G.N.PROJECT、始動!
今回の玩具レビューは蝸之殼スタジオ G.N.PROJECTシリーズより「WOLF-001 ウルフアーマーセット」です。発売日は2020年12月。『あみあみ』など一部の流通ショップ限定で発売されました。また、今回は同時発売となった専用オプション「汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)」も併せてレビューしていきます。
「G.N.PROJECT」は「蝸之殼スタジオ」が展開するオリジナルメカ少女アクションフィギュアシリーズです。「蝸之殼スタジオ」は中国のフィギュアメーカーです。Twitterを開設しているのですが、私自身が中国語に明るくなく、メーカー概要に関しては読むことが出来ませんでした。申し訳ありません(-_-;)
今回ご紹介する「WOLF-001 ウルフアーマーセット」はワンフェス2019夏、2020冬に会場限定で販売された「WOLF-001」のリメイク玩具となっています。今回はシリーズ第1弾という事で、ベースとなる「WOLF-001」と専用武装である「ウルフアーマー」のセット商品となっています。のちに発売されるアイテムと互換性があり、組み換えにより様々な形態で遊ぶことが出来ます。
専用オプションである「汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)」とは本来、発売日が違っていたのですが、「WOLF-001 ウルフアーマーセット」が発売延期となった為、結果として同時発売となりました。
非武装形態 全身図
今回のセットでは素肌の腕、足パーツは付属しませんので、可能な限り武装パーツを外した状態はこのような感じです。
全体的に露出度高めでスレンダーなデザインをしています。新規メーカーではありますが造形や塗装は丁寧で綺麗に仕上げられています。また、脚部には金属パーツが使用されており、自立性も高いです。
本体用付属品
付属品は交換用フェイスパーツ、眼球パーツ2種、交換用手首パーツ各種となっています。
バストアップ 各種表情
表情に関しては「ノーマル」「叫び」の2種類のフェイスパーツと3種類の眼球パーツを組み合わせることで6パターンの表情を作ることが出来ます。
眼球パーツが光沢仕上げとなっていることもあり、ドールのグラスアイのような輝きを放ちます。チークの塗装はありませんがアイラインや眉毛はプリント、ペイントで再現されており質感は良いです。
ちなみに非武装の前髪パーツは予約特典となっています。
非武装形態 各部アップ
女性的な柔らかなラインと、メカ特有の直線的なラインが混合したデザインが非常に好みです。造形としてしっかりと再現されています。ピンポイントで施されているゴールドの金属塗装もアクセントとして効いていますね。
ウルフアーマー
ウルフアーマーの構成はヘッドバイザー付き前髪、クリアバイザー、ウルフクロークローユニット×2、バックパック、尻尾2種、ハンドガン(ホルスター付き)×2、ライフルとなっています。
武装形態 全身図
アーマーパーツを装着するとこのような感じ。ライフルはアーマーにマウントすることは出来ないようです。
頭部、腕部、お尻にアーマーが装着され、結構シルエットが変わった印象です。尻尾などによりバランスが変わっていますが、足首の金属パーツが効いており、武装形態でも安定して自立できます。
武装形態 各部アップ
アーマーパーツはメカ要素マシマシで非常に密度を感じられる造形です。マッドなアーマーに対し、メタリックな爪先やゴールドの塗装も質感アップに貢献しています。
バイザーギミック
ヘッドアーマーにはクリアのバイザー部を装着可能。
尻尾について
尻尾パーツは2種類付属し、ポージングに合わせて交換することが出来ます。
ホルスターギミック、ライフル
ホルスターは展開し、ハンドガンを取り出すことが出来ます。
取り外したハンドガンは専用手首で持たせることが出来ます。また、同様にライフルも持たせることが出来ます。
大きさ比較
いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。脚部アーマーが大きいので身長に差があるように感じますが、実際はWOLF-001も1/12サイズとなっており上半身のバランスなどは1/12エリスに近いです。
可動
可動に関しては私が今まで触れてきた可動フィギュアの中でもトップクラスの性能を誇ります。
前髪パーツは軟質パーツ製である程度稼働に合わせて逃がすことが可能。後ろ髪は基部に可動軸があり、首の可動に合わせて動かすことが出来ます。素体の関節は動かしたいと思う部分はすべて柔軟に動くので直感的に弄ることが出来ます。また、アーマー部も膝の装甲連動やクローパーツが1本ずつ動かすことが出来るなど、設計者のこだわりを感じます。
汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)
ここからは別売りの汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)ついて。上記のような封筒に梱包されています。日本では珍しいですが海外トイではたまにこういう梱包がありますね。
内容物
内容物はマント本体と説明書兼カード。
説明書の裏には汎用戦術マントを纏ったWOLF-001のイメージ写真が印刷されています。パッケージが無い商品なのでこういった形で商品イメージを紹介しているのだと思います。
汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)
マントは歴戦風という事でボロボロになっています。裾のウェザリング塗装もよい雰囲気を出していますね。
WOLF-001に装備するとこのような感じ。今回は全身を隠すようにしていますが、マント3か所にワイヤーが仕込まれており、マント自体にも表情付けをすることが出来ます。その辺りはポーズショットを見ていただければと思います。
以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの「魂ステージ」を使用しています。また、キャラクター設定などが不明なので、今回は私オリジナルのイメージでポーズショット、セリフ付けをしていきたいと思います。
WOLF-001…起動しました。あなたが私のマスター…ですか?
マスター!共に参りましょう!マスターの事は私がお守りいたします。
マスター、ちゃんと付いて来ていますか?…マスター?…。
…夢か。懐かしい夢を見たものだな…。
…!!敵機反応。警戒…いや…。
戦闘開始!
ちっ…数が多いな。
殲滅するっ!
白兵戦…ならばっ!
私は止まらない…止まる訳にはいかない!
(マスター。私は生きます。貴方との約束を守るために。)
以上、蝸之殼スタジオ G.N.PROJECTシリーズより「WOLF-001 ウルフアーマーセット」「汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)」のレビューでした。
蝸之殼スタジオの玩具は初めて手に取ったのですが、完成度の高さに感動しました。造形や塗装に関しては細かい部分まで配慮が行き届いており質感がかなり高いです。可動性能に関しても大手メーカーが発売している可動フィギュアに全く引けを取らない見事な設計で、ポーズ付けが非常に楽しかったです。これだけのプレイバリューを持ちながら価格に関しても良心的で、この充実した内容で8000円台の販売価格となっています。日本国内ではあまり見かけないレベルです。唯一気になったのは関節保持力ですね。可動フィギュア素体としては十分な強度なのですが、大型の武装が多いキャラクターなので、ポーズによっては関節が負けてしまう事もありました。加えて、ボールジョイントが多用されていることもあり、経年劣化による保持力の低下も懸念されます。この辺りはある程度のメンテナンス技術を持っていれば対応可能なのですが、新規メーカーで使用素材の耐久力も未知数という点も含め、「初めて可動フィギュアに触れる」という方には敷居が高めかもしれません。
専用オプションである「汎用型戦術マント(歴戦風Ver.)」も単なる布アイテムというわけではなく、ワイヤーによる可動が実装されており、なかなか扱いやすい印象でした。とはいえ、長時間の着用はWOLF-001本体に色移りなどのダメージを与える可能性があるので、長時間の装着は控えたほうがよいかと思います。
私個人としては期待以上の完成度に満足しており、大変気に入りました。今後発売されるWOLF-001の拡張キットやwasp girlにも期待出来そうです。
キャラクター付けは「マスターを失った孤高のメカ少女」の雰囲気で行ってみましたがいかがだったでしょうか?『ロックマンゼロ』や、直近で観た『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の影響を色濃く受けているような気もしますが…まぁ鉄板な感じですし良いでしょう(*´~`*)
それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
こんにちは。
ウルフアーマー想像以上にかっこいいっすねー。
ってか、後半の写真のポージングとセリフがホント絶妙!
いいもの見せていただきました。
こういうの見ると、欲しくなっちゃうんですよね~w。
こんにちは。
これはなかなかに良く出来ている印象を受けました。中国のものなのですね。
言われてみれば日本のこの手の製品に比べると少し雰囲気が違う感じがします。ちょっと大人っぽいというか。
体つきや表情が締まっている様にも感じます。この辺も日中の感覚の違いかな?
(ここは余談ですが他のアジアの国の女の子はスタイル良い人が多いのでそれも影響してるのかも?笑)
僕が作っている飛行機のプラモデルでも中華のものはどんどん出来が良くなっていて日本製も顔負けです。
それもこれも全てひっくるめてあちらの技術力は凄い勢いで進化してる感がありますね。
日本製も過去の栄光に胡坐をかいていないで頑張って欲しいですね。(#^^#)
中華玩具、来月発売の鎧甲勇士をポチってはいるのですが
こっちサイドのクオリティーも日本製に引けを取らないですね
オオカミのモチーフというのも、興味をそそられるポイントです
入れ目で表情をつけられるのが、細かいなぁ、と思いました
最近は日本の深夜アニメでも例えば「群青のマグメル」などのように中国が主にかかわっている作品もあったりしますけど、
フィギュアにも中国技術の波が押し寄せてきているのですね~♪
どうしても中国製品というと模倣・粗悪品・安かろう悪かろうというマイナスのイメージが強いのですけど、
そうしたイメージを吹っ飛ばしてくれたのが今回のごにぎりさんのレビューといえそうです。
いやいや、この完成度の高さは正直意外ですし驚きました!
中国、恐るべしっ!という感じですし、今後はアニメやフィギュアなどにおいても日本と中国は持ちつもたれの
相互パートナーとしてすてきな関係を築いて欲しいと感じたものでした。
どちらかというと表情全体も日本の萌えとかかわいい~という感じよりはキリッとした荘厳な雰囲気も感じたりもします。
こんばんは。
YouTubeでも、ここ最近、日本製以外の、
この手のフィギュアが紹介されていますが、
造形に関しても、もはや日本製オンリーとは言えないぐらい、
技術が上がって来ていますよね。
sbs.mikasa様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
今回ご紹介したウルフは新規メーカー製という事もありお試しな気持ちで購入したのですが、想像以上の完成度で驚きました。
ポーズショットもお褒め頂ありがとうございます(^^♪私の想像に玩具が応えてくれるのでポージング自体とても楽しかったですし、触っているうちにキャラクター像も見えてきました。改めて良い玩具です(#^^#)
いぬふりゃ☆様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
今回の玩具は中国メーカー。しかもどちらかというと個人サークル的なメーカーという事で私も驚いています。
テーマ的には流行りのクロスアップ系美少女可動フィギュアですが、表情の作り方やラインなどは日本とはちょっと違った印象でしたね。その分ユーザーとしては新鮮な気持ちで触れることが出来ました(^^♪
実は最近、玩具業界でも中国の技術上昇は目を見張るものがあります。ちゃんと日本のライセンスを取って商品化しているのも増えていますし、直近で購入したロボトイも中国メーカー製です。うかうかしていたらすぐにシェアを奪われてしまいますので、日本メーカーも頑張ってほしい所ですね!
tsukasael696ⅹ埼忍たぬぺんⅹ様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
中国系の作品、トイもどんどんクオリティが上がっていますね。特にオリジナルでしっかり勝負してきているメーカーは強い。
ウルフも丁寧に作られていてとても感動しました。目線を変更できるギミックはポージングの制約がなくなるのでよりのびのびとポーズ付けをすることが出来ました(^^♪
ぬくぬく先生様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
一昔前の中国トイと言えばパチモンというイメージが強かったですが、最近ではオリジナル作品も数多く、玩具も独自のデザイン、設計のものが増えてきています。日本アニメのライセンスをしっかりと取って玩具を発売しているメーカーもありますし、最近の中国トイは侮れないものがあります。
今回ご紹介したウルフは丁寧に作られた本体もさることながら、可動が特に優秀で、目線変更ギミックと合わせてかなりポーズ付けが捗る玩具です。
メカ少女というのも個人的にはドストライクな設定ですし大変気に入っています(#^^#)
鳴らない携帯様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
最近は中国のトイ技術も上がっていて、高品質な玩具がどんどん出てきています。実は自分のクリスマス用に買った玩具も中国メーカー製の玩具です。あちらも非常によくできているので当ブログでも登場させたいと考えています(^^♪
日本も負けないように、良い玩具を出してほしい所です。
こんばんは。こちらも昨年コメントを逃していましたが
マスターを失った孤高のメカ少女…かっこいいです!
薄めの金髪や独特の眼球が綺麗ですね。正面からも腕や
おなか、ふとももの露出が眩しいですが…後ろから見ると
背中やおしりの露出の多さに更にドキドキです///ハンドガンも
かっこよく、長いしっぽのうねりも迫力がありますね。またマントを
まとった姿はミステリアスな雰囲気が強調されるように感じます。
先日はセーラーサターン特集にコメントありがとでした!
ごにぎり様もお気に入りとの事で嬉しいです♪更にウラネプの
方も見てくださって、外惑星組3名を1時間。約20分で描かれた
という事で驚愕、どのキャラクターも特徴をしっかりと描き分けて
いて流石とお褒め頂け嬉しいです☆ サターン=ほたるちゃんは
追加戦士組の中でも後の方の登場でしたが、ミステリアスな雰囲気や
劇中での活躍のインパクトが大きかったですよね。そしてやはり!
覚醒カット、凛々しく素敵ですよね♪私が持っているカードやフィ
ギュアは一部ですが…やはり人気タイトル、色々出ていて嬉しいです!
映画はやはり…お互い、観に行くのはなかなか…ですよね。でも!
ごにぎり様のブログでまた、少しずつセーラー戦士のレビューが
拝見できると思うと楽しみです☆では読んでくださり、ありがとでした!
風月時雨様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
こちらの玩具は中国メーカーの可動フィギュアという事でキャラクター設定など一切不明なので自由に遊んでみました。
作りも標準的な日本製の可動フィギュアとは異なっており、なかなか興味深い玩具です。
基本的にはかっこいい路線でポージングしてみましたが、今後発売されるユニットは何と水着ユニットとの事で、今回と違った一面を見せる事が出来るかと思います。
セーラーサターンはある程度大人になってから気に入ってきたキャラクターでした。好みも移り変わっていくものなのでしょうね。
映画も観たい所ではありますが、まずはkん項第一という事で。無理はせずですね。
セーラームーン系のレビューも準備が出来次第行っていくつもりです。公開した際はまた読んで頂けると嬉しいです(#^^#)