やじうまの杜

「コマンド プロンプト」恐怖症にサヨナラ! 「LINE」のチャットっぽくコマンドを実行できるツールが登場

コンピューターとお話しているかのような気分に

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 なんとなく初心者に忌避されている「コマンド プロンプト」。なれれば便利なツールなのですが、“真っ黒な画面によくわからない文字がズラズラでてくるのが怖い”と感じる人が少なくないのだそうです。とはいえ、文字のやり取りそのものは日頃のチャットで慣れているのでは? たとえば画面のデザインを「LINE」などに似せれば親しみやすいのではないでしょうか。

 そんなアイデアを実際に具体化してしまったのが「cmdchat」です。本ソフトはオープンソースで開発されており、“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。バイナリを実行しようとすると“SmartScreen”でブロックされてしまいますが、ソースコードをさらっと見る限り問題はなさそうです。

 起動してみると殺風景な画面が現れますが、試しに“dir”(フォルダーの内容を一覧するコマンド)などと入力してみましょう。コマンドとその結果がチャットのような吹き出しで表示されます。あたかもコンピューターとお話をしているかのようですね。こういうのを“対話型(インタラクティブ)”と言ったりもしますが、チャット風にするだけでずいぶん印象は変わるものですね。

起動直後の画面。下端の入力ボックスにコマンドを入力してみよう
コマンドとその結果がチャットのような吹き出しで表示

 とはいえ、このアプリはあくまでも簡易的なもの。カレントフォルダーの移動などは行えない(“1つのコマンドごとにcmd.exeを起動しているため”だそうです)ので、あまり高度なことはできませんが、コマンドラインツールを少しでも親しみやすいものにしたいなら、こうしたユーザーインターフェイスを組み込んでみるのも一興でしょう。このツール自体の改善にも期待したいです。