金のおにぎり玩具箱

お姉ちゃんの聖衣が私に…小宇宙（コスモ）！？



今回の玩具レビューはBANDAI SPIRITS　聖闘士聖衣神話（セイントクロスマイス）シリーズより「エクレウス翔子」です。発売日は2019年5月19日。

エクレウス翔子は、『聖闘士星矢』の正統サイドストーリー『聖闘士星矢 セインティア翔』に登場する主人公キャラクターです。
翔子は明るく活発で負けん気の強い13歳の女の子です。好物は焼肉とおにぎり。
「邪神エリス」に肉体として狙われる宿命を持っており、幼少期に取り憑かれかけたところをセインティアとなった姉の響子に救われました。響子が翔子の代わりに邪神エリスに取り込まれた事をきっかけに、姉を助けるために聖闘士となる事を志願。響子から受け継いだ子馬座の聖衣を纏い、聖闘少女として邪神エリスとの戦いに身を投じていきます。

実家が空手道場という事もあり、正拳や蹴りといった格闘術を用いて戦闘を行います。纏う聖衣（クロス）は青みがかった銀の子馬座（エクレウス）。必殺技は「エクレウス流星拳」「エクレウス彗星拳」「エクレウスローリングクラッシュ」等。

今回の玩具はBANDAIが長年展開している「聖闘士聖衣神話シリーズ」として販売されました。可動素体に合金製の聖衣を装備させるクロスアップ遊びや、聖衣をフレームに装備させてモチーフとなった星座のオブジェ形態に出来る等、なかなか魅力的なギミックを持っているシリーズです。当然、今回レビューする「エクレウス翔子」にもそれらのギミックは引き継がれています。

翔子素体　全身図




ベースとなる翔子素体には多くの可動箇所が備えられています。合金製の聖衣を纏うので関節もきつめに調整されています。足首周りは合金製です。デザイン上、レオタードのような塗装が施されていますが、基本的にこの状態で遊ぶ事は無いと思います。
ドール用のドレスを着せれば学生服姿などに近い姿に出来るかもしれません。

本体用付属品


本体用の付属品は交換用表情パーツ各種と交換用手首各種。手首は聖衣装備状態なので素体での使用は違和感が出ます。

バストアップ　各種表情






交換用表情パーツは「ノーマル」「微笑み」「叫び」の3種類。格闘アニメを原作に持つので叫びは特に重宝します。『聖闘士星矢』シリーズらしいアイプリントも魅力です。

仔馬座の聖衣　オブジェ形態




フレームユニットに聖衣パーツを取り付けオブジェ形態が完成します。
フレーム部分はプラ製ですが、複数色のメッキ処理が施されており見栄えが非常に良いです。ちなみに、可動箇所は接地調整用に前足が多少動かせますが、無いと言って差し支えないと思います。

仔馬座の聖衣　オブジェ形態　各部アップ










漫画版では無いのですが、メタリックブルーのラインがアクセントになっており立体物としての情報量がアップしています。メッキ部分と合金部分のマッチ感も良く、高級感を感じる事が出来ます。

聖衣形態へ


オブジェ形態から聖衣部分を取り外していきます。



ちなみにオブジェ形態のフレームはこのような感じ。



取り外した聖衣の一部に聖衣用前髪パーツ、スカートパーツ各種を追加していきます。



前髪パーツにヘッドギアパーツを取り付け。



腰アーマーの4ヵ所にスカートパーツを取り付けてクロスアップ準備完了です。

エクレウス翔子　全身図




全身に聖衣を取り付けてエクレウス翔子の完成です。
聖衣のクローム感のある質感が合金トイらしくて良いですね。取り付け自体はしっかりとしており、ポロポロ外れるという事もありません。

エクレウス翔子　各部アップ










仔馬座の意匠のあるヘッドギアなど、『聖闘士星矢』作品はデザインセンスが抜群ですね。ボディラインのはっきり出る聖衣も力強さと女性らしさを両立していてかなり好みです。古き良き「ビキニアーマー」的なものも感じます。

大きさ比較




いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。
設定上の年齢などを加味するとスケール感はあっていませんが、その辺りを気にしなければ一緒に遊んでも問題ないかと思います。
オブジェ形態は仔馬座という事もあり、実は結構小さめです。

可動


長年続いているシリーズという事もあり、洗練された可動域を持ちます。動かしたいと思う関節は全て動き、さらに聖衣側も肩やスカート部分が可動するのでかなり柔軟に可動を楽しむ事が出来ます。足首の合金も効いており、少なめの接地面の割には安定して立たせることが出来ます。

以下、写真を何枚か。
※一部写真には魂ステージを使用しています。

















「エクレウス…」



「流星拳！！」






以上、BANDAI SPIRITS　聖闘士聖衣神話シリーズより「エクレウス翔子」のレビューでした。
組み換えにより聖闘少女形態、オブジェ形態という2形態で楽しむ事が出来るのに加え、可動範囲も優秀という飾って良し、触って良しという非常に満足度が高い玩具です。クオリティも文句無し。また、目に見えない魅力として重量感があります。聖衣のほとんどが合金製という事もあり、手で持った時のずっしり感は最近の超合金魂シリーズに匹敵します。合金玩具は重さも魅力の1つなので、そういった点を気にする方も満足できると思います。
遊ぶ上での注意点としては、胸部アーマーの突起が腹部塗装面と干渉する事があり、干渉させてしまうとあっという間に塗装に傷がつきます。私は早々にやってしまいました(-_-;)
美少女可動フィギュアと合金トイ。両方の魅力を併せ持った非常に楽しめる玩具です。原作を知らなくてもお勧めです。
私は昨年の「魂ネイション」にて試作品を拝見し、一目惚れして購入しました(*´～｀*)私が玩具に求める要素をすべて満たしてくれる素晴らしい玩具です。


『聖闘士星矢』といえば宿敵の「邪神エリス」。うちの子の「エリス」とは全く無関係ですのでお気になさらず。

「エリスという名前はラテン語で『Ellis』と書く方、『小惑星エリス』に因んでつけられています。邪神だなんてとんでもないですっ！！」

ゲーム「SDガンダムGジェネレーション」シリーズで1番使用していたオリジナルキャラクター「エリス・クロード」にもかけています。
「エリス」という看板娘は、実は結構昔から私、ごにぎりと歩んでいたりします。そんな看板娘のお話をしたところで…

次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します(￣^￣)ゞ



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