月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!
今回の玩具レビューはBANDAI S.H.Figuarts プリキュアシリーズより「キュアムーンライト」です。発売日は2011年8月6日。
「キュアムーンライト」は2010年に放送されたアニメ『ハートキャッチプリキュア!』に登場するキャラクターです。
作品概要に関しては以前レビューした「S.H.Figuarts キュアブロッサム」のレビュー時に触れていますので、宜しければそちらも読んで頂ければ嬉しく思います。
「さくら企画2 玩具レビュー S.H.Figuarts キュアブロッサム 」の記事はこちら。
キュアムーンライトに変身するのは17歳の少女「月影ゆり」。学業成績優秀な物静な性格をしています。大人びた容姿も相まってミステリアスな雰囲気を放っています。父親である月影博士は行方不明となっており、母親と二人暮らしをしています。父の失踪1ヶ月後、植物園を訪れた際に花咲薫子(キュアフラワー)とパートナー妖精である「コロン」と出会い、厳しい鍛錬の後プリキュアとして覚醒。単身「砂漠の使徒」と戦い続けていました。しかし、ダークプリキュアとの死闘に敗れ、プリキュアの種とコロンを失い変身不能となってしまいました。そのことがトラウマとなり、ブロッサムやマリンに対して辛辣な態度で接する事も多く見られました。しかし、プリキュアとしての使命感は人一倍強く、生身でも鍛え上げた空手を駆使して戦う場面も見られました。33話にて「ココロポット」の力でプリキュアの種が修復され、再び変身できるようになり、以降はブロッサムやマリン、サンシャインといった後輩を引っ張る先輩プリキュアとして、様々な活躍を見せてくれています。
変身する事で月の力を纏い、もともと高い身体能力が更に強化され、単機でも多数の敵、さらには幹部クラスをまとめて相手にできる程の戦闘力を発揮します。名前の由来はゆりが好きなベートーベンの楽曲「月光」から命名されています。月の力を駆使した「ムーンライト・リフレクション」「ムーンライト・シルバーインパクト」といった多彩な必殺技を駆使して戦い、ムーンタクトを使った必殺技である「プリキュア・シルバーフォルテウェイブ」「プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ」を用いて敵を浄化します。
全身図
デザインモチーフである「三日月」「青薔薇」の要素が随所に用いられ、非常に上品なデザインです。左右非対称なのも印象的ですね。可動フィギュア化されてもばっちり再現されています。
脚の接地面が非常に少ないのに加え、アシンメトリーなデザインの為非常にバランスが悪く、自立はほぼ不可能でスタンドは必須です。
付属品
付属品は専用スタンド、交換用表情パーツ各種、交換用手首パーツ各種に加え、首固定ジョイント、ムーンタクト、ココロポットパーツ、妖精のコロンとなっています。
バストアップ 各種表情
表情パーツは「ノーマル」「目閉じ顔」「叫び顔」「笑顔」の4種類。クールな印象のあるムーンライトですが、表情パーツは充実したものとなっています。
各部アップ
三日月型の前髪や各部の青薔薇の装飾など、目を惹くポイントが豊富です。左肩のエンブレムはメタリックで仕上げられていて存在感があります。
ココロポットパーツ、ムーンタクト
変身アイテムであるココロポットパーツ、武器のムーンタクトは専用手首で持たせることが出来ます。ムーンタクトの保持力は良好。ココロポットパーツは少し緩めです。
コロン
妖精であるコロンは精密な塗装が施されていて再現度が非常に高いです。可動ポイントは首のみですが十分かと思います。
大きさ比較
いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。劇中でもメンバー内で1番の長身でしたが、プリキュアーツとしても大き目の造形となっています。
可動
可動面に関してはやや窮屈といった印象。後ろ髪などは可動軸も有り自由に逃がすことが出来るのですが長髪はやはり干渉必須です。肩の羽根飾りはジョイント接続ではなく圧力で保持されているだけなので大きく動かすとポロリします。ポーズ付けをしてから肩パーツを再装着した方がストレスが少ないですね。スカートはボールジョイント接続で動かす事は一応出来ますが、足を前に出すには不十分なので、下半身に関しては派手なアクションは不可能と言わざるを得ません。
以下、写真を何枚か。
※一部写真には魂ステージを使用しています。
プリキュア、オープンマイハート!
月光に冴える一輪の花!
キュアムーンライト!!
ムーンタクト!
プリキュア・シルバーフォルテウェイブ!!
全ての心が満ちるまで、私は戦い続ける!!
以上、BANDAI S.H.Figuarts プリキュアシリーズより「キュアムーンライト」のレビューでした。
造形面は文句無し。非常に充実した作りとなっており、劇中のムーンライトの雰囲気が良く再現されていると思います。コロンが付いているのもポイント高いですね。対して可動性に関してはやや難ありといった感じです。とは言え、もともとデザイン的にも可動フィギュア向きでは無いので良くここまで動かせるようにしてくれたと思います。2019年現在の目で見ても現行のプリキュアーツにも見劣りしない、見事な完成度だと思います。
ハートキャッチ系のプリキュアーツは不定期ですがレビューしています。強化変身であるスーパーシルエットを除けば残るは「キュアマリン」と「ダークプリキュア」。どこかのタイミングでレビュー出来ればと思います。
さて、キュアムーンライトをレビューした本日、2019年10月13日は十五夜ですね。皆様の住んでいる地域ではお月見、出来ているでしょうか?こちらはと言うと…
バッチリお月見できます+.(*'v`*)+カメラの性能的に天体を取るのは苦手なので画質は勘弁してください。
「月」をモチーフにしたキャラクターは今も昔も充実しており、ムーンライトと同じプリキュアシリーズでも「キュアブライト」「キュアセレーネ」が居ますし、同系列では「セーラームーン」がやはり有名どころですね。ロボットでも「ザンボット3」「ガンダムX」「ターンエーガンダム」等々…マイナー所だとゼオライマーの「月のローズ・セラヴィー」なんかもいましたね。今後も月をモチーフにしたキャラクターは出続けると思います。
月は十五夜に関わらず、ぼんやり眺めるのも好きです(*´~`*)
それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
ムーンライト=月影ゆりはプリキュア史上初のJKさんプリキュアと言う事で、あの大人っぽい雰囲気と強さと孤高は
後年のマカロン=ゆかり様すらも超越する凛々しい雰囲気はとてもすてきだったと思います。
(ただあの胸の貧しさは、ゆかり様の視点では「あらあら、先輩なのに・・」と言われるのかもしれないですね~汗・・)
そうしたムーンライトの幻想的で孤高で凛々しい雰囲気はS.Hフィギュアでも見事に再現されていると思いますし、
特に瞳を閉じて何か物思いに耽っている雰囲気は素晴らしいものがあると思います。
歴代プリキュアの中でも異質でヘンなプリキュアの代表格と言うと言うまでもなくマリンだと思うのですけど、
マリンとムーンライトが同じチームというのも考えてみるとプリキュア史上一つの奇蹟といえなくも
ないのかもしれないですね。
ぬくぬく先生様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
ムーンライトは先輩ポジションのキャラクターなので、長身や高校生設定などが効果的に活用されていましたね。
凛々しさに関しては歴代のプリキュアの中でもトップクラスなのではと思います。胸に関しては…触れてはいけません!
プリキュアーツとしては古いモデルとなりますが、今見ても十分な再現度でずらっと並べても見劣りは全くしません。身長が高めなこともあって結構目立ちます(^^♪
ハートキャッチは作画なども独特でしたが、それでも当時にちびっこや大人たちまで夢中にさせた良作です(^^)
キュアムーンライト、初めて拝見しました。
大人びたしっとり感で、今どきのプリキュアとは一味違いますね。
それにしても、目がキリッとしていて意志が強そう。
戦闘能力も高いようですね。
相棒のコロンちゃんも可愛いです。
ミドリノマッキー様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
ムーンライトはプリキュアとしては年齢も高く、大人びた雰囲気こそが魅力ですね。
ハートキャッチは気温的に明るい話が多いのですが、ムーンライト関係は結構重く、シリアスな展開が多かったです。
劇中での強さは圧巻で、もうほんとに「ムーンライト一人でいいんじゃ…」と思ってしまうほどでした。しかし精神面では崩れやすい一面があったので、やはり仲間は大事ですね(^^♪
こんばんは。こちらは私のお気に入りの1人でもあるキュア
ムーンライト!びしっとポーズも決まってますね♪三日月の前髪が
特徴的な美しいロングヘアー、羽のような袖、エンブレム、フリル、
リボン、アンシンメトリーな腕のデザイン、後ろにかけて長くなる
スカート、ブーツ…1つ1つが丁寧に作られていますね。
どの表情も美しく、目を閉じた表情はまつげの1本1本も美しいです。
タクト等のアイテムも細部まで再現されていますね。そしてコロン!
可愛いです☆薔薇があしらわれた台座もオシャレで良いですね。
数々のショットでは変身シーンの再現も素晴らしく、躍動感のある
アクションの写真では…長い美脚についつい目がいってしまいます(笑)
そしてやはりコロンを抱っこする姿は微笑ましいですね。また同じ作品
内では先日の大投票でも人気の高さを見せてくれたキャラ部門第3位の
あの子の、レビューしてよ~という声が聞こえてきそうです(笑)
ダークプリキュアも含め、またいつか記事を拝見できる事をまったり
わくわくもんです♪
先日はデレマスの杏2本立てにコメントありがとでした☆とんでもない
くらいのフリルの描き込みで凄い情報量!さすがは風月様、ウサギの
くたびれ具合まで描き込むあたり、風月様の丁寧な仕事っぷりを感じます
…等々とお褒め頂け嬉しいです!やはり杏と言えば「働いたら負け」
シャツのインパクト大ですよね~(笑) また凸凹あんきらコンビも!
あんきらあんきら♪な狂騒曲等も中毒性も強く印象的で魅力的な
ユニットの一つですよね。きらりは杏と対称的な180オーバーの
長身等、色々大きいですね(笑)ハピハピ☆なきらり、声も独特で
個性的で楽しくて優しい良い子だと思います!
プリキュア大投票については…色々お話したいですが、語りたい事が
多すぎて…(笑) その関係の記事も、記事の中での文章も多めになりそう
だったりですね。実は今日更新予定の記事はそちら関連で偶然にもキャラが
かぶったので驚きです!少しだけ可動するフィギュアの撮影にも挑戦して
みたので、ごにぎり様のクオリティーには及びませんが、少しでも
楽しんで頂けると幸いです♪最近涼しくなってきていると思いますし
ごにぎり様もお忙しい中だと思いますが、ご体調にお気を付けて
お過ごし下さいね!では読んでくださり、ありがとでした!
風月時雨様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
十五夜に合わせてキュアムーンライトのレビューとなりました。ずっとレビューの機会をうかがっていたので良いタイミングになったのではと思っています。
玩具としては少し古いものとなりますが、クオリティは必要十分といった感じで満足度が高いです(^^)コロンが付属するのはグッとくるものがありますね。
えりか嬢の声が聞こえている…うむむ…近い内にやるかどうするか…。無理せずレビューは行っていきたいと思います!
プリキュア大投票、やはり初代人気が凄まじかったですね。ほぼ独走状態。メイン投票層が初代直撃世代なのが伺えます。エールやコスモも善戦していましたね。
風月様の記事はこれから伺いますね。どのような記事なのか、今から楽しみです(^^♪
丁寧なお返事、そして体調も心配して頂きありがとうございます!
おはようございます。
キュアムーンライト、うちにもあります。
品質的に安定してきたのはスマイルプリキュアの頃になってからかな?
首長キュアと言われた頃の造形に比べると、ぐっと良くなってきたんですが、関節の緩い個体は散見されてたようです。
ちなみにうちのは左に傾いてます。
場所が場所だけに補修困難なので、ロングヘアーで隠れる後ろ部分の隙間に挟み込めるものを入れて、その場をしのいでいます。
肩パッドが外れるのはキュアブラック等で良く聞きましたが、自分のも左が外れます。
MaxHeart版のキュアブラックは外れないので、個体差でしょう。
15周年記念のときも出ましたが、TV版ですが、人アクションは欲しかったですね。
ワンパンで圧倒的強さを表したかったのと尺の都合(?)もあったんでしょうけど、やはり物足りませんでした。
ダークプリキュアも勿論ありますが、畳んだ羽パーツをつけたときに限られますが自立できるんですね。
塗装もブロッサム達のベタ塗りではなく、メタリック?でクオリティも凄い。
悪役キュアなのに商品化されてるのは驚きでしたが、中の人を知って更に驚き( ̄□ ̄;)!!
月の撮影はSS(シャッタースピード)調整かMモードついてないと厳しいです。
スポット測光にして露出補正を可能な限り下げても無理でした。
一眼レフで絞りF11でSS1/320基準で、それぞれ前後に調整しながら撮ってみて何とかなったくらい、意外と難しかった記憶がありました。
訂正
×・・・・人アクション
○……ひとアクション ←何です?これ?
見直したはずなのにって、いつもどこか間違ってしまってますf(^^;
別サイトでレビュー書きかけてますが、やる気出ない。
大和、昔1/300スケールのを組み立てたことありますが、完成したときに置き場所をどこにしようかと悩んだ記憶があったことを思い出しました。
それより大きいようですね!Σ(゜ロ゜)
こんばんはです(^^)/
先に訂正コメントも拝見いたしましたがお気になさらず。私も相当間違っています(-_-;)自分で書いた文だと気が付けないものですよね。大和は全長1052mmと巨大なものとなっています。長く制作していて今年には完成予定です。
キュアムーンライトはレビュー分を含め機会があって2つ触れる機会があったのですが、幸い関節が緩い個体には当たりませんでした。可動フィギュアは関節やボールジョイントがどうしても個体差が出てしまうものなので、自分で調整するスキルが必要になって来ますね。品質的な面ではメーカー側にも妥協して欲しくない部分ではありますが。
ハートキャッチ本編ではもう一人でいいのでは…?と思ってしまうほどの強さだったので、ゲスト参戦時も派手さが欲しかったですね。ただ、やはり尺的には難しいのかもと思います。あくまでゲストですからね。
ダークはハトプリアーツでは1番仕上げが豪華だと思っています。扱いにくさも天下一品なので多少調整はしています。
そして、今週配信分にキュアムーンライト登場回が含まれてます。
当時として、いや今でも最強説は変わらないのではないでしょうか。
現在では戦闘シーンも幾分変わってきてるようですので、単純に比較はできません。
劇場版では何処まで見られるかわかりませんし、ひょっとすると期待する程のものは見られないかもしれません。
どちらかというとサポート役に回る可能性も無いとはいえませんから。
しかし、ハートキャッチから10年。
今でも続いていて、20周年に向けての意気込みも株主総会で語られたような記事もあり、幅広い年代層に向けて描きかたも変わってきてますので、可能な限り続いていって欲しいものです。
ところでプレバン限定のトロプリ・キューティフィギュアが届きました。
塗装省略は少なくなったものの、塗装ハネやムラなどは少々目立ちます。
それよりパート2というべきものの発表が未だに無いのが気になります。
ひの様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
ムーンライトと言えば圧倒的な強さが魅力の一つです。様々な要因があるので一概に最強と決めることは出来ないとは思いますが、今でも劇中での強さは忘れることが出来ませんね。
劇場版は見せ場はあると思いますが、メインはあくまでトロプリ勢ですし、ハートキャッチ勢はブロッサムが中心になると思うので活躍がどれくらいになるかは観てみないとわからないですね。こちらはかなり例のウイルスが流行ってきていて、公開中の視聴は無理そうです(-_-;)
ハートキャッチはメモリアルアイテムが出そうですね。昨年の様子を見るとキューティーフィギュアが濃厚そうですが、声優も豪華なので変身アイテムのアップデート版などが出ても面白そうです。
トロプリのキューティーフィギュアプレミアムはこちらでもレビュー準備は完了しています。塗装箇所は通常版とは比較にならないほど増えましたが、ムラなどはどうしても出てしまいますね。許容範囲は人それぞれだとは思いますが、個人的にはこれで十分といった感じでした。レビュー時には見て頂けると嬉しいです(^^♪