「深津絵里」がいないシリーズ最新作
1997年に放送がスタートし、映画版も大ヒットを記録したテレビドラマ『踊る大捜査線』シリーズで柳葉敏郎(63歳)が演じる人気キャラクター・室井慎次を主人公に描く映画2部作の前編『室井慎次 敗れざる者』(以下、『室井慎次』)が11日に公開された。
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公開に先駆け、フジテレビ系でドラマ版が再放送され、これまで公開された劇場版がたびたび放送されている。ただ、シリーズ本来の主人公である織田裕二(56歳)演じる青島俊作や、深津絵里(51歳)演じる相棒刑事の恩田すみれはシリーズ最新作の『室井慎次』に出演していない。
「'12年公開の劇場版第4弾『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』にて、すみれは銃撃の後遺症による体力の限界を感じ、青島ら同僚には告げずにひっそりと退職する道を選び、故郷の大分に帰ろうと夜行バスに乗り込みます。
しかし、終盤で窮地に追いこまれた青島を助けるため、乗車していた夜行バスを使い事件現場に急行。バスは現場の倉庫に突っ込み横転したうえ、この時バスから脱出したすみれの体が一瞬透けているように見えており、鑑賞したファンの間では"死亡説"がささやかれていますが、真相はいまだに謎のままです。
とはいえ、新作の『室井慎次』には、室井と絡む青島と恩田の過去作のシーンがふんだんに使われているだけに、シリーズのファンは2人にカムバックしてほしいと思っているはずです」(映画ライター)
作中の演出を振り返ってみると、"退職ムード"だったすみれが今後、同シリーズに出演しなくても仕方ない状況であることは疑う余地がない。ただ、気になるのは演じている深津自体がこのところ表舞台から姿を消していることだ。