きっかけは知人のロードバイク乗りに
「富士ヒルでるくらいヒルクライムに興味あるなら、絶対ハルヒルでた方がいい、めちゃめちゃ楽しいよ」
とおすすめされたから
実際調べてみると富士ヒル前哨戦的な意味合いもあるし、イベントとしての規模も大きいし楽しそうなので、募集開始とともに速攻で申し込んでしまった。
参加時にタイム申請があり、初回だからわからなかったのと、「強気に申請しておそかったら邪魔だよな」とびびったので、遅めに申請したのでスタートは最終第12ウェーブ。
実際足きり時刻はどのウェーブからでもかわらないので、あえてはやいタイムを申請してゆっくり走る人もいる。なんでそこまでびびらず自分の実力値のタイム申請したらよかった。そのほうが足のあう人を探しやすいというメリットもあるんだというのを参加して初めてわかったので、次回からは気をつける。
結論からいうとはちゃめちゃ楽しかったので来年も開催されたら是非でたいし、よい思い出ができた!
ヒルクライムって登っている最中は「なんでこんなことやりはじめてしまったんだ」という思いしかないのに、登り切ってくだり始めると次どこいこうか?って考え始めるの、もはや人間のバグですよね。
大会の流れレポ
前日の天気はあいにくの雨。当日は晴れの予定なのでそこだけが救いだけど、輪行用の荷物を背負って駅まで雨の中移動が地味に辛かった。
やはりはやく自動車の免許を取らねば。。。。
今回ハルヒルに参加するのは初めてだが、群馬に行くのも人生初。
ロードバイクはじめて、はじめてなことがめちゃくちゃ多い。
果たしてどうやって現地に行くべきか迷った末、八高線という八王子ー高崎という奇跡のルートを見つけた。
輪行的には乗り換えが少なくローカル線で人が少ない方がむしろありがたい。
移動スピードだけをいったら、いったん新宿や東京に出て新幹線に乗った方が早いのだけれどね。
ワンマン列車で、「開ける」ボタンがついている電車も旅感があってよい。
あと普段履行しているとなかなか同じように輪行している人は出会わないのだけど、さすがに大きなイベントなので、高崎に近づくにつれ同様に輪行している人ものってきて、テンションが上がる。
「ハルヒルですか?」と声をかけたい欲望を抑えながら移動。
高崎駅についたらついたで至る所に案内スタッフがいるし輪行バックもった人もたくさんいて「あーーーイベントはじめってるー!」感でテンションが上がる。
高崎駅前では受付ができるので、ここで受付を済ましてホテルに直行もできるのだけど、会場の様子も見ておきたかったし、会場には自転車を預けることもできるので、会場の体育館に専用バスで移動する。
専用バスは自転車をつめるトラックが後ろからついてくる形なので、輪行の状態で預けることもできるし、普通の状態でもつめる。
トラックにつむのもかなり丁寧にあつかってくれるので、めちゃめちゃ至れり尽くせりななか、バス内では前回のハルヒルの様子がビデオで流れていて、それを見ながら、30分ぐらいで会場に着く。
意外と遠い。まぁそりゃ山登るんだから駅からは遠いよなと。
会場で受付をして、ゴール直行荷物を預け、自転車も預けて身軽になった状態でいくつかブースをみてまわって、再度専用バスで駅前に戻り、ホテルに。
事前に自転車を預けられるイベントは初めて経験したけど、こりゃ楽だ。
ホテルは普通のビジネスホテルなので、チェックイン後に、夕飯と翌日の朝ご飯をかう。
だいたいレースのために前泊するときってチェックアウトが4時とか、5時なので、ビジネスホテルの朝ご飯食べれたためしがない。大体モーニング6時半からだったりするので。
翌日は7時レース開始で受付的に会場に5時にはついていたい。そうなるとレースの2,3時間前に食事を済ませておく必要があり、逆算すると3時30分に起きて準備&ご飯食べて4時にはチェックアウトって流れ。
なので9時にはベッドに入る。
これこんな時間に眠れるのかと不安だったけど、輪行の疲れもありわりとすぐ熟睡してしまった。
とはいえ、起きる際は実際緊張して3時直後におきてしまったのでゆったり準備をはじめて、前日にかったパンをたべてエネルギー補給。
外を見ると雨ががっつりふっている。予報的にはレースがはじまるころにはあがるらしい。
朝ご飯はパンと野菜ジュース、サラダチキン的なタンパク質も取った上で、「シベリア」も食べた。
子供の頃からシベリアの存在意義が不明だったけど、ヒルクライム登るときには最強かもしれない。
ホテルから会場へは一緒に参加する人が車で来てたので、ホテル前でピックアップしてもらい移動。
会場で預けた自転車を受け取り待機場所へ移動。
しぬほど仮設トイレがあったので、数千人規模のイベントなのにトイレで並ばなくてよい状態だったのでこのあたりも運営に感謝しかない。
雨に関しては待機している間にほぼやみ、スタート時には晴れてた。
雨の中だとさすがにつらかったのでこれはありがたかった。かつ雨上がりで涼しいくらいだったのでコンディションは最強だったと思う。
自分は第12ウェーブなので最初の人たちがスタート始動していくなか、待機。
7時にレーススタートだけど我々がスタートできるのは 7:50.分頃ということもあり、ストレッチしながらまつ。
結構会場からスタートまで距離があるので誘導に従って移動する。
この際すでに緊張して足がつりそうになる。
「ここで落車したらすべてがおわりだ」みたいなこともよぎり、慎重に移動。
スタート地点に移動してからも順次スタートなので前の組をみまもりながらじりじりスタート開始地点へ。
スタート直前にマスクを取っていいので、マスクをとり、スタート。
なぜか先頭でスタートしてしまったのでペースがわからない。
無我夢中でふんでたら、後ろからはやい人たちがとびだしてきたので、それにのる。
のってしばらくたって、「あれこれのっちゃだめなやつなんじゃ」とおもったけど、勢いと興奮でそのまま進み、体調もよかったので、みるみるペースが上がる。
前の第11ウェーブの人たちや下がってきている人たちをかわしながらがんがんあげてしまった。
初心者コースがおわるところまではその勢いで自分のFTPを上回るペースでいってしまったが、そこがおわったあとぐらいから、「あ、やべ、全然まわらなくなってきた」みたいなのがでてきてしまった。
そのあとなんとか榛名神社前まではそこそこたえたものの、榛名神神社をこえた榛名山ヒルクライム名物最後の激坂3kmは息も絶え絶え。
もはや押して歩いた方がはやいのではないのかというゆるゆるペースだけど気合いと根性だけでまわす。
疲労でフォームもガタガタになったせいか後半腰にダメージがきはじめて最後の残り1kmはほんとつらかった。
でも周りに一緒に登っている人がいるのと、地元の応援してくれる人の声にも助けられて、がんばれた。「がんばれー」って言われるとたしかに頑張れる。
最後の登りのカーブ前で応援してくれてた人に「もうこれが最後だよー」って声かけてくれたときには「ほんと!?これ最後??まじで!」って思わず聞き返してしまった。
結果は1時間14分で目標としては1時間切りには遠く及ばなかったけど、最後登り切って計測地点を越えた後に榛名湖が見えたときには感動で泣きそうになりがら「おおおおおお」って叫んでしまった。
最後、くだって榛名湖沿いをかるくまわって、フィニッシュ。
経験者に「アブとか蚊のがめちゃくちゃいて、さされるので虫除け必須」といわれていたので、荷物を受け取って着替えたら真っ先に虫除けかけた。
おかげで刺されたのは一カ所ですんだけで、それでもさされるとは。おそるべし。
まぁ榛名湖にいるアブとか蚊からしたら年に1度、健康な人間が大量にあらわれるわけだから、必死ですよね。なんなら年に1度の豪華パーティーですよね。
登った後の出店がたくさんあるのもありがたい。ゼッケンに金券が1000円分ついているので現金使わずその場で引き替えれる。
何を食べようか散々悩んだ末、おしること、おやきたべて元気回復して下山。
下りは先導してもらいながら安全第一にくだるのだけど、「あぁこれのぼってきたんだ」と感慨深かった。
下りながら、また来年も絶対来ようと心に決めた。
最後下りきって会場の体育館に戻ってきた後は受付で完走証をもらって帰宅。
帰りは車だったので超楽。
いやーこれ輪行で帰ったらしんどかっただろうなーとおもいつつ、2時間かからずかえれた。
家に着いたのがまだ14時ぐらいだったので、一日の充実度合いがやばすぎて次元がゆがんだぞ!!
さてはて、次は富士ヒルにむけてまた頑張ろう!