ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

ワンダースワンの『リング∞(インフィニティ)』の話

リングシリーズの新作はなんだかんだ言って定期的に作られている。前々作で『呪怨』シリーズとのクロスオーバーだった『貞子vs伽椰子』は白石晃士らしい怪作にして快作だったが、中田秀夫が久しぶりにこのシリーズのメガホンをとった前作『貞子』はちょっと擁護できないレベルで失敗作だった*1。

さて今秋公開の新作『貞子DX』はどうだろう。タイトルの「DX」はデジタルトランスフォーメーションってことでいいんだろうか。それともデラックス? ティザートレーラー見る限りだと、理詰めで呪いを解読していくという原作(映画版じゃなく)一作目のテイストを今やろうとしてるのかしらん。「死ぬのが24時間後」っていう近作での設定変更についての自己言及もあるのがちょっと面白い。

ところで、『貞子vs伽椰子』公開の時期にちょっとバズってたTweetがあって、俺も映画の感想をつぶやいたついでにRetweetしていた。以下のTweetだ。

ワンダースワンで発売されたリングのゲームが未だ誰も完全クリアを果たしていない、解析もなされていない、という話を前に聞いた。確かに攻略サイトは一つしか見あたらないし、どれだけ検索しても真エンディングの情報は出てこない。

ワンダースワンの『リング∞(インフィニティ)』は2000年8月に発売されたゲーム。映画4作目『リング0 バースデイ』がこの年の1月末に公開されているが、ゲームの発売タイミングとしてはちょっと時期を逸した感があるかなと当時思った覚えがある*2。中古ではそこそこ見かけたような気もするが、上記Tweetのようなことになっていたとは知らなかったので「へえー」と思ってRetweetしたのだった。

で、『貞子DX』の宣伝Tweetを見て、そういやそんな話もあったなと思い出し、あれから時間もたってるし「真エンディング」とやらが見つかったりはしてないのかねとちょっと調べてみたら、2017年に書かれた以下のBlogエントリでそこらへんのことが詳しく解説されていた。

redcapote.hatenablog.com

 タイトルに「遂に発見」などと書いたが、冒頭の肉欲企画氏のツイートにもあるように「解析がなされていない」状況だったに過ぎず、話題に上がったのが契機となってか2chの携帯ゲームレトロ板で「リング∞」のROM解析を行った人物が現れた。2016年10月の事であった。

ほほーなるほど。あのTweetがバズった後に2ちゃん(当時)で中身の解析がされていたのか。詳しくは上記リンク先Blogとまだ生きてる5ちゃんのスレッドの229以降を読んでほしいのだが、結論としては攻略サイトに書かれていた「何度やっても井戸閉められて死ぬんですけど」というので正解、つまり

以上の結果から、「リング∞」のベストエンドは既に発見されていたものである。と結論づけている。

ということらしい。

まあ俺のこのエントリは伝聞に伝聞を重ねてしまっていてどうにもアレだってのと、前述のエントリでの解説を読んだら逆に興味を惹かれたというのがあるので、『リング∞』の中古ソフトはすでに入手している。スワンクリスタルが今どこかいってしまってすぐにはプレイできないが、GW中に部屋の掃除をして見つけて追々プレイして確かめてみようかなと思う。

 

▼関連する過去エントリ

 

*1:→公開当時、Twitterに書いた感想ツリー

*2:ドリームキャストの『リング』のほうが『リング0 バースデイ』の公開1ヶ月後くらいリリースなのでタイミングがあっているのだが、こっちは映画シリーズとはぜんぜん関係ないゲーム独自の世界観(どっちかというと原作の『らせん』以降の展開のほうに近い)なので当時からわりとキワモノ扱いだった気が。