予定されており、今後は原作キャラクターを積極的に組み込んでいく路線なのかもしれませんね。私は既に予約済みなので、発売されたら組みたいと思います(^^♪
それでは、次回の「金のおにぎり玩具箱」もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
こんにちは。
プラモデル完成ですね。お疲れ様でした。
人物の方は良くわからなくて何も申し上げられないのですが、
全体的に丁寧に作業して組み立てて居られるという印象をうけました。
そしてスミ入れがとても丁寧になされておられますね。好ポイントです。(#^^#)
アオシマの自動車以外のキットというと昔の感覚でつくり難そうという感じがあったのですが、
このキットは随分進化していそうですね。
僕の方は製作作業が中断しておりまして、連日のドタバタが終われば再開するつもりです。
デカール貼りまで来ているのでもう作業も中盤なのですが失速しています。(-_-;)
最近は読み逃げが多くて申し訳ありません…。
どの方のブログでもそうなのですが、うっかり失礼な事書いてしまわないかと思うとなかなかコメントも書き辛くて。
こんばんは。
VFガールキット、クラン・クランにスーパーメサイア登場ですね。
アオシマもの凄いパーツ数、メサイア ランカ・リーを楽しみにしてた私は、かなりビビっておりますww
私の中では、バルキリーシリーズの中で一番カッコ良いと思うのは、VF-25Fメサイア。
スーパーメサイア クラン・クランは本当に良い作りですね。これは朗報^^
ギミックが凄すぎ・・ごにぎりさん良く頑張りました。
撮影の為とはいえ、苦労を察してしまいます。
プラモ凄く上手です。お疲れさまでした。(ヤバイ作れる自信が無いなーー^^:)
いぬふりゃ☆様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
今回作ったクラン・クラン、最初から塗装は部分的にしか行わないという方針で組んでいたのですが、思った以上に時間がかかりました。
丁寧に組み立てられている、墨入れをお褒め頂ありがとうございます(#^^#)墨入れは最近色々な手法を試していましたが、今回は王道のタミヤエナメル墨入れを使用しています。最初から希釈されていて使いやすくて良いですね(^^♪キットとしてはパーツが多く探しにくいものの、組み立て工程自体は難解な部分は無く、模型経験者であれば問題なく組めるのではと思います。
いぬふりゃ☆様の完成報告も楽しみにお待ちしていますね!
ご訪問して頂いているだけでも全然嬉しいですよ!
全然失礼なこともありませんし、また気楽に話しかけてくださいね(^^♪
ひで郎様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
今回はVFガールのクランを作ってみました。
コンパチ仕様という事も有り、パーツ数が圧倒的でしたね。重塗装はしないと最初から決めていた割には制作に時間がかかってしまいました(^^;
メサイアはかっこいいですよね!スマートなラインが美しく、航空機然としたシルエットがたまりません。VFガールとしての採用は2機目。次作のランカもメサイアが採用されているので人気の高さが伺えますね。ランカにセットされるメサイアはノーマルのみっぽいのでクランよりは組みやすいとは思うのですが…気になるのは素肌パーツとデフォルトアーマー。結構手間がかかるような気がします。
クランは組むのが大変ではありますが出来は良好。最近再版されたばかりで入手もしやすいので機会がありましたら是非お手に取ってみてください(^^♪
組んだキットをお褒め頂いて嬉し恥ずかしです(#^^#)改めてありがとうございます!
こんばんは。こちらの記事は青い髪が爽やか綺麗でナイスバディな
クラン・クラン!やはり胸元とふとももの露出が眩しいですね。
長いツインテールも美しく、透明パーツの眼鏡、モノクルモニターも
かっこいいです!そしてメカ部分!すごく細かくて迫力ありますね☆
搭乗の再現、バトロイド形態も素晴らしいです!
パーツも細かくて撮影も大変そうでしたね…本当にお疲れ様です!
先日はカリスマおぜう様にコメント、いつもお気遣いもありがとです!
CB版はフリルマシマシで可愛さが強調&ゴージャスな金ラインも印象的
ですよね。イラストでは可愛らしいコスチュームはもちろんの事、
自信と余裕が溢れる表情がたまりません、背景との組み合わせも
ばっちりで風月様のセンスを感じますとお褒め頂け感激です☆
おぜう様は古参&人気もあり、ゲームでも実装が早めですが、浴衣姿は
貴重で新鮮でしたよね!またコレクションも見て頂け、圧巻と言って
頂け、楽しんで頂けたようで嬉しいです♪それとこちらの2019年11月の
記事で東方CB衣装のおぜう様のポストカードが見れたり、ハロウィン
おぜう様のファイルのイラストと同じ絵柄のグッズをこちらの2018年
11月の記事でも拝見できて嬉しかったりです☆ そしてお互いまた
イベントや遠征ができるような安心できる世の中になって欲しいです
よね。では読んでくださり、ありがとでした!
風月時雨様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
こちらはVFガール、クラン・クランのプラモデル記事ですね。VFガールとしては初となる原作キャラクターの参戦ということで注目していたキットです。
大きなツインテールにデカルチャーなナイスバディで造形されていて、素体状態の迫力は美少女プラモデル界でもトップクラスかと思います。それ以上にバルキリーの完成度が抜群に高く、バルキリー好きも十分満足できるキットだと思います(^^♪
ギミックの多いキットなので写真数も多くなり、撮影は確かに大変ではありましたが最後まで楽しく撮影できました。関節を強化して変形合体のスムーズさを上げた効果もあったかと思います(#^^#)
風月様の記事では永遠のカリスマおぜう様の記事、大変楽しませて頂きました。
私が東京遠征に行くときは秋葉原アトレで東方キャンペーンをやっていることが多く、どちらもその時にもらってきたグッズですね。もちろんどのグッズも大切に保管、ディスプレイしています(^^♪共通のグッズがあると嬉しいですよね(#^^#)
今年も東京遠征は厳しい状況ですが、いずれまた遊びに行きたいです!