金のおにぎり玩具箱

航空巡洋艦、熊野、推参いたします！



今回の玩具レビューはMaxFactory（GOOD SMILE COMPANY） figma艦隊これくしょんシリーズより、「熊野改二」です。発売日は2019年5月23日。

「熊野改二」は『艦隊これくしょん』に登場する艦娘の一人で、擬人化元となったのは日本海軍の重巡洋艦、 最上型重巡洋艦（二等巡洋艦最上型）の4番艦「熊野」。名前は三重県を流れる熊野川に因んで命名されました。
史実における熊野は、1937年10月31日に竣工。「最上」「三隈」「鈴谷」共々、軽巡洋艦から重巡洋艦に改装されたという経緯を持っています。太平洋戦争開戦後、マレー作戦、バタビア沖海戦、ミッドウェー海戦に参加しています。その後は「鈴谷」と共に通商破壊作戦としてマレー半島のメルギに進出。しかし、出撃前にガダルカナル島作戦が始まり作戦は中止となりました。
1944年、対空戦闘と応急処置を繰り返しながら本土帰還を目指し航行した熊野でしたが、魚雷、爆弾の度重なる攻撃に耐えきれず、11月25日に沈没しその生涯を終えました。熊野沈没までの1ヶ月にわたる戦いについては詳細な記録が残されています。



「艦これ」における熊野は、上品なお嬢様といった佇まいを持っており、やや高飛車な性格をしています。本人曰く「神戸生まれのお洒落な重巡」との事（摩耶様が睨みつけているのは内緒）。入渠の際は「全身エステ」を要求したり、恵方巻など庶民のイベントに目を輝かせたりと良いとこ生まれ感が随所で感じられます。お嬢様育ちの為か世間に疎い様子が見られ、天然ボケを見せる事もしばしば。また、史実を受けて「一人で出掛けると帰ってこれない」という弱点を持ちます。
性能面では同型感の鈴谷同様、熊野改のレベル84到達、改装設計図1枚を条件に改二改装が可能となります。軽空母にコンバート改装条件も同じ。鈴谷改二に比べ攻撃面が劣る反面、防御面が勝る性能となっています。補強増設枠に「8cm高角砲」系が装備できるため、陸上基地キラーとしての運用が可能です。

今回ご紹介する「figma 熊野改二」は、以前紹介した「figma 鈴谷改二」のリデコ玩具となっており、共通部分が多くなっています。
「figma 鈴谷改二」のレビューはこちら。

全身図




基本的なデザインは以前レビューした「figma 鈴谷改二」と共通ですが、肝心な部分はしっかりと変更されています。「肝心な部分」については各部アップ時に触れていきます。



※今回も太もも艤装は外せるので、この状態を軽装態としてご紹介します。

本体用付属品


本体用付属品はfigmaスタンド、交換用手首各種、交換用表情パーツ各種、予備の手首ジョイント。鈴谷と同じ構成です。

バストアップ　各種表情






表情パーツは「口開け笑顔」「叫び顔」「照れ顔」の3種類。扱いやすいラインナップとなっています。

各部アップ










各部の基本造形は「鈴谷改二」と共通ですが、最大の違いであるバスト周りが新規パーツとなっています。鈴谷は豊満ですが熊野は控えめ。非常に大事です！また、当ブログではあまりご紹介しませんが、下着の色も変えられています。（全身図の太もも艤装に関する写真で少しだけ写っているのは内緒。）

艤装


艤装に関しては鈴谷と同じ構成。脚部用20.3cm連装砲（左右）、手持ち用20.3cm連装砲、飛行甲板ユニットとなっています。

艤装装備状態




艤装のレイアウト、取り付け方も鈴谷改二と共通。



もちろん専用手首を用いて手持ち用20.3cm連装砲を持たせることが出来ます。

艤装装備状態　各部アップ








艤装のデザインも鈴谷改二と共通と思われます。ディテールの細かさが圧巻です。

オンライン特典




メーカー直販である「GOODSMILE ONLINE SHOP」にて「figma 熊野改二」を購入すると表情パーツ「目閉じ笑顔」がもらえます。
表情パーツが増えるのはポージングの自由度に直結するので嬉しい特典ですね。

可動




手触りに関しては髪型の関係で、リデコ元の鈴谷より扱いやすい印象です。ポニーテールと頭部まで大き目の空間があるので、各部の干渉が少なめです。肩、股関節の引き出し式関節は今回も健在。
艤装装備状態では背面艤装がやや干渉しますが、鈴谷に比べれば避け易いです。今回の熊野では背面艤装の接続ボールジョイントが渋めで、個体差が大きいのかもしれません。

以下、写真を何枚か。
※一部写真では魂EFFECTシリーズ「WAVE Blue Ver」を使用しています。



「あら提督、熊野に何かご用？」





「この熊野に気安く触るなんて、提督も何か勘違いされているのではなくって？」





「承りましてよ。改鈴谷型航空巡洋艦熊野、抜錨しますわ！」









「一捻りで黙らせてやりますわ！」



「とぉぉ↑おう↓！！」



「きゃぁっ！せっかくの服が汚れたじゃない！」



「この航空甲板、汚さないでいただきたいですわ！」




以上、MaxFactory（GOOD SMILE COMPANY） figma艦隊これくしょんシリーズ、「熊野改二」のレビューでした。
「figma 鈴谷改二」のリデコではありますが、要所はしっかりとパーツ変更されており開発側の妥協の無さが伺えます。クオリティも高めで満足度が高いです。何より、鈴谷改二から僅か１ヶ月で発売という販売スケジュールの速さが素晴らしいですね。同型艦でも半年待つことが多い玩具業界でこのフットワークの軽さは非常に好印象です。



早い段階で鈴谷と熊野、この2人が並べられるのは嬉しいですね(*´～｀*)
鈴熊ではやはり鈴谷の方が人気が上といった印象があるのですが、私は熊野派だったりします。お嬢様、姫キャラに惹かれやすいという趣向もあるのですが、時折見せる天然さや名台詞「とぉぉ↑おう↓！！」は私をK.Oさせるには十分過ぎる破壊力でした(´∀｀*；)ゞ
艦これ系の可動フィギュアは現在一段落といった感じ。予約が全くありません。う～ん…新作発表が欲しいなぁ(-_-;)
その間は既に発売済みの「艦これfigma」や「艦これAGP」、そして「艦これミクロマン」等をご紹介できればと思っています。

それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します(￣^￣)ゞ



にほんブログ村


にほんブログ村


にほんブログ村