お久しぶりです。2年ぶりのブログ更新になります。
FC2ブログがSSLに対応していたので、当ブログもSSL化してみました。URLが「http://fxwiki.blog63.fc2.com/」から「https://fxwiki.blog.fc2.com/」になりましたが、旧URLでもリダイレクトされます。RSSリーダーで購読している方はもしかしたら変更する必要があるかも。
ご存知の方も多いかと思いますが、11月中旬に公開予定のFirefox Quantum(Firefox 57)以降ではFirefox 56まで動作していた旧式の拡張機能が動作しなくなります。
Firefox更新情報Wikiに掲載されている拡張機能ページの大半が旧式の拡張機能なわけですが、Wiki内を検索したときにFirefox 57以降に対応した新しい拡張機能かどうかを見分けるようにすることが困難であることと、タイトルにある更新情報というのは既に相応しくないので、後日Wikiを閉鎖しようと思います。今すぐではなくESR版Firefox 52系のサポートが終了する頃になると思います。
さて、Firefox Quantumを一足先に使っていますがFirefox 56と比べてかなり速いです。数年ぶりに新しいプロファイルを作って環境を作り直しましたし、使用している拡張機能もけっこう変わったので単純な比較にはなりませんが、リンクをクリックしてからページの表示が完了するまでの時間がかなり短くなりました。普段見ている多くのサイトでここまで速くなったと実感できたのは初めての事かも。
デフォルトテーマでUI密度を「コンパクト」に設定すると私がStylishでカスタマイズしていたFirefox 56の見た目にかなり近いので違和感はありませんし、メニュー周りもそのうち慣れるでしょう。Firefox 56まではStylishなどでカスタマイズしないとアクティブウィンドウ時にタブバーの背景色が変わらないためウィンドウがアクティブかどうかが分かりづらくて不便だったのですが、Firefox Quantumではついに標準で変わるようになりました。
Firefox Quantumでは旧式の拡張機能が使えなくなることよりも、拡張機能からUIをカスタマイズできなくなることが1番の問題だと思っている人もいるかもしれません。私の場合はStylishでカスタマイズして長年使っていた「ブックマークツールバーの2段化」(上段にブックマークフォルダを配置して下段に拡張機能アイコンを配置)と「ブックマークツールバーのポップアップ化」(タブバーやツールバーにマウスオーバーしたときだけブックマークツールバーを表示)が必須だったのですが、userChrome.cssにそれらのスタイルをほぼそのまま記述して適用できました。これが出来るかどうかで個人的には使いやすさが段違いなので一安心です。
使用しているアドオンの大半が旧式のものなので今のFirefox 56のまま使い続けたいという人もいるでしょうし、更新を止めたFirefoxを使い続けるのはセキュリティ的に危険なので前もってESR版に移行した人もいると思います。ですが、11月にFirefox Quantumがリリースされたら試してみる価値は十分にあると思いますよ。Firefoxから他のブラウザに乗り換えた人もね。
何もしないままFirefox Quantumに更新されて旧式の拡張機能が使えなくなり、各拡張機能に登録・設定した内容が分からなくなって困ることがないように、今のうちからFirefox Quantumに対応した代替のアドオンを少しずつでもいいので探して乗り換えましょう。StylusやTampermonkeyなどのように、インポート・エクスポート機能がある拡張機能だと管理が楽になりますよ。万が一のときのために今のうちにプロファイルフォルダをまるごとバックアップしておくのもオススメします。
最後に、Firefox Quantum本体の事ではないのですが、1つ大きな不満点があります。それはAMO(公式のアドオンサイト)などでは拡張機能が動作しないところ。ブックマークレットも動きません。セキュリティ的にそうしているんだろうとは思いますが…。多くのアドオンは説明などが英語で書かれていて、Firefox 56までは翻訳する拡張機能を使っていたのですが、Firefox Quantumからはタブを切り替えて翻訳サイトを見ないといけないため、かなり面倒になりました。Google Playのように翻訳ボタンを設けて、説明欄などを1クリックで翻訳できるようにしてほしいなぁ。
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