英傑達よ、立ち上がれ!!
今回のプラモデル記事ではBANDAI SDガンダムシリーズから『SDガンダムワールド 三国創傑伝』についてご紹介したいと思います。
ディフォルメされたデザインや組み立てやすさい設計、お求めやすい価格からガンプラブランドとして1つの地位を築いている「SDガンダムシリーズ」。その最新作にあたるのが『SDガンダムワールド 三国創傑伝』となります。三国武将×モビルスーツというコンセプトでデザイン、世界設定がされているのが特徴となります。同コンセプトでの展開は『BB戦士三国伝』『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』に続き、今回で3回目となります。
2019年春から『THE GUNDAM BASE』限定で展開が開始され、様々なキャラクターがラインナップされています。
『SDガンダムワールド 三国創傑伝』では、幾度となく繰り返された戦争により、多くの国が滅び荒廃した世界を舞台としています。そんな中、世界には「黄化ウィルス」と呼ばれる謎のウィルスが蔓延し、自我を失った感染者達が人々を襲い始めるようになりました。残された人々は「城塞都市」内での生活を余儀なくされ、城塞都市領主「董卓プロヴィデンスガンダム」が傍若無人の限りを尽くしていました。
主人公「劉備ユニコーンガンダム」は運命に導かれ「関羽ニューガンダム」、「張飛ゴッドガンダム」と共に世界を救う戦いに身を投じていく事となります。
キットの構成としては、一部女性キャラクターを除いて、共通のフレームパーツが採用された同一フォーマットで設計されています。その為、武装の組み替えはもちろん、四肢を組み替える事でオリジナルキャラクターを作り出す事も出来るようになっています。また、SDガンダムらしく大胆にクリアパーツが使われているのも特徴です。
共通ギミックとして「メモリ&デバイス」システムが存在します。各キャラクター毎にメモリとデバイスが設定されており、変形、合体、必殺技発動遊びなどが出来ます。
今回私が作ったキットは基本的に素組みです。シールも最低限しか使っていませんので、キットのパーツ構成がどのようになっているのか参考になればと思います。
紹介するキットが多いので、レビュー自体は簡易的に行い、ギミック面がある場合個別に触れていきます。
劉備ユニコーンガンダム
モチーフ武将は「劉備」。演者は「ユニコーンガンダム」です。
シリーズ第1弾ということで、このシリーズがどのような方向性で設計されているのかを体験する事が出来ます。
頭部デザインに髪の毛があったり、クリアパーツの配置やパーツ造形など、非常に見所が多いです。
専用武器「龍弾破刃」は剣と銃、2モードに変形できます。
大きさ比較
いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。手のひらサイズでSDガンダムらしいサイズ感です。
可動
可動に関しては首、肩、腕、手首、腰、股関節、足首にボールジョイントが配置され、武将ごとに装飾品が異なるので差異はあるものの、サイズからは想像できない程良く動きます。加えて膝は軸関節あり。また、股間部には3mm穴もあるので同サイズのディスプレイ台座も使用できます。
※以降キットは大きさ、可動範囲の紹介は省略させて頂きます。
張飛ゴッドガンダム
モチーフ武将は「張飛」。演者は「ゴッドガンダム」です。
「劉備ユニコーンガンダム」「関羽ニューガンダム」と組み合わせる事で超必殺技「蒼炎激龍破」発動状態にすることが出来ます。
※「関羽ニューガンダム」は未所持なので、必殺技モードは再現出来ません。ご了承ください。
馬超ガンダムバルバトス
モチーフ武将は「馬超」。演者は「ガンダムバルバトス」です。
頭部の鉄華団マークはパーツとシールの組み合わせで再現されており、なかなか凝った作りです。両腕の大型武装は「劉備ユニコーンガンダム」の脚部に装備できます。武装カスタムを示してくれていますね。
張遼サザビー
モチーフ武将は「張遼」。演者は「サザビー」です。
モノアイレールとモノアイは目立つので塗装しています。全体的に奇麗にまとまったシルエットをしていて気に入っています。青のクリアパーツが綺麗です。
フェイス部はマスク構成となっており、取り外すとガンダムフェイスが露わになります。これは「ムーンガンダム」の設定を汲んだものだと思います。
司馬懿デスティニーガンダム
モチーフ武将は「司馬懿」。演者は「デスティニーガンダム」です。
演者が派手なモビルスーツという事もあり、非常に外連味溢れるデザインとなっています。左右非対称で左腕がマントに覆われているのも演者の武装をモデルにしているのではと思います。
パーツ組み換えで「闇潰冥葬/殲獄波動」発動形態へ。瞳も血走り、戦略家というよりは狂戦士のような風格を放ちます。
典韋マスターガンダム
モチーフ武将は「典韋」。演者は「マスターガンダム」です。
どことなくマスターガンダム以外にクーロンガンダムの意匠も感じられるデザインとなっています。
ギミック面ではウイングと武器を組み合わせて「曹操ウイングガンダム」の強化が出来ます。
貂蝉クシャトリヤ
モチーフは古代中国四大美人の一人「貂蝉」。演者は「クシャトリヤ」。
女性キャラクターである貂蝉クシャトリヤはフレームが武将キャラとは別物になっています。女性キャラクターは貂蝉しかまだ組んでいないのですが、恐らく「孫尚香ストライクルージュ」や「大喬ガンダムアルテミー/小喬GNアーチャー」も女性用フレームが使われているのではと思われます。
バイザーパーツは取り外し可能。
また、後述する「呂布シナンジュ」をパワーアップするギミックが存在します。
呂布シナンジュ&赤兎馬
モチーフ武将は三国志史上最強の武将「呂布」。演者は「シナンジュ」です。
「張遼サザビー」同様、モノアイレールとモノアイ。そしてチンガードは塗装しています。主人公達の前に立ちはだかる存在として、かなりボリューミーなデザインとなっています。武器も大型で迫力が他武将とは一味違います。
「張遼サザビー」同様、マスクの下にはガンダムフェイスがあります。これは「シナンジュ・スタイン」をモデルにしたデザインだと思います。
商品名にあるよう、専用バイクである「赤兎馬」がセットとなっています。
一部組み換えで「呂布シナンジュ」を搭乗させることが出来ます。ジョイントで固定されるのでがっちり乗り込むことが出来ます。
『三国創傑伝』では別売で支援機「トリニティバイク」が発売されており、他武将も同様のギミックでバイクに乗り込むことが出来ます。
「貂蝉クシャトリヤ」と組み合わせる事でパワーアップ。合体形態のモチーフは「ナイチンゲール」ですね。
以下、写真を何枚か。
以上、BANDAI SDガンダムシリーズから『SDガンダムワールド 三国創傑伝』についてのご紹介記事でした。
個人的にSDガンダムが好きというのもあるのですが、このシリーズは非常に良いです。パチ組みでもこれだけカラフルな姿で完成しますし、制作時間も1体辺り約1時間。以前のSDガンダムシリーズに比べて頭身もアップし、可愛くもカッコいい絶妙なラインでデザインされています。何よりお求めやすい価格設定というのが大きいです。レギュラーキット(劉備、張飛など)は700円位。大型キット(呂布、司馬懿など)でも1500円台と大変手に取りやすいです。このシリーズは数が揃うと楽しさも合わせてアップするのでこの低価格は大変嬉しいです。もちろん、塗装すればよりカッコ良く仕上げる事が出来ますので、時間がある時はじっくり向き合って完成度を高めるのも良いと思います。
ただ、これだけ素晴らしいシリーズなのに『THE GUNDAM BASE』限定というのが何より残念で仕方ありません。たまに『プレミアムバンダイ』や地方イベントでも販売されているので、そういった機会は逃さず買い揃えていきたい所です。
今回ご紹介したキットは、完全に私の演者MSの好みで選んでいます(*´~`*)
『三国志』モチーフという事で魏、呉、蜀、董卓軍と勢力もはっきり分かれています。勢力で並べるのも映えそうですね。楽しみ方は無限大。今後も長く続いてほしいシリーズです。
それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
ほえ~、こんなのありですか。すごいすごい。
戦いへの想像力をかき立てられそうです。
それにしても写真撮影が大変そう。
でも撮るのも楽しみのうちのひとつかもしれませんね。
ミドリノマッキー様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
今回はご紹介するキットが多かったので撮影には時間がかかりました。細かいご紹介を省けば記事自体は短く出来ると踏んだのですが…結局長くなってしまいましたね(-_-;)語りたい病が…。
私自身は楽しんで撮影できているので問題無しです!