玩具レビュー　S.H.Figuarts 仮面ライダービルド　トライアルフォーム（ラビットドラゴン）

勝利の法則は決まった！

今回の玩具レビューはBANDAISPIRITS S.H.Figuarts 仮面ライダービルドシリーズより、「仮面ライダービルド　トライアルフォーム（ラビットドラゴン）」です。2019年10月25日から27日にかけて行われたイベント「魂ネイション2019」にて開催記念アイテムとして発売されました。その後、プレミアムバンダイにて抽選販売のエントリーが受け付けられています。

「仮面ライダービルドトライアルフォーム（ラビットドラゴン）」は2017年に放送された特撮作品『仮面ライダービルド』に登場するキャラクターです。
『仮面ライダービルド』は「スカイウォール」と呼ばれる巨大な壁によって3つに分断された日本を物語の舞台としています。主人公「桐生戦兎」は記憶を失った自称「天才物理学者」。自ら作り出した発明やひらめきを武器に、「愛と平和」のために戦いに身を投じていきます。やがて物語は戦兎出生の秘密や3都の戦争、そして世界の存続をかけた戦いに発展していきます。

仮面ライダービルドに変身する「桐生戦兎」は愛と平和を愛する正義感に溢れた性格をしており、科学の力が平和に使われる事を強く望んでいます。自信家で人を小馬鹿にした態度をとることもしばしば。喜怒哀楽の感情起伏が激しく、劇中ではハイテンションで喜んだり、再起不能なほど落ち込んだりと様々な表情を見せています。興奮したり動揺すると髪をかき乱す癖があり、髪がウサギの耳のように跳ね上がります。

仮面ライダービルド　トライアルフォーム（ラビットドラゴン）の登場は本編最終回。ラスボスである「エボルト」との最終決戦時に発現した姿です。様々な経験を経て身体的、精神的に成長した「桐生戦兎」と親友である「万丈龍我」が生み出したゴールドラビットフルボトル、シルバードラゴンフルボトルを使って変身を行います。戦闘力はビルドの戦闘フォーム中最強を誇り、スピードと格闘性能が特に引き上げられています。必殺技は「ボルテックアタック」。

全身図

デザインは「ラビットタンク」のラビットサイドに「仮面ライダークローズ」を組み合わせたデザインとなっています。左右非対称なデザインがビルドらしいですね。造形面も充実していますが、何より金銀の配色が目を惹きます。

付属品

付属品は交換用手首各種にパンドラボックス。パンドラボックスはパネル状に分解などは出来ません。

バストアップ

頭部はビルドの基本ラインにラビットアイとドラゴンアイの組み合わせ。入り乱れた配色も塗装で再現されています。両複眼はクリアパーツが使われています。また、分かりにくいかもしれませんがそれぞれウサギの目や髭、ドラゴンの口など、の造形が施されています。

各部アップ

基本的な造形はラビットタンクに準じていますが、タンクサイドのクローズ化に伴い印象がかなり変わっています。ドラゴンサイドの金色のファイアパターンも上品にまとめられていて綺麗です。ビルドドライバーやラビットサイドの足回りなどの細かい塗装もしっかり行われています。

ビルドドライバー　ギミック

ビルドドライバーに装填されたフルボトルは取り外す事が出来ます。とはいえ、取り外したフルボトルを良い感じで持たせることが出来る手首もなく、武器連動も無いので基本的には取り付けたままでよいと思います。

大きさ比較

いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。ビルドの方が少し大きく、良いスケール感だと思います。

可動

可動面に関してはそれほど装飾の多くないシンプルなデザインの為動かしやすい印象です。可動範囲なども近年のアーツ基準で広く設計されており、ポーズ付けにストレスは感じません。
因みにですが、付属のパンドラボックスとはこれといった連動はありません。小物として使う程度です。

以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの魂ステージを使用しています。

≪ラビット！ドラゴン！AreyouRedy？　ベストマッチ！！≫

勝利の法則は決まった！！

≪Ready…Go！ボルテックアタック！！≫

以上、BANDAISPIRITS S.H.Figuarts 仮面ライダービルドシリーズより、「仮面ライダービルド　トライアルフォーム（ラビットドラゴン）」のレビューでした。
玩具としてみると基本的には発売済みの「S.H.Figuarts 仮面ライダービルドラビットタンクフォーム」のリデコ、組み換え玩具という立ち位置になる玩具ですが、その分堅実な設計という印象を持ちました。各関節の保持力も問題なく、可動のストレスはありません。気になる点としては左手首の少なさ位です。あとはビルド系アーツの定番である複眼先端の破損には気を付けた方が良いかもしれません。派手な金銀カラーに劇中登場回数の少なさと、開催記念アイテムのチョイスとしては良かったのではないかと思います。

ビルド系のアーツは非常に充実しており、今後敵ライダーである「仮面ライダーエボルト」も発送が間近に迫っています。ビルドファンでアーツコンプリートを狙っている方にとっては今回のラビットドラゴンは欠かせないアイテムになると思います。2019年11月7日現在、『プレミアムバンダイ』にて抽選販売のエントリーが受け付けられています。前回レビューした「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーディエンド」とは異なり、あくまで抽選販売なので敷居はやや高くなりますが、欲しいと思った方はエントリーをお忘れなく。締め切りは2019年11月17日です。

仮面ライダービルドは物語が非常に面白く、私個人としてもかなりハマった作品でした(*´～｀*)本来であれば「S.H.Figuarts 仮面ライダービルドラビットタンクフォーム」を先にレビューし概要に触れるべきなのですが、ラビットドラゴンの抽選販売エントリー締め切りが迫っており、少しでもご購入の参考になればと思いラビットドラゴンのレビューを優先する事としました。作品概要が分かりにくい部分があったと思いますがどうかご容赦ください。

それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します(￣^￣)ゞ