ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

2022年11-12月のゲームプレイ

年が明けた。今年はGOTY記事でも書くかーとか前回書いたが、案の定2022年中には書けなかった。まあでも別にその年内に書く必要はないよなという感じなのでそのうち書きます。その前に書いてなかった11月分のまとめを12月分とあわせて書いておこう。

 

『スプラトゥーン3』

ヒーローモードをやっと12月初頭に全エリア探索率100%でオールクリア。とは言え隠しステージはまだクリアしてないが、まあこれはいいかな……。

とにかくエリア5-7「不可逆な時の中でこの街並みを選ぶ意味」(ライドレールに乗って的を壊すミッション)のトライストリンガーでの攻略に時間がかかった。というか11月後半から12月にかけてスプラをプレイする時間の9割はずっとこのステージのリトライで費やしていた。途中からPodcastやラジオを聴きながら延々とリトライしていたのだけど、ながらプレイで心を凪ぎにしたほうが逆に集中力が上がる感じはあったね。

そして後で調べてみるとやはりこのミッションで躓く人が多く(別に無理してこのミッションをクリアしなくてもヒーローモードはクリアはできるのだけど)、アドバイスとしてはトライストリンガーではなくラピッドブラスターを使ったほうがいいとのことだった。あー。お勧めされるままにトライストリンガー使ってたわ。まあでも、振り返ってみれば面白かったしそんなに苦ではなかったな。凪ぎだったので。

ヒーローモード全体としてはセンス良くエモーショナルに綺麗にまとめた感。今までのシリーズでは裏設定的な扱いでそんなにはっきりとは言及されていなかったポスト/アフターヒューマンSF風味をド直球で前面に押し出したのが今作ヒーローモードのキモだったが、ほとんどの人がスルッと飲み込める形にソフィスティケートしたものになっているのはさすがだなと思った。それでいて下に貼った写真の「3Dプリントされた人類遺産、の廃墟」のようなディテールのセンス・オブ・ワンダーはけっこうな濃度で詰め込まれている。そんなわけなのでちゃんとプレイしていない前作のヒーローモードをプレイし始めた。

 

『モンスターハンターライズ』

7月、8月に集中的にプレイして以来しばらく放置していたのだが、11月に入って再開。と言ってもゲーム本編のキークエストを進めるのではなく、クロオビS一式装備をやめて黒ギャルPCっぽい装備を追い求め始める。つまり脇道に逸れる。とりあえずこんな感じで落ち着く。

悪くて強そうで黒ギャルな感じだ。でもまあこれだと装甲が紙みたいなものなんで集会所上位のキークエストを進めるのがだんだん辛くなり、守備力やら発揮スキルやらのバランスを取ってこんな感じの装備を組んだ。

コンセプトとしてはかっちょいいがエロ味もあるニンジャ(女)だ。くノ一ではなくニンジャだ。これはかなり気に入っていたのでしばらくこれで進み、ナルハタタヒメを倒すところまでは行った。ハンターランクの上限が開放されたのでそのまま順当に進めて古龍も倒していき、ナルガハンマーを強化してメイン武器にしつつ装飾品や護石などの組み合わせでスキル発動をいろいろ検討しているうちに勢いがついてきて、ちょうどセールをやっていたので11月末に『~サンブレイク』を導入。自分内ではMHP2Gをやっていた頃の熱が蘇りつつある。なんかいろいろ思い出してきた。

そんなわけでサンブレイクのほうのクエストも進め、しかし懐かしいダイミョウザザミにボッコボコにやられてエロ味ニンジャ装備ではダメだなこれはと考え直して、とりあえずはやっぱりザザミ装備一式がセオリーだろということでそうした。

今回のザザミ装備のカラーリングはなんかスポーティでかわいいね。12月に入ってからは急にライトボウガンに目覚めてそればっかりやってる。環境生物を駆使しつつ立ち回ることでなんかこう「手練れのハンター」感をひしひしと感じるのでとても良い(まあ傍から見ればぜんぜんそんな立ち回りはできてないと思うが)。百龍の淵源ナルハタタヒメもライトボウガンで倒した。プレイ時間は100時間を超えたところだがやはり85時間あたりから急に視界が開けて面白くなった感はあるので、たぶんあと20~30時間はやることになるだろうと思う。

 

『Donut Dodo』

とりあえずPVを見てくれ。

 



どういう流れでこのゲームに辿り着いたのかは忘れたが、Steamの紹介文を流し見たときに「80年代初頭の幻のアーケードゲームが復活」みたいな惹句が(英文で)あったので、あーこれは日本ではマイナーだけど海外では人気のあったアーケードゲームの復刻版みたいなものなのねとなんとなく勘違いしてしまった。

勘違いしたまま購入してプレイして、わりとプレイ開始後5分か10分くらいは勘違いしたままだったんだけど、もちろんこれはアーリー80'sアーケード風味を追求して新しく制作されたインディーゲームだ。BGMが「良すぎる」ので気づいたのだが、操作の手触り・フィーチャー・難度・ピクセルアートの端々まで「我々が夢見るアーリー80'sアーケードゲームの理想型」が追求されていて、かつそれがかなり高度に実現されていると感じた。

デベロッパーのpixel gamesはルクセンブルクの個人開発スタジオ。個人開発かつコンパクトなゲームならではの「細部まで行き届いた感」に溢れた小品佳作という感じでたいへん気持ちのいい一作だ。安いしSwitch版も出たのでお勧めしたい。難しさもアーリー80'sアーケード基準ではあるけど理不尽には感じないバランスなので、わりと万人に勧められるかなと思う。参考に、Twitchでダラッと配信したときのアーカイブを貼っておきます。

 

『BATSUGUN』

年末仕事に疲れたある日の夜の帰路、秋葉原に立ち寄ってHeyで『BATSUGUN』を何も考えず連コインして30分くらいプレイしていた。2周目の途中まで。BATSUGUNは連コするほどの難易度ではないと言われればその通りだとしか言えないがしかたかないじゃないかへたなんだから。

しかし俺にとってBATSUGUNは何度やっても「レベルアップするとすごく強くなる」というフィーチャー以外がほとんど記憶に残らないゲームで、それ以外で覚えているのは一面が海中だってとことボスの名前がDeep Purpleだというところだけだ。だがそれくらいのゲームのほうがカームダウンするにはちょうど良いというのはある。

とか言ってたらexA-Arcadia版が開発中でJAEPOで初披露されるとのニュースが入ってきて驚いた。

 

『Metal: Hellsinger』

2022年12月も末になってプレイし始めたのだが、これは評判に違わず最高のゲームだ。オールドスクールなFPSにリズムアクションゲームのメカニクスを合体させたゲームで、そのアイディア自体は先行事例があった気がするのだが、これはなにしろ主人公が叛逆の女悪魔で舞台は魔界で流れる音楽はヘヴィメタルだ。こんなもん面白くなるに決まってんだろという感じである。とかわかったような口きいてるものの俺はメタルにはまったく明るくない。ぜんぜんわかんないんだけど、このゲームをやっているとゲーミングチェアに背を預けたリラックスした姿勢からいつの間にか前傾姿勢になっているし、なんならビートに合わせてヘッドバンギングしている。しかもそうするのがゲームの攻略的にも正しいので本当に最高な気分になる。音ゲー得意じゃないけど、これはとても素晴らしい一作だ。

 

 

中裕司氏逮捕

中さんよう……。

11/18に金融商品取引法違反の疑い(インサイダー取引)で逮捕、衝撃が走ったものの買い付けたのが1万株・約280万円と、同種の事件に比して少額だったこともあって「よく理解せずなんとなく話に乗って買ってしまったのではないか」的なある種擁護的な観測もゲームファン界隈ではあった(その数日前にも別の元スクエニ社員が1億円規模のインサイダー取引で逮捕されたという報道があったのも影響して、だろうか)。

だがその後12/7には別のインサイダー取引の疑いで再逮捕、こっちではがっつり12万株・約1億4470億円の取引ということで、やーこれはもう……ということで擁護する声もなくなり、なんかなあ、まさか中さんがこういう感じになるとはなあ……という感じである。人生を感じる。

スクエニでの中さんはまあいろいろあって辞めているので、もう大手の会社で大作を作るとかそういうのではなく、かつてのスーパープログラマー時代の気分に今一度立ち返って個人制作のインディーゲームをやってほしい、そういうのを見てみたい、とここ数年、俺個人としては無責任に願っていた。それで2021年末には『SHOT2048』というiPhone向けの小粒ながら熱中度の高いアクションパズルの試作品(『Threes!』のアイディアを「おはじき」に持ってきて物理エンジンで実装したようなゲーム)も発表されていたので、この方向のを俺はかなり期待していたのだ。それは叶わなかった。哀しいね。

でも『SHOT2048』はかなり荒削りだけど楽しいから、まだプレイしてない人はやってみてほしい。

SHOT2048

SHOT2048

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アーケードアーカイブスにバンプレスト参入

ハムスターのアーケードアーカイブスにまさかのバンプレスト参入、そして『マジンガーZ』配信決定、ということでこれはけっこう驚いた(版権物アーケードゲームの復刻はミニハードの収録作とか何かの新作タイトルの限定版特典ならともかく、配信とはいえ単品売りだと難しいんじゃないかなと思っていたので)。こうなると『ウルトラ警備隊』とか『マクロス』も期待していいんだろうかね。駄菓子屋ゲーセンの空気感を令和に再現してほしい。

だが個人的に本当に期待しているのは(そしてたぶんないだろうなと思っているのは)バンプレストの前身であるコアランドテクノロジーが主にセガ販売で出していた奇ゲーの数々のアケアカ移植である。『SWAT』『4-Dウォリアーズ』『ラフレシア』あたりの、明け方に見るぼんやりした悪夢みたいな変なゲームをアケアカで出してくれたら超嬉しいんだけど。やってくれんかなー。